プレスリリース
未来への実験場「TAKANAWA GATEWAY CITY」〜100年先の心豊かなくらしに向けて多様なパートナーとつくりあげる環境先導のまちづくり〜
[表: https://prtimes.jp/data/corp/17557/table/609_1_39db6fbb8e7c2a820860c69261fda45b.jpg ]
1 街名称の決定
(1) 街名称
TAKANAWA GATEWAY CITY
「高輪」の地の歴史を継承しつつ、人、自然、テクノロジーを繋ぎ、世界で最も生命の力が溢れ共創し続ける国際交流拠点「Global Gateway」として、100年先の心豊かなくらしのため、実験を続けていきます。
従来の発想にとらわれない魅力溢れる国際交流拠点「高輪」を世界の「TAKANAWA」にするため、アルファベット表記を用いるとともに、駅名称を冠することで、エキマチ一体開発であることを表現しました。
(2) ロゴマーク
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江戸の「玄関口」であった「高輪」が、日本全国・世界を繋げて生まれる新たなイノベーションによって、100年先の心豊かな未来へと繋がる「GATEWAY」となることを、「高輪」のはじまりの文字「高」を「GATE」の形状に見立てることで表現しました。
※TAKANAWA GATEWAY CITYロゴマークは商標登録出願中です。
2 エキマチ一体の53 Playable Park
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(1) コンセプト
東海道五十三次に着想を得て、都内最大級約4haのパブリックレルム※1のコンセプトを「53 Playable Park」としました。南北約1km以上にわたって、駅や広場からなる遊び場(Park)が誕生します。
(2) 地域に根差した約2.7haのグリーン
約2.7haの在来種を基調とした緑に彩られるパノラミックな景観を形成します。周辺の水系、地形、植生を取り込み、日本の四季の豊かさが感じられるとともに、地域の方々と環境保全に取り組む舞台となります。
(3) 代表的なPark
1.高輪ゲートウェイ駅
新たに南改札が設置され、新改札周辺には複数の店舗が開業します。駅が公園のような多様な遊びや憩いの場になるとともに、エキマチ一体の運用により、駅と街が連動したイベント等を開催します。
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2.ビオトープ
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在来種を中心に多様な水生植物を取り入れ、生物多様性に寄与する水辺空間を住宅棟に隣接した広場に整備します。環境保全をテーマとして、住民・来街者参加型のプログラムを実施します。
3.ボタニカル・ルーフトップ
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複合棟INorth 28〜29階に、地上100m以上の高層建築物では世界で類を見ない、本物の植物を圧巻の規模で展開する約2000坪のボタニカル・ルーフトップ空間が誕生します。
2つの半屋外のパブリックガーデン、一軒家風のレストラン・カフェ等のショップ展開、イベント開催、品川駅周辺の展望も楽しめる複合用途で、幅広いお客さまをお迎えします。
(4) 高輪築堤の継承
特徴的な風景である第7橋梁部や、公園部の築堤を現地で保存し、見学できるようにするほか、かつての築堤ライン上は、現地で発掘された築石を活用した外構計画とし、歴史を感じる空間を創出します。
※1 パブリックレルム(Public Realm)
公共的領域。所有関係にかかわらず、広く不特定多数の人々が利用し、認知する空間領域。「空間」づくりの先にある「場所」づくりを強調する欧米諸国の先進的都市デザインを特徴づけるキーワード。
3 100年先の心豊かなくらしのための実験場
多様なパートナーとともに、街全体をサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)が融合する実験場として構築し、Society5.0の実現を目指します。「ゼロカーボン・サステナブルへの挑戦」「自律分散型社会の実現」「次世代モビリティの実装」を重点テーマとして、地球規模の課題解決に取り組みます。
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(1) ビジネス・文化を生み出し続ける街の取り組み
1.インキュベーション施設(複合棟INorth 6〜7階)
企業の新規事業部門等が中心となり、産官学連携のオープンイノベーションで生活者視点の「心の豊かさ」につながるサービスを創出します。街全体を活用した実証サイクルにより、早期の社会実装をサポートします。
2.環境生命科学ラボ(仮称)(複合棟INorth 6階)
スタートアップや大学、街の入居企業やパートナー企業を繋げ、ディープテック※2を活用したサービス開発に必要な機器等を備えることで、主に環境・食・ヘルスケア分野の社会課題解決に取り組みます。
3.3D都市モデルを活用したエリアマネジメント
国土交通省の「Project PLATEAU」※3に参画し、街のコンテンツを繋ぎ合わせたストーリーを3D都市モデル空間上で共創・発信する地域住民とのエリアマネジメント活動を通じて、まちづくりのDXの推進に取り組みます。
(2) 街の共創パートナー・KDDI株式会社とつくりあげる実験場
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2020年12月に分散型まちづくり「空間自在プロジェクト」に向けた基本合意書を締結したKDDI株式会社を、複合棟INorthオフィスのメインテナントに迎えます。
街の設備が持つデータを収集・分析するデータ基盤である「都市OS」の整備や、街から取得したデータを元にした仮想空間の中でのシミュレーションを可能にする「デジタルツイン」の導入により、多様なデータを掛け合わせたサービス創出や事業検証が可能になる実験場をともに創造します。
※2 特定の自然科学分野での研究を通じて得られた科学的な発見に基づく技術であり、事業化・社会実装を実現できれば、経済社会課題の解決など社会にインパクトを与えられるような潜在力のある技術のこと。
※3 スマートシティをはじめとしたまちづくりのDXに向けた取り組みを進めるため、基盤となる3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化を推進するプロジェクト。
4 ゼロカーボンでサステナブルな環境先導まちづくり
(1) CO2排出量「実質ゼロ」を実現する街の環境エネルギー施策
JR東日本グループが取り組む環境長期目標「ゼロカーボン・チャレンジ2050」の先導プロジェクトとして、省エネ・創エネ・エネルギーマネジメントの仕組みを実装するとともに、再生可能エネルギー証書の活用により、使用する電力を実質再生可能エネルギー由来とし、CO2排出量「実質ゼロ」を実現します。
また、エネルギー多様化の観点から、モビリティや燃料電池等の水素利活用の取り組みを推進します。
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1.エネルギーマネジメント
複合棟II地下の地域冷暖房施設に、国内最大級の蓄熱槽を導入することで、効率の高いエネルギー供給を実現するとともに、災害時に蓄熱槽の水を非常用水(一時滞在施設等のトイレ用水や消防用水など)として使用することができます。また、建物内エリアをゾーン別に細分化して空調設備を運転制御する「デマンドレスポンス・ゾーン別空調管理システム」※4により、街全体で高度かつ最適なエネルギー利用を実現します。
2.水素利活用
モビリティや燃料電池のほか、将来的には街の基幹インフラにも利用することを視野に入れて、水素利活用に取り組みます。
また、物流において、街への荷物輸送に、FC(燃料電池)トラックなどを導入します。
【参考】次世代型物流プラットフォームの構築
街への物流は、外部デポ(小型物流拠点)で荷物を集約し、まとめて配送する「集約型館内キャリー」を導入します。街へ流入する車両の削減により、近隣エリアの交通渋滞の緩和にも貢献します。
(2) サーキュラーエコノミーの実現
廃棄される製品や原材料などを「資源」として利活用するサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを進めます。
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1.東日本エリア初のビルイン型バイオガス設備
街の商業施設の飲食店等から出る食品残渣を資源として再利用し、ゴミの減量に取り組むとともに、生成されたガスを燃料としてバイオガスボイラーに使用し、発生する熱を給湯に活用します。
2.CCU(「二酸化炭素回収・有効利用」)技術の活用
街から排出されたCO2を回収し、街のくらしの中での有効利用を検討します。
※4 株式会社えきまちエナジークリエイトと東京ガス株式会社が共同で発明し、 2022年8月特許登録済。
※ 本ニュースリリースの画像は全てイメージです。今後変更となる場合があります。
【参考】
<「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちづくり 概要>
江戸の玄関口としての役割を担った歴史的背景および国内初の鉄道が走った地におけるイノベーションの記憶を継承し、開発コンセプトに「Global Gateway」を掲げ、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として新たなビジネス・文化が生まれ続ける街を目指しています。
複合棟Iおよび高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末(2025年3月)に開業し、その他の棟(複合棟II・文化創造棟・住宅棟)および各棟周辺エリアを2025年度中に開業します。
公式ウェブサイト(https://www.takanawagateway-city.com)
[画像10: https://prtimes.jp/i/17557/609/resize/d17557-609-d3cdc1fe6ac104f22229-9.png ]
プレスリリース提供:PR TIMES