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キヤノン株式会社

キヤノンの映像制作機器「CINEMA EOS SYSTEM」が誕生10周年

(PR TIMES) 2021年11月04日(木)18時15分配信 PR TIMES

「CINEMA EOS SYSTEM」は、映画をはじめとする本格的な映像制作用のデジタルカメラ・レンズとして2011年に誕生しました。以降、現在に至るまで多くの映像制作者に支えられ、2021年11月に10周年を迎えました。
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2011年、映画制作市場ではフィルムを用いたアナログ方式とデジタル方式が混在する中、徐々にデジタル化が進み、スーパー35mm相当の大判センサーを搭載した、デジタルシネマカメラが主流となり始めていました。こうした背景のもと、キヤノンは創業以来培ってきた光学技術を中心とした映像技術を生かし、「CINEMA EOS SYSTEM」を立ち上げ、映像制作市場への本格的な参入を果たしました。

映像制作用のカメラやレンズの開発においては、その使い手である映像制作者の協力が欠かせません。キヤノンは、初号機であるデジタルシネマカメラ「EOS C300/EOS C300 PL」とシネマレンズ「CN-E14.5-60mm T2.6 L S/CN-E14.5-60mm T2.6 L SP」(4機種ともに2012年1月発売)の開発時から現在まで、映像制作者が求める撮影手法や映像表現といった現場の声に耳を傾け、デザインや設計、操作性などの商品開発に生かしてきました。

また、映像表現領域の拡大を目指し、技術や搭載するデバイスの進化も続けてきました。初号機「EOS C300」のCMOSセンサーは、35mmフィルム感覚に近い美しさを持つ映像の再現を実現し、2012年に米国テレビ芸術科学アカデミー(NATAS:The National Academy of Television Arts & Sciences)より、テクノロジー&エンジニアリングエミー(R)賞を受賞しました。さらに、シネマレンズ群においても4K対応などの高い光学性能を実現したことが市場から評価され、2017年にエミー(R)賞を受賞しました。

現在、「CINEMA EOS SYSTEM」は、映画やテレビ番組の制作など幅広い分野で活用されています。2018年、米国でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した作品「Free Solo」では、デジタルシネマカメラ「EOS C300 Mark II」(2015年9月発売)とシネマレンズ8機種が活用されました。また、2020年1月に行われた米国のサンダンス映画祭にて世界映画ドキュメンタリー特別審査員賞を受賞した作品「ACAS, MY HOME」では「EOS C300」と「EOS C100 Mark II」(2014年12月発売)を用いて撮影が行われています。

キヤノン 執行役員イメージソリューション第二事業部長の大川原裕人は、「10周年を迎えられたことを大変光栄に思います。ハリウッドで新規参入を表明し、現在まで事業を継続できたことは、映像制作業界に携わる皆さまからのご支援の賜物です。映像制作者が理想とする作品を実現するための一助となるべく、今後とも『CINEMA EOS SYSTEM』の開発に邁進していきます。」と感謝の意を述べています。

映像制作市場を取り巻く環境は常に変化し続けています。キヤノンは、今後も新しい技術を取り込みながら、多様化するニーズに応える製品を提供していきます。

<「CINEMA EOS SYSTEM」を活用する映像制作者のコメント>
■ 全米撮影監督協会 David Klein(デイビッド・クライン)氏
キヤノンのカメラとレンズは、私がシャッターを切ることができる年齢から私の手にありました。そして、キヤノンのシネマレンズはその個性、シャープネス、一貫性、信頼性などの特長が大変気に入り、10年近く使っています。「EOS-1D C」及びEOS C300シリーズの各機種は2013年以来、私の武器となっていますし、これらをはじめとした機材はすべて、私たちが日々撮りたいイメージを実現してくれています。「CINEMA EOS SYSTEM」誕生10周年、本当におめでとうございます。私たちは、この先の10年を楽しみにしています。

<「CINEMA EOS SYSTEM」のラインアップについて>
2011年に誕生した「CINEMA EOS SYSTEM」は、キーデバイスとなるCMOSセンサー、映像処理プラットフォーム、交換レンズを自社で開発・生産している強みを生かし、現在はデジタルシネマカメラ13機種(※)、シネマレンズ30機種(※)の幅広いラインアップを形成しています。また、デジタルシネマカメラには、シネマレンズに加え、レンズ交換式カメラ「EOS」シリーズの交換レンズである「RF/EFレンズ」も活用することができ、映像制作者の多彩な映像表現を支えています。

※ 2021年11月4日現在。シネマレンズは、マウントアダプター(EF-EOS R 0.71×)を除く。

[画像3: https://prtimes.jp/i/13980/715/resize/d13980-715-88b936878ee39b1d7cd5-2.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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