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株式会社スター・チャンネル

卓越した脚本、恐ろしさある物語ながらも「希望は常にある」 家族ドラマ『2034 今そこにある未来』過激な英首相役演じたエマ・トンプソンらのインタビューコメント初公開!

(PR TIMES) 2022年01月27日(木)17時15分配信 PR TIMES


株式会社スター・チャンネル(東京都港区)が運営する「スターチャンネルEX」では、2019年から2034年までの15年間の社会情勢を、英国マンチェスターに住む、とある一般家庭の視点でブラックユーモアたっぷりに風刺した家族ドラマ『2034 今そこにある未来』(全6話)がついに独占配信中!(「BS10 スターチャンネル」でも放送中)!過激な展開も含め実際に起こりうると思わせる未来予測を交えつつ、社会情勢や政治がごく普通の市民にどんな影響を与えるかを辛辣に描き、米ワシントンポスト紙が「2019年最高傑作の1つ」と絶賛した一方、中国では放送禁止にもなった問題作。エマ・トンプソンが過激な発言を繰り返すトランプ前大統領を思わせる政治家をコミカルに演じている点も見どころ。クリエイターは『ドクター・フー』『IT‘S A SIN 哀しみの天使たち』を手がけた脚本家ラッセル・T・デイヴィス。 「現在」と恐ろしいほどリンクした未来予測SF、BBC&HBO共同製作の話題ドラマをお楽しみに!

[画像1: https://prtimes.jp/i/8010/674/resize/d8010-674-cc992466c40fc67637d6-2.jpg ]



この度は、過激な発言を繰り返す政治家ヴィヴィアン・ルック役を演じたエマ・トンプソンと、本作の脚本・製作総指揮を手がけたラッセル・T・デイヴィスの貴重なインタビューコメントが初公開となります!

[画像2: https://prtimes.jp/i/8010/674/resize/d8010-674-80943dce33ed358cffdc-1.jpg ]



まず、ラッセルが手がけた脚本を読んだ感想について、エマは「彼の描くAIとの暮らし方をはじめ、サイエンスフィクションを取り入れた日常の様々な描写も並外れていますね。ヴィヴィアンのヴィジョンが現実となっていく様子や物語の前半でライオンズ一家の人々が彼女をすごい人物だと思っている姿にとても恐ろしさと無情さを感じます。権力欲が強く、モラルが根本から欠落している人物をあろうことか良識と思いやりのある人物だと信じてしまうところなど。非常に恐ろしいですよ」とラッセルの描く物語に心を奪われたことを明かす。また、ヴィヴィアン・ルックという、扇動的な発言を繰り返しつつユーモアも感じさせるキャラクターについては、「できるだけ彼女を面白くて、自虐的で、魅力的に演じようと努めました。というのも人々がなぜ彼女に投票しようと思うのか、その理由が伝わるようにしたかったからです。直接面識のない人には同情や共感をするよりも嫌悪や差別をする方がずっと簡単。人々に恐怖を植え付けて嫌悪感を煽る方が楽なのです。私たちも現実でそういう事態を何度も何度も見てきていますよね」と痛烈に語る。視聴者へのメッセージとして、エマは「希望は常にある、ということですね。これは人間ドラマですし、いつだって暗い時代に陥ったらあとはもう良くなっていくだけ、そして良きものにしていくしかないですから。」と声をかけた。

[画像3: https://prtimes.jp/i/8010/674/resize/d8010-674-f1c8ffead0738ed9dfed-3.jpg ]



この企画を10年以上煮詰めていたというラッセルは、「この数年間で世界がかつてないほどの目まぐるしさとなり、過激さを増し、荒廃してきました。その昔、大半の人にとって政治といえば経済を意味していましたが、今では政治によって自分たちのアイデンティティが危機にさらされていると捉える人の数の方が増えてきました。ですから他の人が書く前に早く私がこれを書かなければ!と思ったのです。それで脚本に書いたことが現実になる前にできるだけ早く発信することにしたのです」と制作秘話を語った。

[画像4: https://prtimes.jp/i/8010/674/resize/d8010-674-242c01fb9ba8406e907f-7.jpg ]



ヴィヴィアン・ルックというキャラクターについて、ラッセルは「このストーリーの背景には政治の一大転換期とイギリスという国の特性が描かれている。大きなうねりが起こるときにはそれを巻き起こすリーダーの存在が不可欠であり、満を持して登場するのがミセス・ルックなのです!しかもそれをイギリスを代表する稀代の役者エマ・トンプソンが演じることになる」と強烈なインパクトを残すキャラクターについてコメント。最後に視聴者へのメッセージとして、ラッセルは「現実の世の中の方がずっと奇妙で、狂気じみていて、闇深いですよ。けれども私たちが予測する未来よりも、現実がより良いものであることを願っています」と語る。物語に生きる人々の姿がリアリティに溢れ、心に刺さること間違いなしな、現代にも通ずる近未来を描いた注目の家族ドラマをぜひ見届けてほしい。

[画像5: https://prtimes.jp/i/8010/674/resize/d8010-674-8b94e3b62526acbdd79e-5.jpg ]



<配信および放送情報> 海外ドラマ 『2034 今そこにある未来』 (全6話)
【配信】 「スターチャンネルEX」
<字幕版>配信中 ★第1話 無料配信期間★2月5日(土)まで
<吹替版>3月4日(金)より全話配信開始
[配信情報・詳細]
https://ex.star-ch.jp/special_drama/STufq

【放送】 BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】毎週水曜23:00 ほか(第1話再放送:2月2日(水)13:00〜ほか)
【STAR3 吹替版】毎週火曜22:00 ほか(第1話再放送:2月19日(土)10:00〜)
[放送情報・詳細]
https://www.star-ch.jp/drama/2034

[画像6: https://prtimes.jp/i/8010/674/resize/d8010-674-4cc264251be916b27a37-0.jpg ]



■エマ・トンプソン(ヴィヴィアン・ルック役) インタビューコメント全文

Q:ラッセル・T・デイヴィスの今回の脚本を読んだ感想をお聞かせください。

A:関係者たちがロンドンに集まってこの企画の打ち合わせをする前にデイヴィッドと会いましたが、すぐに彼に心を奪われました。とても魅力的な人であり、非凡な脚本家なのです。彼の才能はジョージ・オーウェルに匹敵すると思います。彼の描くAIとの暮らし方をはじめ、サイエンスフィクションを取り入れた日常の様々な描写も並外れていますね。

ヴィヴィアンのヴィジョンが現実となっていく様子や物語の前半でライオンズ一家の人々が彼女がすごい人物だと思っている姿にもとても恐ろしさと無情さを感じます。権力欲が強く、モラルが根本から欠落している人物をあろうことか良識と思いやりのある人物だと信じてしまうところなど、非常に恐ろしいですよ。

Q:ヴィヴィアンというキャラクターとドラマの役どころを教えてください。

A:ヴィヴィアンは自分の本音を語る人でその歯に衣着せぬ発言の数々で大きな支持を獲得していくのです。とても才気あふれるキャラクターなのですが、それがラッセルの執筆力のおかげでさらに生き生きと信憑性のあるものになっていますね。

Q:役者として本作に感じた魅力とは?

A:何より脚本が素晴らしかった。非常に卓越していて恐ろしさもあるものでした。最初は穏やかに徐々に幕が開いていきますが、突然として、恐ろしいことが次々と起こり始めるのです。そこに巻き込まれていく人々の様子と、(まるでアラジンの精霊のジーニーのように)いったん解き放たれた精霊を元に戻すことの難しさが描かれているのです。

Q:ヴィヴィアン・ルック役はどのように役作りされましたか? 実在する有名人からヒントを得ましたか?

A:役作りの準備は必要ありませんでした。何しろ目の前のあらゆることをそのまま活かすことができましたから。ヴィヴィアンの聡いところ、というかラッセルの描く彼女は、世のため人のためを熱心に考える、堅実でごく普通の働く女性に見えます。もちろん、本当の彼女はもっと腹黒く、権力欲の塊のような人物ですがね。

Q:ヴィヴィアンにはユーモアもありますが、これはあなたも取り入れたいと思った要素ですか?

A:もちろんです。できるだけ彼女を面白くて、自虐的で、魅力的に演じようと務めました。というのも、なぜ人々が彼女に投票しようと思うのか、その理由が伝わるようにしたかったからです。でも結局彼女はモンスターになりますけれどね。彼女に説得力があればあるほど、その反動も大きくなる。直接面識のない人には同情や共感をするよりも嫌悪や差別をするほうがずっと簡単なのです。人々に恐怖を植え付けて嫌悪感を煽るほうが楽なのですよ。私たちも現実でそういう事態を何度も何度も見てきていますよね。

Q:視聴者にはこのドラマを観て何を感じて欲しいですか?

A:希望は常にある、ということですね。これは人間ドラマですし、いつだって暗い時代に陥ったらあとはもう良くなっていくだけ、そしてより良きものにしていくしかないですから。このドラマを機に、今、私たちに必要な議論がより活発になっていくといいですね。

■ラッセル・T・デイヴィス(クリエーター、脚本、製作総指揮)インタビューコメント全文

Q:かれこれ10年以上、この脚本を書こうと考えていたそうですが、なぜ今このタイミングにしたのでしょう?

A:これは長い間、私が頭の中でずっと煮詰めていたアイデアでした。ところがこの数年間で世界のほうがかつてない目まぐるしさとなり、過激さを増し、荒廃してきました。政治も政治の横暴さも増大した時代になってしまったのです。その昔、大半の人にとって政治といえば経済を意味していましたが、今では政治によって自分たちのアイデンティティが危機にさらされていると捉える人の数のほうが増えてきました。ですから他の人が書く前に早く私がこれを書かなければ!と思ったのです。それで脚本に書いたことが現実になる前にできるだけ早く発信することにしたのです。

Q:とある一家を軸にこのストーリーを展開させていった意味の重要さを教えてください。

A:それはこのストーリーの中心となるテーマが「家族」だからです。突きつめればこれはTVドラマですから、視聴者はキャラクターや役者たちに共感したり、夢中になるのものです。彼らの恋愛、立ちはだかる問題を乗り越えていく親子関係、数十年来の友情といったものを観たいのですよ。このドラマの政治的な部分を話題にする視聴者もいるかもしれませんが、結局観たいのはそこに描かれる人々の姿なのです。

Q:このストーリーで未来を予測しようというワケではなく、今後15年間で我々の社会に起こりそうなお気に入りのアイデアを描いたそうですね。

A:ええ、私のお気に入りアイデアはwhatsappというカタチでもう現実になっていますからね。特にそれを使った家族の在り方です。まさに私の目の前で家族のありようを変えてくれましたね。私には21歳から29歳の年齢の姪と甥たちがいて、彼らのことはとても愛していますが、これまでは誕生日とクリスマスの年に2度メッセージを送るだけでした。ところが、家族グループのアカウントを開いてからは毎晩20〜30通のテキストのやり取りがあるのですよ。テクノロジーが私たちの距離をもっと身近にしてくれたのです。そんな家族の姿をライオンズ一家で描きました――常に家族同士で会話を交わしている彼らはとりわけ固い絆で結ばれているのです。彼らの姿をあえてドラマチックに描いているので、中には本当に衝撃的な会話も飛び出しますよ。

Q:本ドラマにはとても感動的なシーン、ユーモアが溢れるシーンもありますが、なぜそうした要素が大事なのでしょう?

A:私にはジョークを入れないで6行以上のセリフを書くことができないのですよ。私はそういう性格なんです。それは会話も同じで、どんな時でもついジョークを交えてしまう。私の母もそういう性格で、葬儀に出向いても、そこにいる人に「私、確かあなたのお葬式にも行ったはずだわ」などと言うくらい、常に冗談ばかり言う人でした。だからこれが私のスタイルなのです。さらに言えば、私はこのシリーズを温かみと希望のあるものにしたかった――ライオンズ家の身の上に色々と辛いことが起こりますが、それでも彼らは日々を営み、愛し合い、生き残っていく方法を探し出していくのです。

Q:視聴者はライオンズ一家をどう思うでしょう?

A:彼らを受け入れてもらえると嬉しいですね。この狂気じみた古い世界で共に歩む仲間を見つけたような気持になって欲しい。何しろ、このドラマはキャストがすべてですから。私は非常にラッキーでした。出演者のひとりだけでもBBCの一話完結のドラマができるほどの主演級のキャストでしたからね。それがこれだけ顔を揃えた最高のアンサンブルになるとは!信じられないような幸運でしたし、視聴者も彼らを愛さずにはいられないと思います。今までに類を見ないような家族譚なりました。

Q:本作に登場するヴィヴィアン・ルックの重要性を教えてください。

A:ストーリーはライオンズ一家にスポットを当てて進行していきますが、その背景には政治の一大転換期とイギリスという国の特性が描かれているのです。大きなうねりが起こる時にはそれを巻き起こすリーダーの存在が不可欠であり、そこに名前と顔と個性の可視化が必要です。そうして満を持して登場するのがミセス・ルックなのです!しかもそれをイギリスを代表する稀代の役者(エマ・トンプソン)が演じることになり、いよいよ満を持してヴィヴィアンの出番がやってきたというわけです。視聴者にも彼女も魅力にハマって欲しいですね。ヴィヴィアンは独自路線を突き進む危険なワイルドカードです。それでいて非常に聡明かつ、初めて登場した時よりもさらに聡明さに磨きをかけているんです。

Q:あなたが作り出したドラマの世界と我々の現実社会はどれほど似ていると思いますか?

A:誓って言いますが、現実の世の中のほうがずっと奇妙で、狂気じみていて、闇深いですよ。けれども私たちが予測する未来よりも、現実がより良いものであることを願っています。

Q:視聴者はこのドラマに何を感じて欲しいですか?

A:ここに登場するキャラクターや人々を見て欲しいですね。味のあるキャラクターたちの姿と共に、社会、政治問題、テクノロジーに対して一定の考察ができていることを願っています。それに幸運なことにあのアン・リードが一家の長として最高の役者陣を束ねてくれていることも見逃せないポイントですね。ぜひライオンズ一家と共に過ごしてみてください。

【脚本・製作総指揮】
ラッセル・T・デイヴィス(『ドクター・フー』、『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』)
【監督】
サイモン・セラン・ジョーンズ、リサ・マルケイ
【出演】
ロリー・キニア(『007』シリーズ)、エマ・トンプソン(『クルエラ』)、ジェシカ・ハインズ(『パディントン2』)、ラッセル・トーヴィー(『ドクター・フー』)、リディア・ウエスト(『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』) ほか

(C) Years and Years Limited 2019



プレスリリース提供:PR TIMES

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