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株式会社サンシャインシティ

水族館&いきものを深堀り!発見がいっぱい!いきものディスカバリー通信vol.12「水族館ではあまり見られない!? タチウオ」

(PR TIMES) 2022年06月20日(月)16時45分配信 PR TIMES

サンシャイン水族館では難しい飼育・展示に挑戦中!

※本リリースはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20220617-896436cac27e970e3bd815d558d122d7.pdf
[画像1: https://prtimes.jp/i/20364/643/resize/d20364-643-aa396e898d7b031aad5d-0.jpg ]

サンシャイン水族館(東京・池袋、館長:丸山克志)では、6月17日(金)より館内1階の「マンボウとの出会い*」水槽にて、期間限定でタチウオの展示をはじめました。
*タチウオ展示中、マンボウは展示しておりません。展示変更の可能性もあり。

タチウオは飼育が非常に難しく、水族館で展示されることが少ない魚です。
体長は1.5m前後になり、太刀(たち)を思わせる外見や頭を上にして立っているように泳ぐ姿から名前がつけられたとも言われています。
本通信では、そんなタチウオの生態や水族館に展示されるまでの採集から搬入までをご紹介いたします。


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/20364/table/643_1_bd8df531c97942cd894917f172314f3e.jpg ]




1.タチウオの生態

タチウオは水深10〜300mに生息。キラキラと銀色に輝く体や背びれがひらひらとしている様子は大変美しいです。是非、サンシャイン水族館で間近で観察してみてください。

[画像2: https://prtimes.jp/i/20364/643/resize/d20364-643-9669768b08ed9b1c04de-4.jpg ]



[表2: https://prtimes.jp/data/corp/20364/table/643_2_1cc2358003eb003c75684efd1ddae93b.jpg ]


[画像3: https://prtimes.jp/i/20364/643/resize/d20364-643-6f69d5b6239741aa0f5d-2.jpg ]



2.タチウオ展示のここが難しい


<飼育編>
タチウオは意外にも水族館で見かけることが少ないと思います。
その理由はズバリ飼育展示の難しさ!タチウオは…

・鱗がないため、体表が弱く、衰弱しやすい。
・他の魚との同居が難しい。(他の魚につつかれたりするため)
・餌付くまでが大変。なかなか食べないことも。試行錯誤して食べてもらえる方法を見出す。
・解明されていないことが多い。

以上のことから、タチウオの長期飼育にチャレンジしている水族館は少ないのです。

サンシャイン水族館では、2017年1月に約20年ぶりにタチウオの展示を実施。2020年12月(〜2021年4月)には、コロナ禍において“上を向いて”泳ぐタチウオの姿を見ていただくことで少しでも励みになればとの思いで展示にチャレンジしてきました。

過去のタチウオ展示期間中には、お客様から大変ご好評をいただき、今回も満を持して展示に至りました。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=Wuq5lptnqn0 ]



<採集編>
タチウオは、梅雨を除き年間を通して採集できますが、夏〜秋が比較的採集しやすくなっています。
日中は深い場所に生息しているため夜釣りによる採集が多く、夜にエサを狙って水深10m程まで上がってくるところで釣ることができます。
ちなみに、なぜ夏〜秋にかけてのタイミングで採集がしやすくなるのか(水深10mまで上がってくることが多いのか)について、理由は分かっていません。
[画像4: https://prtimes.jp/i/20364/643/resize/d20364-643-4d4ed4ebb2a59d7e1cfd-9.jpg ]



★サンシャイン水族館飼育スタッフによるタチウオ釣りは5〜7人で!
サンシャイン水族館でタチウオの採集を行う際は、5〜7人のチームで静岡・沼津や東京湾に向かいます。
タチウオを釣った後、針を外すまでを一連の作業で行うため、釣りを行う担当の他に、素早く針を外す担当を設けています。普段飼育業務を行っているスタッフ以外にも、イベント企画部門などの他部署からも釣り好きを募って採集に臨んでいます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/20364/643/resize/d20364-643-1dd66d1e2998c587daf8-7.jpg ]

★タチウオ釣りでのマストアイテムをご紹介
1.お手製 タチウオ用3Lビニダモ
サンシャイン水族館では生き物の取り上げなどで欠かせないアイテムであるビニール製の道具(通称:ビニダモ)を、タチウオの大きな体に合わせてBIGサイズに!
採集の際はこのビニダモを数多く準備して向かいます。

2.飛び出し防止のブルーシート
釣りあげたタチウオは、普通の魚よりも水槽から飛び出すリスクが高いため、大きなブルーシートを使ってしっかりとガード。


[画像6: https://prtimes.jp/i/20364/643/resize/d20364-643-a8014d71ff22e020a05c-10.jpg ]

★釣り上げた後はスピードが重要!個体を傷つけないため10秒の勝負
タチウオの体表のグアニンは手で触れると剥がれてしまうため、できるだけ個体に触れないように反し(かえし)を潰した針で釣り上げます。釣り上げる際の針のかかり方が重要。いかに傷つけずすばやく外せるか、スピード感(ものの10秒)が勝負になります。
[画像7: https://prtimes.jp/i/20364/643/resize/d20364-643-0ef44c60230b362de968-8.jpg ]

<輸送編>
釣り上げてからはいかに傷のない状態で展示までたどり着けるかが重要になります。
輸送中は、釣り上げた際に負った傷の炎症を防止・消毒するために薬剤を投入し薬浴をします。
また輸送車の水槽は車の揺れによる水の跳ね返りを防ぐためできるだけ水をいっぱいにし、車道は溝のないレーンや段差の少ない道を選び細心の注意を払って輸送します。
こうして沼津からだとサンシャイン水族館まで約2〜3時間を移動して採集が完了となります。

3.飼育担当スタッフコメント


[画像8: https://prtimes.jp/i/20364/643/resize/d20364-643-9c47f14598fcfdca5676-5.jpg ]

※本リリースはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20220617-896436cac27e970e3bd815d558d122d7.pdf

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■サンシャイン水族館 概要
所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
営業時間:9:30〜21:00 ※最終入場は終了1時間前 ※変更の場合あり
入場料:大人(高校生以上)2,400円、こども(小・中学生)1,200円、幼児(4才以上)700円
問合せ先:サンシャイン水族館 03-3989-3466 https://sunshinecity.jp
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※サンシャイン水族館ではお客様に安心してご来館いただくため、新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めております。ご来館の際には、ご理解とご協力をお願いいたします。詳しくはサンシャイン水族館 ウェブサイトをご確認ください。
https://sunshinecity.jp/aquarium/news/entry-14803.html
※画像はイメージです。



プレスリリース提供:PR TIMES

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