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【高島屋史料館】―見るもの、見えるもの、見えないものを描く―特別展 新収蔵記念「全身画家 高波壮太郎」

(PR TIMES) 2023年11月10日(金)16時15分配信 PR TIMES

2024年1月11日(木)から高島屋史料館(大阪)で開催

孤高の画家 高波壮太郎、50年余の画業をたどる初の回顧展 全44作品展示
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-af5c80fbdc8e765a1f01086bd762fffc-1057x1451.jpg ]

「絵を描くことは、生きること」と断言する画家 高波壮太郎(1949― )。1990(平成2)年に高島屋大阪店で開催した初個展以来、高島屋各店の美術画廊で個展を重ね、その回数は延べ100回を超えています。自らのほとばしる感情に突き動かされ、納得がいくまで絵の具を塗り重ねる(時にはチューブから直に絞り出す)、命懸けともいえる激烈なマチエール(仏語matiere…絵肌)の作品は、見る者を圧倒します。全身全霊を注ぎ込み、次々と作品を生み出すそのさまを「全身画家」とも形容される高波。どの団体にも属さない孤高の画家は、近年、活躍の場を海外にも広げています。このたび、高島屋史料館へ寄贈された大作の数々と共に、美大生時代の作品から近作まで、50年余りの画業をたどる特別展を開催いたします。当館では初めてとなる、現存作家の作品のみで構成する展覧会です。生と死を見つめ続け、油彩画、手彩色木版画、立体、コラージュ・・・様々な手法で、見るもの、見えるもの、そして見えないものまでをも描く、全身画家 高波壮太郎の魂の芸術をどうぞご堪能ください。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-8e158365fa4043f53c0fafe2b75d737a-746x530.jpg ]


高波壮太郎 略歴
1949年 東京に生まれる
1973年 多摩美術大学油彩科卒業。在学中に中本達也氏に師事
1986年 版画集『Nature』(フランセーズコレクション)を東京、パリで同時刊行
1988年 清水凡亭氏と「絵のある俳句展」を高島屋京都店にて開催
1990年 高島屋大阪店で個展開催。以降、高島屋各店で個展を重ねる
2002年 パリの吉井画廊で個展開催。吉井画廊(銀座)、ギャラリー・ラ・リューシュ(麻布)にて帰国展同時開催
2004年 RMN(フランス国立美術館連合)より『猿俳句12選』出版、その原画展をギャラリー・ラ・リューシュで開催
2010年 『THE BEGINNING OF SPACE〈神々の開闢〉』(笹川平和財団)、中東へ向けて刊行
横綱白鵬関の化粧まわし下絵制作
2019年 LAアートショー、スコープマイアミパーゼルへ出展。以降、海外のアートフェアへ出展を重ねる
2021年 高島屋史料館へ作品寄贈。ARTIFACT(N.Y.)で個展開催

展示内容
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-3bdaea219419a10682fcad344a90c72e-1385x988.jpg ]

   《エジプト》 1975年 カンヴァス・油彩 30P  作家蔵   26歳
 ―美大卒業後、学友と行ったエジプトの旅はとてもつらかったので、強く残った記憶の作品です。―高波壮太郎
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-3e70cc977b6f5d0c8d65a361592bb9fb-547x1111.jpg ]

    










   自画像《全然ちがうよ》1977年
   板・油彩 59.3×29.2cm 作家蔵 28歳


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-265d06b8fe0c4e0f2aaa042312c5786f-705x1122.jpg ]





自画像《嘘をついた日》1978年
カンヴァス・油彩
68.3×43.0cm 作家蔵



―28から35歳くらいまでは人生で一番つらかった頃。つらい時は 
自分の顔に興味がある。ゴッホやレンブラントもそうだよね。
  自画像はいっぱい描いた。―


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-6178cafcf13f80768145e01c0fad261e-1282x1270.jpg ]

  
《烏》 1987年 ブロンズ粘土 24.0×27.0×15.0cm
 高島屋史料館蔵   38歳
 
―烏が好き。横浜高島屋の屋上(ジョイナスの森彫刻公園)にある柳原義達
(彫刻家)の作品に影響されて作った。―




[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-3c8ea84054ecef343b30824b2c2351f5-1171x488.jpg ]

 《宇宙の法則〈Jungle/太陽/月/雨〉》2003年
  手彩色木版、木板彫刻・着彩 212.5×520.0cm 高島屋史料館蔵 54歳
  ―これは油絵では表現できない。動物は人間、太陽と月と水(雨)、
   宇宙の必要不可欠なものを描いた。 屏風も自分で彫り、色も塗ってね。―                                                     

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[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-619931c03680248bcffada10f6bcd72e-1653x1102.jpg ]

《ツユクサ》 2008年 カンヴァス・油彩 91.0×72.7cm
 作家蔵  59歳                  
―道端の側溝の下にびっしりと生い茂っているツユクサを見て、
 ああ、自分もこのツユクサのように逞しく、
 人の見えないところでもこうやって生きていかなきゃと思った。―



[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-5260273036a3a6583cb9051368c400db-926x749.jpg ]

[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-20af6082e964f9468c6b6bb9902a2993-1378x919.jpg ]

《ツユクサ》 2008年 カンヴァス・油彩 91.0×72.7cm
 作家蔵 59歳
―ツユクサの花の色の青色だけをやった。― 
※絵の具のチューブから直接画面に打ち込んでいる。
ツユクサを突き詰めた描法という。



[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-421e5cfa3b5993126145ac410106ad85-1784x447.jpg ]

《威風堂々》 2016年 カンヴァス・油彩 91.0×363.5cm   高島屋史料館蔵                    67歳
―静岡県駿河湾の三保の松。自分の中にいつも生と死が混合しているから、どちらかのものに惹かれる。
松は横に広がってすごく生きている力が強いと思った。それに惹かれて描いた。―:


[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-b5a3c0b3eb988e5b762a668488ce828a-1786x446.jpg ]

《その時にしか流れていない時間》 2016〜2019年 カンヴァス・油彩 91.0×363.5cm 高島屋史料館蔵 67〜69歳
―青春の記憶。この頃は誰とでも友達になれた。絵画教室でアルバイトをしていた時、一人の女の子がシロツメクサをいっぱいつんで来て「これあげる」と僕にくれた。とても美しい青春の思い出だ。―



[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-c7bc9688ebc1caeb646caf88508d167a-993x1265.jpg ]

《恋》 2018年 カンヴァス・油彩 10P 個人蔵      68歳
 ―青春の頃、よく恋をした。恋をすると、空も星もすべてが
神秘的に見える。そういうものを描いている。―

[画像15: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69859/601/69859-601-a27d96d0e347bd4381a8cf2a91ce5d9a-1069x891.jpg ]

《落陽》 2021年 カンヴァス・油彩 20F 個人蔵     72歳
―西伊豆の安良里の海で見た夕日。その日見た太陽の
大きさが印象に残って描いた。―



特別展 新収蔵記念「全身画家 高波壮太郎」 ―見るもの、見えるもの、見えないものを描く―                                                                                     
■会期   : 2024年1月11日(木)→2月26日(月)  
■会場   : 高島屋史料館 企画展示室 (大阪市浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館3階)
■開館時間 : 10:00―17:00 (入館は16:30まで) 
■休館日  : 火・水曜日  ※年末年始休館 2023年12月26日(火)―2024年1月10日(水)
■入館料  : 無料


イベントのご案内  ※詳細は当館ホームページをご覧ください。
1.作家トークショー 「絵画への情熱 高波壮太郎の芸術」 
聞き手:中澤一雄氏(元高島屋美術部顧問)                                    
日時:2024年1月14日(日)13:00〜14:30   会場:多目的ルーム  定員:20名
………………………………………………………………………………………………………………………………
2. 来館者参加型企画 「SOUL CONNECTION」           
高波壮太郎が2012年に世界各国で行った、「すべての垣根を越えて、人・心の輪が
繋がっていく」 というメッセージが込められた参加型パフォーマンスを再現します。
お好みの色紙にご自身の人型(心、人間)をお描きください。
会期中に寄せられた人型を、繋がり合う形にコラージュしながら作品を完成させていきます。
※お申込み不要、参加自由、色紙・筆記具はご用意しております。                  
展示イメージ(高波壮太郎作)
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3. 学芸員によるギャラリートーク ※お申込み不要、開始時間までに企画展示室にお集まりください。
日時:会期中の毎週土曜日 14:00〜(約30分)

 高島屋各店 美術画廊のご案内 
高島屋各店では、下記期間におきまして「全身画家 高波壮太郎展」を開催いたします。
新作を含む計38点を展示・販売いたします。
2023年12月20日(水)→29日(金) 日本橋高島屋 本館6階 美術画廊
2024年 1月10日(水)→15日(月) 岡山高島屋  7階 美術画廊
2024年 1 月17日(水)→22日(月) 京都高島屋   6階 美術画廊
2024年 2 月 7日(水)→19日(月) 大阪高島屋   6階 美術画廊
2024年 9 月 11日(水)→23日(月) 新宿高島屋  10階 美術画廊



プレスリリース提供:PR TIMES

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