プレスリリース
創造性と革新性を追求する世界最古のシャンパーニュメゾン「ルイナール」
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MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)の取扱いシャンパーニュ メゾン ルイナールは、毎年メゾンのテロワールやヴィジョンを世界的アーティストと共有し作品を完成させるコラボレーションプログラム「カルト・ブランシュ」を行っています。2023年の「カルト・ブランシュ」参画アーティストは、パリを拠点に活動するアーティスト、エヴァ・ジョスパンです。彼女は、作品づくりとシャンパーニュづくりの両方に通ずる、動作と時間の積み重ねの大切さを、カードボードや浮き彫り、ドローイング、刺繍など様々な手法で構成されたインスタレーションによって表現するユニークなアーティストです。
カルト・ブランシュとは
「カルト・ブランシュ」とは、思考や活動の完全な自由を意味します。1729年以来、ルイナールは芸術的な再解釈を通じて、その歴史を刻み、称えてきました。アートには人を変革させ、結びつけ、啓発する力があると確信するルイナールは、2008年以来毎年、その伝統を尊重し、選ばれたアーティストに「カルト・ブランシュ」プログラムへの参画を託しています。
本プログラムのもともとの出発点は、コラボレートするアーティストとルイナールとに共通する世界観、関心事、ヴィジョンにありました。エヴァとのコラボレーションに至った経緯は、彼女のクラフトマンシップに対する価値観と、時間という概念に導かれたことにあります。メゾン ルイナールの最高醸造責任者であるフレデリック・パナイオティスは、ブドウからアロマを抽出し、それを形にすることで、自分のイメージに忠実なワインに命を吹き込みます。彼女もまた、一見ありふれた素材に敬意を表しながら、歴史とノウハウを継承していくことを信条としています。両者にとって、時間はとても大切なものなのです。
エヴァは三度にわたりシャンパーニュ地方を訪れ、メゾンのブドウ畑、人々、歴史に触れ、2022年の収穫にも参加しました。シャンパーニュ地方で過ごした日々からインスピレーションを受けた彼女は、パリの工房で6カ月以上の時間をかけて、これまで培ってきた技術を駆使し、作品をつくり上げました。
エヴァ・ジョスパン(Eva Jospin)
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1975年パリ生まれ。パリ国立高等美術学校で古典絵画を学び、細部を観察し捉える目を養う。2002年に卒業以降、大きなカードボード(厚紙・段ボール)を積極的に活用。カードボードを丹念に彫刻し、どんどん巨大な森を創造していくスタイルを確立する。これらの森は、自然との絆の強さの象徴であり、また、時につれ変化していく脆さを表している。
2016年、ルーヴル美術館のクール・カレで開催されたインスタレーション《パノラマ》はセンセーションを巻き起こす。彫刻と建築を融合させたこの作品は、来場者を夢の世界へと誘った。翌年、ローマ市内ヴィラ・メディチの在ローマ・フランス・アカデミーに滞在したことをきっかけに、墨を使った表現を開始。また洞窟、妖精、ブドウ畑などさまざまな形を追求しながら、ブロンズや銅線などの金属素材や、刺繍などの新しい技法も取り入れた作品を制作している。ジヴェルニー美術館やフランス国立自然史博物館などで展覧会を開催するほか、エメリージュ・グループやクリスチャン・ディオールなど、世界の名だたるブランドからオファーを受け活動する。
「カルト・ブランシュ」のために製作された作品群
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■ カルモンテル
画家であり製図家でもあったルイ カロジス カルモンテル(1717-1806)からその名がついたこの作品は、2本のスプールの間にロール紙を張って仕上げました。もともとは登場人物が暮らす田園風景を描いた逆光の絵が飾られていました。この風景は、小さな巻き上げ機を使って展開されたものです。その原理を応用して、ルイナールの史跡とモンターニュ ド ランスを想起させるパノラマを創り出しました。カルモンテルは「カルト・ブランシュ」を完結させる統一された作品であり、亜の洞窟からブドウ畑や近隣の森まで、彼女が訪れたさまざまな場所を想起させます。
■ シェドーヴル
カードボード製の「プティシェドーヴル」(小さな傑作)を制作。この名前は、過去と現代の職人の傑作にちなんでいます。このシリーズは、シャンパーニュのテロワールをミニチュア化したような作品とし、来場者を目で見て歩かせ、ある世界から別の世界へと誘います。2つのレベルで構成された彫刻は、自然の風景とルイナールの亜の地下セラーを想起させる建築物が並べられています。
■ ハイレリーフ
エヴァの作品に繰り返し登場するテーマが「森」です。ここでは、ルイナールが生物多様性を促進するための意欲的なプロジェクトを実施したタイシーヴィンヤードに隣接する木々に囲まれて、その世界に入り込むことができます。このカードボード製のハイレリーフは、保護とも恐怖ともとれる自然の両義性、想像力をかき立てる通過点と対立の場も表現しています。
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■ 刺繍
2021年7月、ディオールオートクチュールショーのためにシルクの室内装飾を制作して以来、エヴァの作品に刺繍はかせないものとなっています。風景として制作された、2023年の「カルト・ブランシュ」のための彼女の刺繍は、細いシルクので作られています。
■ 絵
森のモニュメントを表現したカードボード彫刻が有名な彼女ですが、墨絵も彼女の作品において重要な役割を担っています。単なる下絵ではなく、それ自体が芸術作品です。今回の「カルト・ブランシュ」では、浮き彫り地図や地図製作に着想を得て、キャンバスにレリーフ状の絵を描いたシリーズを制作しました。
エヴァ・ジョスパンの「カルト・ブランシュ」の核
地下の世界に魅力を感じていたエヴァは、ルイナールの亜質のセラー「クレイエル」を訪れ、深く感銘を受けます。根、深さ、地層に魅了された彼女は、上下をつなぐ感覚や彫刻に興味を持ち、それが彼女の「カルト・ブランシュ」の核となっています。
彼女の作品は、古典的なストーリー性に頼ることなく、テロワールとそのノウハウを呼び起こす、自由な放浪の旅としてデザインされています。そして彼女は、土地の多孔性、土壌、根、空、ワイン醸造やそれらの複雑なつながりからインスピレーションを得て、全てをつなぐ架け橋をつくりました。ひとつひとつが複数のストーリーとなり、全てが絡み合って1本のルイナールのボトルへとつながっていくのです。
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手間と時間は、エヴァの芸術的解釈における重要なテーマでもあります。ランス山脈にある長い歴史を持つメゾンのテロワールは、彼女にとっては地質学的・時間的にあらゆる層で構成された風景です。シャンパーニュづくりのように、何世紀にもわたって繰り返される工程を受け継ぐという概念は、反復と変化が常に複雑なプロセスに組み込まれていて、彼女のアーティストとしての仕事と重なります。忍耐強くあること、同じ動作を繰り返すこと、そして、それぞれの作品にある神秘性は、発酵と独自のノウハウによるシャンパン作りと共鳴しています。
ルイナール 最高醸造責任者 フレデリック・パナイオティス(Fr.d.ric Pana.otis, Chef de Caves)
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幼少の頃より、祖が所有する小さなブドウ畑で多くの時間を過ごし、ブドウを味わいながら育った。インスティトュート・ナショナル・アグロノミク・パリ・グリニヨン(Institut National Agronomique Paris-Grignon)でブドウ栽培学と醸造学を修めた後、1988年にエコール・スペリウール・オノロジー・ド・モンペリエ(Ecole Sup.rieure dOenologie de Montpellier)を卒業。1991年にシャンパーニュ地方に戻り、シャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会会(Comit.Interprofessionnel du vin de Champagne)に勤務した後、ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社を経て、2007年に最高醸造責任者としてルイナールに入社。ノン・ヴィンテージのルイナール ブラン・ド・ブラン、ルイナール ロゼから、プレステージ・キュヴェのドン・ルイナール、ドン・ ルイナール ロゼのブレンディング等を担当。また彼は折々、世界の主要マーケットを訪問し、ルイナールのコミュニケーション活動においても重要な役割を果たしている。
ルイナールについて
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1729年創設以来「シャンパーニュの宝石」と謳われる世界最古のシャンパーニュメゾン。コート・デ・ブランと
モンターニュ・ド・ランスで収穫された最高品質のブドウを巧みに選定し「清らかさ」「繊細さ」「上品さ」を
追求した、その繊細でフレッシュ、丸みのある豊かな味わいを引き出して高度な技術を有するシャンパーニュ
作りのエキスパートであることから「シャルドネ ハウス」として、その地位を確立してきました。熟成には、
1 9 3 1年フランス歴史的建造物として指定された、ガリアローマ時代の亜質の石切り場跡「クレイエル」を使用。熟成に理想とされる一定の温度と、適度な湿度を保つ環境下で繊細、且つ清らか、上品なルイナールスタイル「シャルドネの芸術」を完成させます。
公式ウェブサイト: https://www.mhdkk.com/brands/ruinart/
プレスリリース提供:PR TIMES