プレスリリース
東洋システム株式会社(代表取締役社長 庄司秀樹、以下、東洋システム)、日本カーソリューションズ株式会社(代表取締役社長 高島 俊史、以下、NCS)、東日本電信電話株式会社 福島支店(支店長 畠山 良平、以下、NTT東日本福島支店)の3社は、東洋システムが提供するEV車に搭載される駆動用バッテリーを迅速且つ正確に診断するサービスにより、新車EV及び中古車EVの市場流通活性化を通じたカーボンニュートラルの実現を目的に、EV駆動用バッテリー残存性能診断に関する実証実験を実施します。
1.実証実験の目的
カーボンニュートラルの実現に向けて注目が集まっている電動自動車(EV車)は、搭載されているEV駆動用バッテリー(以下、EVバッテリー)が劣化に伴い走行距離が短くなってしまう課題があります。一方、EVバッテリーは劣化度によって利用シーンを分けることや、リユースすることが可能なため、環境への配慮から注目度が高まっています。
こうした状況を踏まえ、EVバッテリーの劣化度を迅速且つ正確に判定する技術により、車両の運行記録からEVバッテリーの劣化度の影響を分析し、より長くEVを愛用できる走行・充電方法が提案できるように模索するとともに、中古車市場の活性化及びバッテリーリユースの広域化への貢献を目的とした実証実験を実施します。
2.実証実験の概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/98811/table/893_1_af5995218265cecd330dbe1d99b43960.jpg ]
3.実証実験 実施イメージ
<実験1.>
〜充放電評価システムを使ったEVバッテリー残存性能を評価する流れ〜
時間をかけて充電と放電を行い、使える/溜められるエネルギー(バッテリー容量)を精密に測定します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98811/893/98811-893-12abef98cd806ec8ef84ae6fe780df72-887x374.png ]
<実験2.>
〜BLDSを使ったEVバッテリー残存性能を評価する流れ〜
「急速充電」時のデータをスマートフォン経由でクラウドにデータ送信し、クラウドの独自演算で算出した「バッテリー残存性能の診断結果」を確認します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98811/893/98811-893-4c79953c3c8ae94a780cf57154718869-840x502.png ]
4.各社の役割
<東洋システム>
EVバッテリーの残存性能確認における評価試験並びにBLDS診断用のデータ取得と診断解析を実施。
<日本カーソリューションズ>
診断対象EV車の提供、及びEVバッテリー診断結果を踏まえた使用期間延長の可否や中古車EV価値の検討
<NTT東日本福島支店>
診断対象EV車の提供、及びEVバッテリー診断結果と運行記録を照らした、EV車用途、運行ルートの再検討並びに使用期間延長によるLife Cycle AssessmentでのCO2排出量削減の検証協力。
5.各社概要
<東洋システム>
会社名 : 東洋システム株式会社
代表者氏名 : 代表取締役 庄司 秀樹
所在地 : 福島県いわき市常磐西郷町銭田106番地の1
設立 : 1989年11月1日
ホームページ : https://toyo-system.co.jp/
<NCS>
会社名 : 日本カーソリューションズ株式会社
代表者氏名 : 代表取締役社長 高島 俊史
所在地 : 東京都千代田区外神田四丁目14番1号
設立 : 1987年2月20日
ホームページ : https://www.ncsol.co.jp/
<NTT東日本 福島支店>
会社名 : 東日本電信電話株式会社 福島支店
代表者氏名 : 支店長 畠山良平
所在地 : 福島県福島市山下町5-10
設立 : 1999年7月1日
ホームページ : https://www.ntt-east.co.jp/
6.今後に向けて
本実証の結果を踏まえ、他エリアのEV車も含めEVバッテリー劣化度を最小化する運行を展開し、CO2排出量削減を図ります。今後も、カーボンニュートラルの実現に向けた取組みを地域パートナー、NTTグループ一体となって進めてまいります。
プレスリリース提供:PR TIMES