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CCC マーケティングカンパニー

CCCマーケティング総研、2021年9月の「産業動向レポート」「産業天気予報」を発表

(PR TIMES) 2021年11月11日(木)12時45分配信 PR TIMES

〜個食かシェアか〜

CCCマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:北村和彦)にて、7,000万人の思いを発信する研究所「CCCマーケティング総合研究所」(以下「CCCマーケティング総研」)は、2021年9月の「産業動向レポート」および「産業天気予報」( https://www.cccmk.co.jp/thinktanks/industry-08 )を発表いたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/983/701/resize/d983-701-e30cfc53695ae263aa4f-1.jpg ]

CCCマーケティング総研が発表する「産業動向レポート」および「産業天気予報」は、お買物レシートでTポイントが貯まる家計簿アプリ「レシーカ」をご利用のみなさまのレシートデータとCCCマーケティング総研の研究員による企業への調査を組み合わせ、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、外食、百貨店、ショッピングセンターの小売7業界における生活者動向と見通しを独自調査しております。


個食かシェアか

新型コロナウイルス感染者数は全国で急減し、流動は拡大基調にあります。食マーケットでは厳しい状況が続いた外食からは流動回復、利用時間帯の拡大に期待する声が大きくなっています。長く続いた時短営業の中、外食企業の多くはテイクアウト強化、デリバリー対応を拡大し、“中食化”を進めてきました。

中食市場は百貨店、スーパー、コンビニエンスストアと価格も異なる業態がひしめき、シェアの奪い合いを続けてきましたが、近年は全時間帯で幅広い商品提供を行っているコンビニエンスストアのシェア拡大が目立っていました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大がオフィスでのデスクフード需要を奪い、売り上げが急減、コンビニエンスストアの惣菜・弁当は一転して厳しい状況に追い込まれました。百貨店は利用客数の減少がデパ地下にも影響し、テナントも退店に追い込まれ、コロナ前とは異なる売り方、陣容となっています。家ナカ需要の増大により好調に推移しているスーパーマーケットは、内食需要の拡大が足下の中食需要を侵食し、近年、注力されてきた惣菜は売上が伸び悩む状況が続いてきました。

コロナ禍による中食需要の転換は各業態の動きを活発化させ、アプローチにも変化の兆しが見えてきています。ここ数年、マーケットの主役だったコンビニエンスストアでは個食対応が基本でしたが、コロナ禍でワンストップショッピングが拡大していることを受け、もう一品の買い増し、ストックにも対応する商品のラインナップが強化されています。また、主食系のアイテムも買い足し需要に対応する小ポーションの商品が増強されて、新たな需要獲得に成功しています。

中食市場へのアプローチを強化している外食では、居酒屋などを筆頭にシェアを前提とした商品が中心となっており、コンビニエンスストアとの差別化という点では機能していますが、一方で個食型の対応に遅れている面もあり、このコロナ禍に弁当型・個食型の商品投下が加速しました。シェアメニューも個食メニューもあるということでコンビニエンスストアとは異なる形で幅広い客層への対応が図られていますが、コンビニエンスストアやスーパーとは異なり、来店してからのオーダースタイルが利用者サイドには不便な面もあり、利用促進のため、事前予約などの対応も同時に進められています。

内食需要の拡大で好調なスーパーマーケットはこの間、中食の需要変化に対応するアクションはやや遅れていましたが、一部のチェーンがコンビニエンスストアの転換を見ながら、小ポーションメニューを投下する動きを見せ、また、他チェーンでは外食店のようなシェア対応に適したプレート販売などに取り組み始めるなど、新たな動きが出てきています。

生活者はあまりに長いコロナ禍の生活でやや内食疲れとも感じられる動きを見せています。感染者数が抑制されて今後は外食利用も急回復してくることが予想されますが、そうした動きの中で拡大を続けてきた中食市場については、生活者の利用変化に対応した商品構成がますます重要になってきそうです。


2021年9月の「産業天気予報」


[画像2: https://prtimes.jp/i/983/701/resize/d983-701-fac2e6c0643cfaad132f-0.jpg ]




CCCマーケティング総合研究所が発信している情報

●社会変容・生活様式などの変化を、生活者視点から捉えた意識調査
●7,000万人のデータをもとに、世代や地域の特性把握をした調査
●オンラインセミナーによる調査内容の発信
●小売7業界の生活者動向と見通しを月次発信する「産業動向レポート」「産業天気予報」


CCCマーケティング総合研究所の概要

名称:CCCマーケティング総合研究所(CCCマーケティング総研)
URL:https://www.cccmk.co.jp/thinktanks
設立:2020年7月21日
所長:新橋実
<プロフィール>
国内外のコンサルティング会社、シンクタンクに所属。デベロッパー・テーマパーク・ラグジュアリーブランド、百貨店、ホテル、レストラン、カフェ、ショッピングモール、電鉄、エネルギー、食品メーカーなど、川上から川下まで多様な領域のコンサルティングを担当。



プレスリリース提供:PR TIMES

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