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株式会社INPEXのアラブ首長国連邦アブダビ首長国における石油等の探鉱事業の出資採択について

(PR TIMES) 2022年06月17日(金)19時15分配信 PR TIMES

 JOGMECは、株式会社INPEX(以下、「INPEX」)の子会社JODCO Exploration Limited(以下、「JODCO Exploration」)の実施する探鉱事業について、出資対象として採択しました。同社は、アラブ首長国連邦アブダビ首長国において2018年に開催された探鉱鉱区公開ラウンドに参加し、オペレーターとして単独で陸上の探鉱鉱区Onshore Block 4(以下、「本鉱区」)を落札しました。
 本鉱区には、既発見・未開発油層も含まれていますが、それらの評価作業に加えて、JODCO Explorationは、アブダビ国営石油会社(以下「ADNOC」)が実施中の三次元地震探鉱の結果の解釈により、試掘の対象となる有望な地下構造(プロスペクト)を摘出する予定です。JOGMECは、このようなプロスペクト摘出前の段階から探鉱出資制度を活用できるよう、2020年4月に、採択審査基準の明確化を行いました。これは、2020年3月30日に発表された経済産業省の「新国際資源戦略」を踏まえて導入した新たな取組です。本プロジェクトは、プロスペクト摘出前の採択審査基準を適用した初めての案件で、JOGMECは、JODCO Explorationが負担する探鉱事業費の50%を上限に出資を行う予定です。

 我が国が原油輸入の約30%を依存するアブダビ首長国との関係は、長年にわたり様々な分野において強化されてきました。JOGMECとADNOCの関係構築は1973年に始まり、同年、旧石油公団が主導するジャパン石油開発株式会社(現INPEX子会社)がアブダビ海上のウムシャイフ油田と下部ザクム油田の権益を取得しました。最近では、JODCO Onshore Limitedのアブダビ陸上油田権益の5%取得に際しても、JOGMECは資産買収出資による支援を行いました。また、本鉱区の落札に係る技術評価を行うにあたっては、過去に実施したJOGMECとINPEXの共同スタディの成果も参考にされています。さらに、JOGMECはアブダビのエネルギー部門における技術協力と人材育成も継続して実施しています。

 本プロジェクトは、アブダビ首長国における相当規模の新たな埋蔵量を発見することが期待されており、アブダビ首長国から日本への原油の安定供給とともに、アラブ首長国連邦と日本の二国間関係のさらなる強化にも寄与するものです。

■出資先会社の概要
名称:JODCO Exploration Limited
設立年月日:平成31年2月6日
Director:藤井 洋 氏
JOGMEC出資比率:今後JOGMECは対象事業費の50%を限度として出資予定(ただし、資本金の49%を限度とする)。

■鉱区名
アラブ首長国連邦アブダビ首長国Onshore Block 4

■権益保有比率
JODCO Exploration Limited(オペレーター):100%

■ 採択の内容
採択年月日:令和3年3月22日
採択理由:本事業については、(1)技術的事項、(2)経済的事項、(3)政策的事項、(4)事業実施関連事項等の観点から構成されるJOGMECの採択審査基準を満たすと判断されることから、出資対象事業として採択することとした。
なお、本件の採択に際しては、経済産業大臣と協議し、同意を得ている。

【参考:鉱区位置図】
[画像: https://prtimes.jp/i/12624/642/resize/d12624-642-7b1bbd65497e43a4926b-0.png ]

リリース本文はこちら↓
https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00030.html?mid=pr_220617

プレスリリース提供:PR TIMES

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