• トップ
  • リリース
  • 第61回文藝賞 贈呈式を開催、2人同時受賞! 待川匙『光のそこで白くねむる』、松田いりの『ハイパーたいくつ』が受賞。

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4
  • 記事画像5

第61回文藝賞 贈呈式を開催、2人同時受賞! 待川匙『光のそこで白くねむる』、松田いりの『ハイパーたいくつ』が受賞。

(PR TIMES) 2024年11月20日(水)13時45分配信 PR TIMES

選考委員の町田康氏は「言葉だけの力でとんでもないところに到達した二作。これからさらにえげつないことをやってほしい。」と受賞者へエール。明治記念館にて開催。


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/824/12754-824-a4d323db1ca97278ad19d5c95abdbc82-3900x2590.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【写真】第61回文藝賞 2人の受賞者 左から待川匙氏、松田いりの氏(明治記念館にて)

第61回文藝賞贈呈式が、11月13日(水)明治記念館(東京都港区)にて開催され、賞を主催する河出書房新社代表取締役社長小野寺優より、受賞者へ正賞の記念品、副賞が贈られた。

本年度の応募総数は2111点。応募者の最年長は89歳、最年少は14歳。受賞作は待川匙「光のそこで白くねむる」、松田いりの「ハイパーたいくつ」の二作が選ばれた。
贈呈式には、報道陣のほか、多数の作家・出版関係者が訪れ、受賞者を祝った。

贈呈式では、選考委員を務めた小川哲氏、角田光代氏、町田康氏(村田沙耶香氏は都合により欠席)が登壇し講評を述べた。小川哲氏は「選考委員の間で評価が一致して、特にもめることもなくすんなり決定した。」、角田光代氏は「このお2人のデビューに関わることができて私は非常に幸せ。文芸の世界にとってもこの2人が登場したことは、幸福なことなのではないかと思う。」、町田康氏は「言葉だけの力でとんでもないところに到達した二作。これからさらにえげつないことをやってほしい。」と受賞者へエールを贈った。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/824/12754-824-a5edf3c38062528a8aa7ba8b72a11dc7-3900x2597.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
受賞のことばを述べる待川匙氏(明治記念館にて)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/824/12754-824-2b2f429b8308c349bfcecd96f2784438-3900x2597.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
受賞のことばを述べる松田いりの氏(明治記念館にて)

受賞者の待川匙氏は、作家・後藤明生氏の言葉をあげて「自分がなぜ小説を書くのか」を語り、「文学は人類にとって火のようなもの」と例え、多くの文学者や文学作品への敬愛が感じられるスピーチを行った。受賞作品の世界観とも相まって、文学に生きる作家が誕生した事実を来場者へ強く印象付けた。

続く受賞者の松田いりの氏は、受賞作を既に読んでいる来場者の熱い期待に応えるかのように、スピーチで会場の笑いを巻き起こした。最後に「現時点で私から皆様に向けた嘘のない唯一の言葉、これから面白い小説を書くために頑張りたい」と受賞の喜びを語った。

待川匙『光のそこで白くねむる』、松田いりの『ハイパーたいくつ』二作とも11月18日(月)に単行本として河出書房新社より発売。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/824/12754-824-0eea70c9777aae8f6fb1be822cafdbf4-1624x2384.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
待川匙『光のそこで白くねむる』 河出書房新社
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/824/12754-824-5dc8b795115596d38adea9aa4112fb82-1879x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
松田いりの『ハイパーたいくつ』 河出書房新社


■作品紹介
文藝賞受賞作 待川匙『光のそこで白くねむる』(11月18日、紙書籍版・電子書籍版同時発売)
十年ぶりに、坂と崖に囲まれた故郷の田舎町を訪れた「わたし」。墓地へと続く道を進むと、死んだはずの幼馴染「キイちゃん」の声が語りかけてくる。
行方不明の母、蒙昧な神のごとき父、汚言機械と化した祖母……不確かな記憶が流れ込み、平凡な田舎に呪われた異界が立ち上がる。静謐な戦慄が迸る、第61回文藝賞受賞作!
税込定価1,650円(本体価格1,500円)
ISBN9784309039381
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039381/

文藝賞受賞作 松田いりの『ハイパーたいくつ』(11月18日、紙書籍版・電子書籍版同時発売)
職場では1000倍の支払いミス。私生活では衣服の買いすぎでクレカ借金。62万円課金したジャケット姿は無様なペンギンに似ているから「ペンペン」呼ばわり。そんな日常がひたすら退屈。
鬱屈アンド窮屈な現実がついに崩壊するとき、壊れた私の壊れた言葉が、壊れた風景を呼び起こす。リリカル系日常破壊小説、爆誕!選考委員笑撃の第61回文藝賞受賞作!
税込定価1,650円(本体価格1,500円)
ISBN9784309039374
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039374/

■著者紹介
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/824/12754-824-8c02850a3b23c7bb5646aceec523ae7e-1378x2022.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
待川匙  撮影:川島小鳥

待川匙(まちかわ・さじ)
1993年、徳島県生まれ、滋賀県育ち。2024年、「光のそこで白くねむる」で第61回文藝賞を受賞。

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/824/12754-824-07019256ef06e848f688c4a36885b047-1500x2000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
松田いりの  撮影:竹之内祐幸

松田いりの(まつだ・いりの)
1991年、静岡県生まれ、東京都在住。2024年、「ハイパーたいくつ」で第61回文藝賞を受賞。


■「文藝賞」について
河出書房新社の季刊文芸誌「文藝」を母体とし、1962年から始まった文学の新人賞。これまで、第1回受賞の高橋和巳をはじめ、田中康夫、山田詠美、長野まゆみ、綿矢りさ、羽田圭介、山崎ナオコーラ、磯崎憲一郎、町屋良平、若竹千佐子、宇佐見りん、遠野遥など、文学シーンに常に新たな才能を送り込んできた。

■関連サイト
雑誌「文藝」公式サイト
https://www.kawade.co.jp/np/bungei.html



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る