プレスリリース
6月4日(土)14時開催 横浜市南公会堂
大佛次郎賞は、小説、戯曲、評論、ノンフィクション、歴史記述、ルポルタージュなど、形式のいかんを問わず、優れた散文作品に贈られる賞です。第48回大佛次郎賞は、選考委員全員一致でこの作品に決まりました。
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すべての著作が面白く希代の書き手と評されるノンフィクション作家堀川惠子氏。
広島に生まれ育ってた氏にとって、ヒロシマ/原爆は、氏のライフワークであり、この作品は、まさにそれらの集大成といえます。
昭和12年〜15年の間、宇品の陸軍船舶司令部で司令官を務めた田尻昌次は、この作品を貫く主人公と言える人物。作品には、ご遺族の協力により未公開だった田尻の自叙伝を軸に、田尻の生き様が見事に描かれています。
今回の講演で語られるであろう、戦時下の陸軍にあって苦悩しつつ自らの信念を貫いた田尻の姿には、誰しも心ゆすぶられるに違いありません。
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【堀川惠子氏からメッセージ】
陸軍中将の田尻昌次は、横浜育ちの元神中生。自由な気風に育まれ、一風変わった軍人になった。
陸軍最大の輸送基地・広島の宇品で、兵士や物資の輸送を担う船舶司令部を率い、「船舶の神」と呼ばれた。田尻は世界の最先端をいく緻密な海洋輸送体制を築きながらも、太平洋戦争開戦直前に陸軍を罷免される。その後、日本軍の兵站は壊滅、多くの兵隊を餓死させ敗戦を迎えた。組織のリーダーはなぜ罷免されたのか、運命の昭和15年に焦点を当てて考察する。
【堀川 惠子氏 プロフィール】
1969年広島県生まれ
報道記者、テレビディレクターを経てノンフィクション作家。『死刑の基準』で
講談社ノンフィクション賞、『原爆供養塔』で大宅壮一ノンフィクション賞、『狼の義〜新犬養木堂伝』で司馬遼太郎賞など。
【1】 開 催 日 時 2022年6月4日(土)14:00開演(13:30開場・15:40終了予定)
【2】 会 場 横浜市南公会堂(横浜市南区浦舟町2丁目33番地)
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【3】 チケット料金 800円(全席自由)
※ チケット提示で、大佛次郎記念館でテーマ展示「文士は必ずカメラを持て」(〜4/17)「実朝と桜子」(4/23〜8/21)を1回ご観覧いただけます。
※ 未就学の方のご入場はご遠慮ください。
【4】 チケット販売 チケットぴあ(Pコード:647769) 3/17(木)10:00〜6/3(金)23:59
大佛次郎記念館窓口 3/17(木)10:00〜6/3(金)16:00
吉野町市民プラザ窓口 3/17(木)10:00〜6/3(金)21:00
【5】 当 日 券 残席があった場合のみ、講演会場にて12:30より販売
【6】 主 催 大佛次郎記念館 / 朝日新聞社
【7】 後 援・協 力 横浜市南区(後援)、横浜市吉野町市民プラザ(協力)
プレスリリース提供:PR TIMES