プレスリリース
2021年2月に発売された書籍『イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相』(扶桑社)はイスラム思想研究者・アラビア語通訳の飯山陽さんが、日本の学者・メディアによるイスラムについての「通説」をイスラム思想や歴史、実際にあった出来事から問い直しました。累計部数が3万2000部(電子版含む)を突破するなど、注目を集めました。
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その飯山さんによる最新刊『中東問題再考』(扶桑社)が4月28日(木)に発売されます。
「中東問題についての日本のメディアの報道と、それについての『専門家』と称される人々の解説は偏向しているだけでなく、ウソが多い」と飯山さんは言います。
本書では、飯山さんが従来の中東報道を分析し、検証。中東の実情を伝える内容となっています。
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日本は原油の約9割、天然ガスの約2割を中東地域から輸入しているなど、エネルギー面において深い関係にあります。飯山さんは「だからこそ私たちは、中東の本当の姿を知り、実態を解明して理解し、誰とどのように付き合っていくべきか熟慮する必要がある」と語ります。
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ロシアによるウクライナ侵攻が中東情勢に及ぼす影響とは
飯山さんは、「中東の一部には、暴力を行使した拡張路線を進める陣営がいる」と警鐘を鳴らします。
「彼らは自由や民主主義といった近代的価値観を否定し、全世界を異なる秩序によって支配しようと覇権を狙っています。そうした勢力はいずれもロシアと深い関係にあり、『力による現状変更』が国際社会によって追認されるようなことになれば、これらの勢力の暴走は加速し、ロシアに続けとばかりに武力攻撃、侵略行為を激化させるだろうことは想像に難くありません」(飯山さん)
このように、中東世界の現実を知るだけでなく、世界情勢との関連性についても理解を深めることができる一冊となっています。
著者プロフィール
飯山陽(いいやま・あかり)
1976(昭和51)年東京生まれ。イスラム思想研究者。アラビア語通訳。
上智大学文学部史学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野博士課程単位取得退学。博士(文学)。
著書に『イスラム教再考』(扶桑社)、『イスラム教の論理』(新潮社)、『イスラム2.0』(河出書房新社)、『エジプトの空の下』(晶文社)など。
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書誌情報
タイトル:『中東問題再考』
著者:飯山陽
発売:2022年4月28日(木)
定価:1,078円(本体980円+税)
判型:新書判
ISBN:978-4-594-09062-3
発売元:株式会社 扶桑社
購入リンク
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