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株式会社ポプラ社

村上春樹の新訳で、世界で読み継がれる名著を復刊。戦争が起こってしまう「今」を生きるわたしたちへ託された、平和への願い。2023年6月14日発売予定。

(PR TIMES) 2023年05月16日(火)17時15分配信 PR TIMES

2023年6月14日に『世界で最後の花』(ジェームズ・サーバー著/村上春樹訳)をポプラ社より刊行します。https://www.amazon.co.jp/dp/4591178102

なぜ人間は戦争を繰り返すのか? 1939年、第二次世界大戦の開戦直前に、ニューヨーカー誌の編集者で小説、漫画、児童書分野でも活躍し、映画『LIFE!』の原作者としても知られるジェームズ・サーバーによって描かれた、今こそ読むべき1冊。フランス語版はアルベール・カミュが翻訳を務めた世界的ロングセラーを、村上春樹さんの新訳で復刊します。
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『世界で最後の花』(ジェームズ・サーバー著/村上春樹訳)
6月14日発売 https://www.amazon.co.jp/dp/4591178102

内容紹介


みなさんもごぞんじのように、第十二次世界大戦があり、
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町も、都市も、村も、地上からそっくり消えてしまいました。
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本も、絵画も、音楽も、地上からなくなりました。人間たちはなにをするでもなく、ただそのへんにぼんやり座りこんでいました。
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ある日、それまで花をいちども見たことのなかった若い娘が、たまたま世界に残った最後の花を目にしました。
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若い娘は、一人の若者と一緒に、世界に残った最後の花を育てはじめます。すると……


著者ジェームズ・サーバーがこめた「平和への願い」



第二次世界大戦開戦の直前に描かれたこの本の冒頭には、サーバーの娘・ローズマリーへ捧げる1文が掲載されています。
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サーバーが願った通り、ローズマリーが住んだ世界、そして、わたしたちが住む世界は「もっと善き場所」になっているでしょうか。この本に込められた平和への想いを、わたしたちはどのように受け止めることができるでしょうか。

なぜ人間は戦争を繰り返すのか?
わたしたちは戦争のない未来をつくることができるのか?

2022年2月にはロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まりました。「戦争」は決して他人事ではありません。
戦争が起こってしまう「今」を生きるわたしたちが、今こそ読むべき1冊です。
『世界で最後の花』が、あらためて戦争について考えるきっかけになることを願っています。

フランス語版はアルベール・カミュが翻訳を務めた世界的ロングセラーを、デザインを一新し、村上春樹さんの新訳で復刊します。

『世界で最後の花』(ジェームズ・サーバー著/村上春樹訳)
6月14日発売 https://www.amazon.co.jp/dp/4591178102
ニューヨーク・タイムズ紙も賞賛



「戦争に関する作品のなかで、最もシリアスで、最も皮肉とユーモアを感じる一冊である」
(ニューヨーク ・タイムズ紙)


村上春樹さんによる「訳者あとがき」も収録


世界では今でも、この現在も、残酷な血なまぐさい戦争が続いています。いっこうに収まる気配はありません。それはあとになったら、当事者の将軍たちでさえ「何のための戦争だったかもう思い出せない」ような戦争であるかもしれません。そんな中で「世界で最後の花」を守るために、多くの人が力を合わせています。この本も、そんなひとつの力になるといいのですが。 (「訳者あとがき」より抜粋)
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著者紹介



ジェームズ・サーバー(James Thurber)
1894年、オハイオ州コロンバスで生まれる。国務省の暗号部員を務めた後、雑誌『ニューヨーカー』の編集者・執筆者として活躍。イラストレーター、漫画家としても活動し、当時、最も人気のあるユーモリストの一人だった。代表作『ウォルター・ミティの秘密の生活』は、1947年に『虹を掴む男』として、2013年にはベン・スティラー主演の『LIFE!』として、2度にわたって映画化された。『世界で最後の花』(原題『The Last Flower』)は多くの国で翻訳され、フランス語版の翻訳はノーベル文学賞受賞者のアルベール・カミュが務めた。1961年、永眠。

村上春樹(むらかみ・はるき)
1949年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(講談社)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』(以上、講談社)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』(以上、新潮社)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)などがある。主な訳書に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)、『グレート・ギャツビー』(中央公論新社)、『ティファニーで朝食を』(新潮社)、『おおきな木』『はぐれくん、大きなマルにであう』『ジュマンジ』(以上、あすなろ書房)など多数。翻訳についての著書に、『翻訳夜話』『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』(以上、文藝春秋)、『村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事』(中央公論新社)、『本当の翻訳の話をしよう』(スイッチ・パブリッシング)がある。海外での文学賞受賞も多く、2006年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、スペイン芸術文学勲章、2011年カタルーニャ国際賞、2014年ヴェルト文学賞、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞、2022年チノ・デルドゥカ世界賞(フランス)を受賞。



プレスリリース提供:PR TIMES

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