プレスリリース

〜 農水産物の輸出拡大を通じて地域社会の持続的な発展に貢献します 〜


2022年12月21日
第22087号

■「集荷」→「輸出手続き」→「航空コンテナ積付け」を、成田市公設地方卸売市場内にてワンストップで完結。
■ 市場と空輸の連携で高速・高鮮度輸送を実現。収穫・水揚げ日の翌朝から海外での販売も可能に。

　JALおよびJALカーゴサービス（所在地：千葉県成田市、代表取締役社長 森本義規、以下「JCG」）は、JALグループ中期経営計画ローリングプラン2022で掲げている「品質管理やリードタイム短縮を可能にする生産体制の構築による高単価な貨物需要の取り込み」に向け、成田空港に隣接し千葉県成田市が運営する成田市公設地方卸売市場（以下「成田市場」）で、2023年2月1日（水）より生鮮航空貨物の取り扱いを開始します。
　JCGは、「成田市場」の高機能物流棟（総床面積：1,319平方メートル ）に入居し、国内では初めて「集荷」、「輸出手続き」、「航空コンテナ積付け」の一連のプロセスを温調機能を有した市場内にてワンストップで完結する物流サービスを新たに構築します。これにより収穫や水揚げ当日中での成田空港からの輸送機会が増え、市場と空輸の連携による高速・高鮮度輸送をお客さまに提供することで、農水産物の輸出拡大に寄与すると共に、地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。
＜ワンストップ物流での高速・高鮮度輸送の一例＞
[画像1: https://prtimes.jp/i/30684/766/resize/d30684-766-d32bebc8f1de2825e040-2.png ]

【輸出手続き】
輸出証明書の交付、動物・植物検疫、爆発物検査、輸出通関などの輸出手続きを市場内で完結する仕組みを構築。
【航空コンテナ積付け】
輸出手続きが完了後、成田市場内で航空機搭載用コンテナに積付け、成田空港にトラックで保税輸送し、航空機に搭載。国内で初めてのワンストップ物流により、高速・高鮮度輸送を実現。

■成田市場の概要
・「世界に日本の農水産物の美味しさと食文化を発信し、輸出拡大を通じて日本の農水産業の発展に貢献する」ことを基本理念に掲げ、2022年1月に成田市街地から移転、開場した公設の地方卸売市場（*1）
[画像2: https://prtimes.jp/i/30684/766/resize/d30684-766-6963e782cccb3aaded84-0.jpg ]

・消費者に対して安定的に生鮮食料品を供給する従来の卸売機能に加え、成田空港を活用した農水産物の輸出ビジネス集積拠点化を目指し、関係省庁との連携により煩雑な輸出手続きを市場内で完結する国内で初めての仕組みが実現。
・市場内には水産棟・青果棟に加え、全国の産地から集荷した農水産物の簡易加工（活き〆、パッキングなど）が可能な高機能物流棟、および3温度帯の冷蔵冷凍庫が整備されており、海外からの多様なニーズに対応することが可能。
（*1）　成田市公式HPから「卸売市場 新生成田市場の開場について」
https://www.city.narita.chiba.jp/business/page0139_00039.html

■施設概要
(1)所在地　：千葉県成田市天神峰80番地1　成田市公設地方卸売市場 高機能物流棟内
(2)営業開始：2023年2月1日（水）から （予定）
(3)営業時間：7：00〜21：00、年中無休 （予定）
(4)総床面積：1階A103区画　440平方メートル 、 2階A203区画　879平方メートル 、　総床面積1,319平方メートル
(5)営業内容：輸出入貨物取扱業務、保税貨物取扱業務（*2）、倉庫業務、手倉業務、運輸業務
[画像3: https://prtimes.jp/i/30684/766/resize/d30684-766-142f8335fbf168658f7f-1.png ]

(6)承認取得：AEO保税倉庫（特定保税承認者） （申請予定）
(7)登録取得：倉庫業 （現在、申請中）
(8)温調管理：閉鎖型・定温管理機器完備
（18℃〜30℃の範囲内で設定可能）
(9)冷蔵冷凍：市場内の施設を借用
　　　　（10℃〜0℃、-20℃〜-30℃、-60℃の3温度帯）
　（*2） 植物・動物検疫は、現在、輸出貨物のみ成田市場で対応可能


以上

プレスリリース提供：PR TIMES