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JCBとLayerX、次世代金融とプライバシーに関するコンセプトペーパーを共同で発行

(PR TIMES) 2021年07月26日(月)12時45分配信 PR TIMES

秘匿化技術の応用を通じて、データ利活用とプライバシーを両立へ

株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:浜川 一郎、以下 JCB)と、株式会社LayerX(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:福島良典、以下 LayerX)は、次世代金融とプライバシーに関するコンセプトペーパーを共同で作成し、本日公開しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/11361/542/resize/d11361-542-d748ef0eb2eab9c1f7cd-0.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/11361/542/resize/d11361-542-fbb1a56f6a9e2b679b72-1.png ]

■背景
2020年12月より、JCBとLayerXは、複数企業間をつなぐ次世代BtoB取引履歴インフラに関する共同研究を開始しました。
業種や業界を超えた取引情報の共有に際しては、データ保護、プライバシーの観点から、取引情報の閲覧権限を主体毎に柔軟に設定可能な仕組みが情報の提供者に求められることに加えて、与信情報の照会・確認等に必要となるデータ演算を、データを秘匿したまま行う高度なプライバシー技術が要求されます。
そのため、両者では、取引履歴の管理をはじめとする次世代の金融取引を展望した上で、秘匿化・プライバシーの確保を通じて可能になるとみられるコンセプトについて取りまとめ、コンセプトペーパーとして整理しました。
本検討においては、明治大学政治経済学部教授小早川 周司氏、およびナッジ株式会社代表取締役社長沖田 貴史氏に協力を仰ぎました。

■コンセプトペーパーの概要
コンセプトペーパーでは、秘匿化によって可能となる、プライバシー保護とデータ利活用の両立にむけたユースケースとして、「1.取引トラッキング」「2.決済データ秘匿化とAML」「3.決済履歴データの利活用」「4.デジタルID基盤」および「5.組織間連携ペイメント」を挙げています。

これらユースケースの実現にむけた技術的手段として、LayerXでは次世代のセキュリティ・プライバシー保護技術「Anonify※1」の研究開発を進めています。Anonifyは、PCやスマートフォンなどの端末に備えられたプロセッサのセキュリティ機能である「TEE※2」を応用し、データ利活用とデータ保護の両立を実現する秘匿化ソリューションであり、データを秘匿化したまま様々なビジネスロジックを実行可能な点が特徴です。

JCBおよびLayerXは、これからの金融取引を展望したデータ利活用とプライバシーの両立にむけて、引き続き研究開発に取り組みます。


コンセプトペーパーは、以下のWebサイトから全ページをご覧いただけます。
●コンセプトペーパー「次世代金融とプライバシー」はこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d11361-20210726-4b93f696388524cd897f2820513c9c2d.pdf

※1 Anonifyについて
ブロックチェーン外のTEEで取引情報の暗号化や復号を行いビジネスロジックを実行することで、ブロックチェーンの性質を活かしながらプライバシーを保護する、LayerX独自のソリューションです(特願2020-028802)
Anonify公式ウェブサイト:https://www.anonify.layerx.co.jp/

※2 TEEについて
TEE (Trusted Execution Environment) は、アプリケーションの安全な実行環境を実現するための技術です。PCやスマートフォンのユーザであってもアクセス不可能なデータ領域 を端末内に構築し、このアクセス制限をソフトウェアではなくハードウェアレベルで保証しています。同環境下では、クラッキングやマルウェアによる攻撃などの脅威を防ぐことができます。


プレスリリースPDF版はこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d11361-20210726-bf966b8b36fb844131440d43e46e6650.pdf



プレスリリース提供:PR TIMES

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