プレスリリース
創薬支援AIを活用しアンメットメディカルニーズの解決に貢献
丸石製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:井上 勝人、以下 丸石製薬)と株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)は、ドラッグリポジショニング*1における業務委託に係る契約を締結したことをお知らせいたします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6776/553/6776-553-62b95981c8247ee7ef755c5ac1259432-889x148.png ]
丸石製薬は、周術期・急性期・救急医療領域と感染対策領域、さらには支持医療(がんサポーティブケア)を主なターゲットとし、その周辺領域も含めたアンメットメディカルニーズ*2を満たせるよう、研究開発シーズの探索、基礎的な創薬研究、製剤設計、CMC*3関連試験、非臨床試験、臨床試験、さらには市販後の育薬に至る、一貫した研究開発活動に取り組んでいます。
これまで蓄積してきた医薬品開発の知識と技術に、FRONTEOのAI創薬事業「Drug Discovery AI Factory」(以下 DDAIF)を組み合わせることで、安全性情報が既知である薬剤のドラッグリポジショニングによる新たな治療薬の開発が加速されることを期待しています。
FRONTEOは、DDAIFにおいて、医薬品研究開発の仮説生成に特化した自社開発AIを活用し、創薬の効率化・加速化・成功確率向上を支援する新たなサービスを展開しています。医薬品研究開発における仮説は、標的分子と疾患との関連性に基づくメカニズムを予測し、開発の最上流である標的探索から臨床試験、上市までのさまざまなフェーズの中で極めて重要な役割を担うものの一つです。DDAIFでは、顧客のニーズに応じて、新規性の高い標的分子やバイオマーカーの探索・評価、メカニズム解明、適応症提案、シーズ評価をはじめとする、エビデンスに基づく仮説を生成・提案します。
本事業で用いる自社開発のAIアプリケーションや解析手法は、新薬開発のみならず、ドラッグリポジショニング、個別化医療やアンメットメディカルニーズの高い疾病に関わる研究などに広く活用され、従来のアプローチではできなかったイノベーティブかつクリエイティブな創薬アプローチを可能とします。
丸石製薬ならびにFRONTEOは、本事業を通じて創薬研究・事業を加速させ、医療の質ならびに患者さんのQOL向上に貢献してまいります。
*1 既存薬の他疾患への転用
*2 有効な治療方法が見つかっていない疾患に対する、新しい治療薬や治療法などへのニーズ
*3 Chemistry, Manufacturing and Control(化学・製造・品質管理)
■丸石製薬について URL:https://www.maruishi-pharm.co.jp/
丸石製薬株式会社は、1888年に日本薬局方医薬品(ベーシックドラッグ)メーカーとして創業しました。創業130年を超える歴史のなかで培ってきた技術や知識・ノウハウを活かし、患者さんのQOL向上を最大の目的として医薬品の研究・開発・普及を幅広く行い、医療に貢献しています。
近年では、周術期医療領域、および感染対策領域を事業基盤に、新たに急性期・救急医療や支持医療(がんサポーティブケア)への展開も進めています。
■FRONTEOについて URL:https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自社開発AIエンジン「KIBIT(キビット)」を用いた多様なAIソリューションとサービスを提供するデータ解析企業です。「記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する」ことを理念とし、膨大な量のテキストデータや複雑なネットワークの中から意味のある重要な情報を抽出して、エキスパートの高度な判断を支援する自然言語処理ならびにネットワーク解析技術を強みとしています。リーガルテックAI、ビジネスインテリジェンス、ライフサイエンスAI、経済安全保障の各領域で事業を展開し、さまざまな企業の課題や社会課題の解決に貢献しています。2003年8月創業、2007年6月26日東証マザーズ(現:東証グロース)上場。日本、米国、韓国、台湾で事業を展開。第一種医療機器製造販売業許可取得、管理医療機器販売業届出。資本金3,042,317千円(2023年3月31日時点)。
※FRONTEO、KIBITはFRONTEOの日本における登録商標です。
プレスリリース提供:PR TIMES