プレスリリース
〜令和4年度鉱害環境情報交換会をオンライン形式にて開催〜
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、2022年10月12日(水)東京本部において、令和4年度鉱害環境情報交換会〜休廃止鉱山における鉱害防止対策の実例と最新の調査研究事例の紹介〜を開催しました。
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JOGMECは、鉱害防止事業実施者等を対象に鉱害防止対策に関する技術支援や情報提供等の業務を行っており、その一環として「鉱害環境情報交換会」を開催しています。
今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンライン形式により実施し、経済産業省、地方自治体、大学、資源開発関連会社、研究機関、コンサルティング会社、商社等より、160名の方にご参加いただきました。
SDGsやESGといった考え方が世の中に浸透し、資源開発分野や鉱害防止分野におけるSDGs、あるいはカーボンニュートラルに関する取り組みに対して、高い関心が寄せられています。資源開発と環境保全の両立の重要性に鑑みると、鉱山操業後に問題となる鉱害防止対策は、資源業界における最重要テーマの一つであると認識されています。
そこで、今年度の情報交換会は、「休廃止鉱山における鉱害防止対策の実例と最新の調査研究事例の紹介」というテーマで実施しました。経済産業省や大学関係者といった専門家をお招きし、SDGsの観点からは、微生物を活用した重金属や有害元素の除去に関する研究内容や、多くの関係者にご注目をいただいているパッシブトリートメントの導入促進に向けた取組みについて紹介しました。また、鉱害防止施策に関する最新の動向をはじめ、これまで多くの声が寄せられた休廃止鉱山における発生源対策の実例、さらにはJOGMECが経済産業省からの委託事業として実施した「グリーン・レメディエーション事業」に関する成果についても報告し、参加者からは多角的な視点による質問がなされるなど、高い関心が寄せられました。
本情報交換会は、例年、鉱害防止技術情報に関する講演会と鉱害防止関係施設等の見学会を実施していますが、新型コロナウイルス感染予防の観点に鑑み、今回もオンライン形式での開催となりました。
オンライン形式による会合への参加のしやすさについては高い評価が得られた一方で、鉱害防止事業関係者との交流・意見交換の場や、各事業現場での情報収集に関する機会の創出についても多くの意見が寄せられたことから、これらのニーズも踏まえた情報提供の在り方につき検討しつつ、今後も鉱害防止実施者を支援してまいります。
■鉱害防止支援(JOGMECウェブサイト)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/mp_control/
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プレスリリース提供:PR TIMES