プレスリリース
地元杉材を活用した卓越したデザインのホール建築などが評価
一般社団法人日本建設業連合会が主催する「日建連表彰2024」において、高槻城公園芸術文化劇場が「第65回BCS賞」を受賞。令和6年11月29日(金曜日)に東京都で表彰式が開催されました。
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高槻城公園芸術文化劇場は、かつて大阪三大城下町として栄えた高槻城の二の丸跡地に、高槻市の新たな文化芸術の拠点として令和5年3月18日に開館。緑豊かな高槻城公園内にあり、気軽に立ち寄ってもらえるよう、エントランスは公園の散策路と一体となっています。また、高槻城をモチーフとした堀や塀を設置し、建物の外壁に城下町の格子戸をイメージした木材を張り巡らせるなど、歴史的な遺構を現代風にアレンジしています。館内は、手すりやフロアマップにも木材を使用するなど木材を多用し、ガラスの壁を多く採ることで、温もりのある明るく開放的な空間に。さらに、北大阪最大級の1500 席を備えた大ホールは、高機能な舞台装置に加え、音響効果を高めるように壁面から天井までホール全体に地元産の木製キューブで覆われた特徴的なデザインになっています。
BCS賞は、60年以上の長きにわたり、毎年、我が国の優れた建築物に贈られ、建築主、設計者、施工者による「三位一体」の協力関係が重視される特色ある建築賞で、65回目となる今回は、事務所ビル、学校施設、スポーツ施設、文化会館など幅広い分野から74件の応募があり、選考委員による審査の結果、15作品が受賞。同劇場は、歴史ある公園との一体性、ホールの「見やすい、聴きやすい、使いやすい」機能、建物の内外部に地元杉材を活用した卓越したデザインのホール建築を実現していること、設計施工に際しては、劇場の運営視点を取り込みハード・ソフトの両面で市民の利便性に十分に配慮した優れた建築となっている点が審査員に評価されたことにより、同賞受賞が決定。今年1月の公益社団法人日本建築家協会による「JIA優秀建築賞」受賞に続く快挙を達成しました。
11月29日(金曜日)には、The Okura Tokyo(東京都港区虎ノ門)で表彰式が開催。本プロジェクトの関係者(設計者:株式会社日建設計、施工者:株式会社大林組との共同受賞)を代表して、本市八十祐治副市長が登壇し、表彰状を受け取りました。
【参考情報・事業概要など】
高槻城公園芸術文化劇場 南館
竣工:令和4年8月31日、開館:令和5年3月18日
建築面積:5438.86平方メートル、延床面積:17273.65平方メートル
設計・監理:株式会社日建設計、施工:株式会社大林組ほか
事業概要:旧高槻市立市民会館(昭和39年開館)に代わる新たな文化芸術拠点として、令和5年3月にオープン。北摂最大の客席数を有するトリシマホール(大ホール、1505席)、緑の見えるコンサートホールである太陽ファルマテックホール(小ホール、205席)、本格的な演劇・ダンス公演に最適なサンユレックホール(大スタジオ)のほか、日常利用できる10部屋のスタジオなど多様なニーズに対応する施設を備える。高槻城の二の丸跡に位置し、外構にはかつての堀や塀など、歴史的な景観を現代に再生する。建物の内装、外装には公園の木立や町屋の縦格子をイメージさせる地元木材によるルーバー材をふんだんに活用している。
【関連ホームページ】
高槻城公園芸術文化劇場ホームページ
https://www.takatsuki-bsj.jp/tat/
高槻城公園芸術文化劇場が「BCS賞」を受賞(高槻市ホームページ)
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/61/132740.html
【本件に関するお問い合わせ先】
高槻市市民生活環境部文化スポーツ振興課
電話:072-674-7649
プレスリリース提供:PR TIMES