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OKI、東京ドームで「声を出さない応援」を測定、分析する実証実験を実施

(PR TIMES) 2021年10月28日(木)13時45分配信 PR TIMES

コロナ対策の実効性確認に向けて、プロ野球開催時の会場音から歓声音のみを抽出・分析


[画像1: https://prtimes.jp/i/17036/532/resize/d17036-532-01c4a473ef45455186f7-0.jpg ]

OKIは、本年4月および7月に東京ドームで開催されたプロ野球 読売ジャイアンツ戦で、会場全体の音から歓声音のみを抽出・分析する実証実験を実施し、歓声の大きさ(レベル)を定量的に把握しました。長年培った音響技術を活かし、観客席に設置したマイクアレイ(注1)を用いて打球音や場内音楽、アナウンス音などを抑制し、歓声音のみを抽出してそのレベルを分析したものです。OKIは、イベントにおける「声を出さない応援」の実効性を示す指標の一つとしての活用を目指して、今回の成果を基にさらに検証を進めていきます。その一環として今回の分析結果は、読売新聞東京本社へ提供しました。

新型コロナウイルスとの共生社会において、コンサートやスポーツなどのイベントには、観客の動員数の制限やマスク着用に加え、声を出しての応援の禁止が求められます。イベントの主催者は監視員や場内アナウンスを通した注意喚起を実施していますが、「声を出さない応援」が実行されていることを確認・証明するのは難しいのが実情です。OKIはこの確認を可能とするため、長年培ってきた音響技術により、マイクアレイを用いて歓声音以外の音を抑制することで、会場全体の音から歓声のみを抽出し、測定・分析する実証実験を実施しました。

実験では、東京ドームの観客席にマイクアレイを3台設置し、4月、7月の2回にわたって試合中の会場全体の音を収録し、その音響データを分析しました。ビームフォーミング技術(注2)を用いてマイクアレイの指向性を制御することにより、会場全体の音から目的音である歓声とそれ以外の音を分離し、目的外の音(打球音、場内のスピーカーから流れる音楽、アナウンス音など)を約15dB抑制することで、歓声音のレベルを測定することに成功しました。これにより、試合中に歓声が起こったタイミングから、そのレベルの推移が定量的に評価できることを確認しました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/17036/532/resize/d17036-532-1c04cbdd456dd15e2457-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/17036/532/resize/d17036-532-1877eb9f14dec15b5565-2.jpg ]

OKIは今後、今回の実証実験の成果をふまえ、マイクアレイをはじめとする音声分析技術をさらに発展させて、コロナ下での社会経済活動の再開に貢献していきます。

用語解説
注1:マイクアレイ
複数の無指向性マイクロホンを平面上に配置し、各マイクロホンにおける音圧出力に適切な遅延時間および重み付けをして足し合わせることで、指向性を形成する装置のこと。

注2:ビームフォーミング技術
複数のマイクロホンにおける音圧出力に適切な遅延時間および重み付けをして足し合わせることで、指向性を形成する技術のこと。


沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。


本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
広報部
電話:03-3501-3835
E-mail:press@oki.com
お問い合わせフォーム
https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=015j

本件に関するお客様からのお問い合わせ先
ソリューションシステム事業本部 IoTプラットフォーム事業部
電話:048-431-5472



プレスリリース提供:PR TIMES

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