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キリンホールディングス株式会社

ICTを活用したSCMのDXを推進する「MJ(未来の需給をつくる)プロジェクト」第2弾として「製造計画作成アプリ」を7月より運用開始

(PR TIMES) 2023年07月04日(火)14時15分配信 PR TIMES

〜キリンビール×ブレインパッド共同プロジェクト〜

 キリンビール株式会社(社長 堀口英樹)は、株式会社ブレインパッド(社長 関口朋宏、以下ブレインパッド)と、ICTの活用によりキリンビールのSCM(Supply Chain Management)業務プロセスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる、3カ年にわたる「MJ(未来の需給をつくる)プロジェクト」を2022年10月より始動させました。本プロジェクトの取り組みの第1弾として昨年12月ブレインパッドと共同開発した「資材需給管理アプリ」を運用していましたが、この度第2弾として7月より「製造計画作成アプリ」の運用を開始します。
■「MJ(未来の需給をつくる)プロジェクト」について
<発足の背景・目的>
将来にわたってお客様へ商品を安定的にお届けし続けるためには、市場の変化に迅速に対応するとともに、より強固な供給体制の構築が必要です。そのため、当社は2021年4月に「SCM(Supply Chain Management)部」を新設し、需給業務における、安定供給とコストの最適化の実現を目標として掲げました。今回、データの活用を通じた業務プロセスの変革支援を得意とするブレインパッドと手を組み、需給業務におけるシステムの自動化範囲を従来より拡充することで、これまで従業員が手動で対応していた業務の効率化を図り、より安定的で持続可能な需給業務の実現を目指します。
「MJプロジェクト」は、商品の安定供給のための盤石な運営体制構築と当社従業員の働きがいの向上を目的として、「デジタルの力」と「人間の力」の両面で需給業務の抜本的な変革を実現します。


<今後の方針>
引き続き、当社とブレインパッドは2024年までに需給業務におけるDXを推進します。また、当社ではDXにより効率化された時間を使い、さらなる需給課題の解決に取り組み、お客様に当社商品を安定的にお届けするとともに、物流負荷や環境負荷軽減などの社会的価値を創出します。


■「製造計画作成アプリ」について
<概要>
製造計画作成業務は、直近1〜2週間先や数ヶ月先の製造計画を作成した上で、最終的には足元の出荷動向を踏まえた日々の製造数の調整・確定を行っていますが、今回の「製造計画作成アプリ」はその中の直近1〜2週間先の製造数量を算出するアプリです。
従来のシステムでは、担当者がデータ(直近の出荷実績と今後の需要予測、在庫数量など)を確認し、各自でエクセルなどを使い、手作業で製造数量を算出していました。算出時は、工場での製造要件や倉庫保管能力などのさまざまな制約条件を加味する必要があるため、非常に複雑で負荷が高く、業務経験のある担当者しか対応できない難易度の高い業務となっていました。今回のアプリでは、この複雑な製造数量算出工程を自動化するとともに、人間の目による最終チェックを効率的に行うためのアラート機能を実装することで、業務における属人性の解消と業務効率化の両立を実現します。


<導入による効果>
本アプリ導入により製造数量作成業務の標準化を実現するとともに、約70%の業務時間を削減し、年間1,000時間以上の時間創出を見込みます。また、今後は本アプリの開発で得た知見を活かし、数ヶ月先〜日々の調整に至る製造計画作成業務の全行程に対象を広げ、より大きな社会的価値・経済的価値の創出を目指します。


 キリングループではこれからもICTを活用したグループ全体のDXを加速させ、新たな価値を生み出し続けることで持続的な成長を目指します。


■「製造計画作成アプリ」イメージ
[画像: https://prtimes.jp/i/73077/719/resize/d73077-719-beac6f6ae72cec8cb91b-0.jpg ]


プレスリリース提供:PR TIMES

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