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フューチャー株式会社

フューチャーの抗体誘導ペプチドを効率的に開発するAIに関する研究が 2021年度 人工知能学会「全国大会優秀賞」を受賞

(PR TIMES) 2021年11月01日(月)16時15分配信 PR TIMES

フューチャー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長 グループCEO 金丸恭文、以下フューチャー)は、抗体誘導ペプチドを効率的に開発するAIに関する研究論文を発表した当社コンサルタント玉木竜二が、一般社団法人 人工知能学会が主催する「2021年度 人工知能学会 全国大会」(第35回)において、2021年11月に「全国大会優秀賞」を受賞したことをお知らせします。
フューチャーは、最先端AI技術に特化した専門組織「Strategic AI Group」にて、生活習慣病や癌、難治性疾患などの治療をはじめワクチンや創薬の早期開発へ貢献することを目的に、2018年8月より抗体誘導ペプチドを効率的に開発するAIの研究に取り組んでいます。機械学習や深層学習の技術を活用した抗原探索システムの開発を進めており、研究成果の一部を『大規模タンパク質データベースに基づくBERTを用いたペプチド結合予測と予測残基対の可視化』と題し、2021年6月に開催された「人工知能学会 全国大会」のインタラクティブセッション発表部門にて発表しました。
研究発表では、深層学習の一種であるBERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)を、ワクチン開発に重要なB細胞エピトープ予測およびMHCII(主要組織適合抗原クラスII)に結合するペプチド予測の2つのタスクに適用したこれまでの研究成果(*1)に加えて、BERTの特徴である注意機構(*2)における入力間の関係性を数値化した重みを可視化することで、構造生物学的視点と一致する特徴を捉える可能性を示しました。なお、本研究論文は、7月に一般社団法人メディカルAI学会主催 第3回日本メディカルAI学会学術集会「優秀一般演題賞」(*3)も受賞しています。
フューチャーは今後もAIの活用によって日本の社会課題でもある医療費の軽減に寄与するとともに、SDGsで定めた目標の1つである 「すべての人に健康と福祉を」 の実現に貢献します。
[画像: https://prtimes.jp/i/4374/519/resize/d4374-519-bf042e1e83d0b2d4a1de-0.png ]


◆受賞コメント◆ フューチャー株式会社 コンサルタント 玉木竜二
名誉ある賞をいただき大変光栄です。これまでワクチン開発には年単位の膨大な時間が費やされてきましたが、2020年から猛威を振るう新型コロナウイルスのワクチン開発をはじめ、近年ではAIの活用により、開発期間の大幅な短縮が期待されています。本研究では、自然言語処理の分野で用いられるBERTを、ワクチン開発に重要な2つのタスクに適用し、単一の予測モデルとしては世界最高精度を達成しています。この度、本研究に対して皆様に興味を持っていただけたこと自体が、ワクチン開発AIの発展につながることと非常に嬉しく思います。今後も研究開発を通じて、重大な社会課題の解決に挑戦していく所存です。

(*1) フューチャー、大阪大学、ファンペップの共著論文が第64回バイオ情報学研究会にて 「SIGBIO優秀プレゼンテーション賞」を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000437.000004374.html
(*2) 系列データにおいて異なる位置にあるデータを関連付けることにより、データの特徴を捉える機構
(*3) フューチャーの抗体誘導ペプチドを効率的に開発するAIについての研究が 第3回日本メディカルAI学会学術集会にて「優秀一般演題賞」を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000489.000004374.html

プレスリリース提供:PR TIMES

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