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キヤノン株式会社

AI技術を活用しX線画像のノイズを従来処理比で最大50%低減 キヤノンのDRコントロールソフトウエア用画像処理技術を開発

(PR TIMES) 2022年03月23日(水)16時45分配信 PR TIMES

キヤノンは、DR(Digital Radiography)方式(※1)の医療用X線デジタル撮影装置「CXDI」シリーズ専用コントロールソフトウエア(※2)で使用可能な画像処理技術として“Intelligent NR”を開発しました(※3)。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13980/754/resize/d13980-754-a9d96d6687bbe0b17523-1.jpg ]



[画像2: https://prtimes.jp/i/13980/754/resize/d13980-754-a48af52d968ee26b5cea-0.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/13980/754/resize/d13980-754-863c8c87447e3cf27c94-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/13980/754/resize/d13980-754-2e275d0b1e292bf955a0-3.jpg ]


キヤノンは1998年にDR方式のX線デジタル撮影装置「CXDI」シリーズの販売を開始し、その高い操作性と高画質によりお客様の好評を得てきました。このたび、AI技術の一つであるディープラーニングを活用することで、これまで以上に粒状感の少ない画像生成を可能にする画像処理技術“Intelligent NR”を開発しました。本技術により、医療現場における質の高い診断への貢献を目指すとともに、将来的に少ないX線量での画像生成が可能になることを期待します。

■ キヤノン独自のAI技術により従来処理比で最大50%(※4)のノイズ低減を実現
キヤノンはこれまでも、X線デジタル撮影におけるX線量低減に関する検討とともに、画像のノイズ低減のための取り組みを行ってきました。キヤノンの従来のノイズ低減処理はルールベース方式を採用し、X線画像におけるノイズの特徴を基に構築された一定のルールに従ってノイズを低減しています。この方式ではノイズ処理性能に限界があり、撮影部位や条件によっては粒状感の改善を優先すると被写体の鮮鋭度が低下するなどの課題がありました。“Intelligent NR” はディープラーニングを活用したキヤノン独自のAI技術で構成され、キヤノンが長年にわたり蓄積してきた「CXDI」シリーズの臨床画像から厳選した約3,000点のX線画像を基に、さまざまな撮影部位におけるノイズの特徴を機械学習しています(※5)。これにより、従来のノイズ低減処理と比較し、必要な画像信号を維持しながら不要なノイズを効率的に除去することが可能になり、最大50%(※4)のノイズ低減を実現しています。

キヤノンは今後“Intelligent NR”を「CXDI」シリーズ専用のコントロールソフトウエアのオプション機能として、全世界で提供していきます。

※1 X線を蛍光体部分で可視光に変え、その光をイメージセンサーでデジタル画像化する方式。
※2 「CXDI」シリーズを用いて撮影した画像をPC等の端末に表示するためのソフトウエア(有償)。「CXDIコントロールソフトウエアV3.10」以上が“Intelligent NR”に対応。
※3 対象機種は「CXDI-710C Wireless」、「CXDI-810C Wireless」、「CXDI-410C Wireless」(いずれも2017年7月発売)。詳細は以下<Intelligent NRの対象製品について>をご参照ください。
※4 当社従来製品(CXDIコントロールソフトウエアV2.19.2)のノイズ低減処理アルゴリズム適用後のノイズ量と比較した場合。
※5 “Intelligent NR”はノイズ低減処理の設計段階でAI技術を用いており、本システム自体に自己学習機能は有していません。

<Intelligent NRの対象製品について>

[表: https://prtimes.jp/data/corp/13980/table/754_1_b0a4b7fce95695bdad57543ab20b69c5.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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