プレスリリース
九州場所で初優勝 年間最多66勝を評価
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71317/553/71317-553-f3d5797e351df966f077da1fef607cc8-868x1026.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
琴桜関
スポーツ報知を発行する報知新聞社(代表取締役社長・依田裕彦)制定の「令和6年(2024年)第67回報知年間最優秀力士賞」に大関・琴桜将傑関が初選出されました。九州場所での初の幕内優勝と、年間最多勝(66勝)が評価されました。表彰式は来年1月12日(日)、初場所初日の土俵上で行われます。
【選考過程】
選考会では、宮田委員が「お2人の中でどちらにするか」と口火を切ったように、早い段階で琴桜と大の里に候補が絞られた。琴桜が66勝で初の年間最多勝に輝く一方、大の里は年間優勝回数最多タイの2度に加えて年間勝ち星数はわずか1差での2位。甲乙つけがたい状況に議論は白熱した。最終的には挙手で選考委員5人中3人が琴桜を推し、初受賞が決まった。
能町委員は「最後まで迷ったが、年間最優秀というと最初から上位にいて成績を残した琴桜かなと思う」。大関や関脇で安定感を誇り、九州場所では14勝の高いレベルでの初賜杯、初場所でも決定戦で敗れ優勝は逃しながらも13勝を挙げた点を評価した。依田委員も「大関を5場所務めて成績を残した」と続いた。柳沼委員も意見に同調した上で「白星が1つ多かったということも加味した」と話した。
大の里は受賞を惜しくも逃したが、初場所の新入幕から破竹の勢いで大関まで駆け上がった実績は、遜色がないとの意見が各委員から挙がった。刈屋委員は「大の里の新入幕からの活躍は、50年に1人くらいの価値を持つ1年だったと思う」と称賛。また宮田委員は、石川県出身である大の里の活躍が、能登半島地震の被災地に勇気を与え続けたことも高く評価していた。
◆琴桜 将傑(ことざくら・まさかつ)本名・鎌谷将且(かまたに・まさかつ)。1997年11月19日、千葉・松戸市生まれ。27歳。2歳から相撲を始め、埼玉栄中、高を経て佐渡ケ嶽部屋に入門。琴鎌谷として15年九州場所で初土俵。19年名古屋場所で新十両に昇進し、琴ノ若に改名。20年春場所で新入幕。23年初場所で新小結。同名古屋場所、新関脇、24年春場所で新大関。同夏場所で琴桜に改名。得意は右四つ、寄り、押し。趣味は音楽鑑賞。189センチ、178キロ。
【選考委員】
▽宮田亮平(金属工芸家、前文化庁長官、元東京芸術大学学長)
▽刈屋富士雄(立飛ホールディングス執行役員、元NHKアナウンサー・解説主幹)
▽能町みね子(文筆家)
▽依田裕彦(報知新聞社代表取締役社長)
▽柳沼雅裕(報知新聞社執行役員編集局長)
(敬称略)
プレスリリース提供:PR TIMES