プレスリリース
OPPフィルム製造大手Max Speciality Filmsの株式を追加取得、リサイクルに適したモノマテリアル材料のグローバル供給体制を拡大
凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、2017年にインドのOPP(二軸延伸ポリプロピレン)フィルム製造大手Max Speciality Films Limited(本社:インド・パンジャーブ州、CEO:Manohar Kumar、以下MSFL)の株式を49%取得し、持分法適用会社としています。このたび凸版印刷は、同社の株式を追加取得し、2022年2月1日に連結子会社化しました。
本件を皮切りに、凸版印刷はインドでのOPPフィルム事業に本格参入すると同時に、グローバル市場の幅広い顧客に対するモノマテリアル材料の供給体制を拡大、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
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■ 本買収の背景と目的
凸版印刷は、世界シェアNo.1の透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER(※1)」を軸に、日本を始めとするアジア地域や北米に生産拠点を置き、広くパッケージ事業を展開しています。2021年5月に発表した中期経営計画(2021年4月〜2023年3月)では、「Digital & Sustainable Transformation」をキーコンセプトとして掲げ、特にパッケージ事業分野においては「サステナブル需要の獲得」と「地産地消体制の確立」による「グローバル展開の加速」を重点項目と位置付けています。
一方、MSFLは、1990年に創業、インド北部パンジャーブ州に本社・製造拠点を置き、食品包装材向けを中心とするOPPフィルムの製造・販売を行っています。
凸版印刷は、2017年にMSFLの株式を49%取得以来、マイノリティ株主として事業に参画してきました。今回、同社の株式を90%まで追加取得し連結子会社化することで、成長市場の一つであるインドで、リサイクルに適したモノマテリアル包材としての活用が期待されるOPPフィルム事業を強化します。
インドを熟知するMSFLがグループに加わることで、凸版印刷は、13億人の巨大市場のニーズを適確にとらえることが可能となり、さらに、モノマテリアル材料のグローバル供給体制を拡充していくうえで、キーとなる場所にフィルム開発・製造の拠点を手に入れることとなります。
■ 期待されるシナジー
1. グローバルスケールでのサステナブル包材供給体制確立
MSFLの持つOPPフィルムの製造ノウハウと、凸版印刷の持つバリアフィルムを中心としたフィルム成膜技術の共有と相互の取り込みにより、グローバルスケールでのサステナブル包材供給体制の拡充を図ります。
2. 成長市場であるインド・パッケージ業界への本格参入
凸版印刷のパッケージ関連事業のネットワークにMSFLが加わることで、拡大するインド市場への本格的なアプローチが可能となります。今後、凸版印刷が開発するサステナブルパッケージの提供先として、インドでのパッケージ事業を強化します。
■ 対象企業の概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/875_1_39091d23c6326ddd4692f6922c9c3378.jpg ]
※1 GL BARRIER
凸版印刷が独自に開発した透明バリアフィルムの総称です。独自の蒸着加工技術による世界最高水準のバリア性能と用途に応じた豊富なラインアップを保有、透明バリアフィルムのトップブランドとして、国内だけでなく欧州、米州、アジアなど海外市場でも高い評価を得ています。 URL:https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/products/barrier_film/
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以 上
プレスリリース提供:PR TIMES