プレスリリース
日本初となる脱炭素住宅「LCCM賃貸集合住宅」の開発が評価
大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林克満)は、11月22日、日本初となる脱炭素住宅「LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)賃貸集合住宅」の開発に対し、環境省が実施する「令和3年度気候変動アクション環境大臣表彰(旧:地球温暖化防止活動環境大臣表彰)」※を受けました。
本表彰における表彰式およびフォーラムは、12月8日、東京ビックサイトにて開催されます。
当社は、全3部門のうち、温室効果ガス排出を低減する優れた技術開発により、その製品化を進めたことに関する功績を表彰する「開発・製品化部門(緩和分野)」において表彰されました。
当社は2019年12月、日本初となるCLT集合住宅の商品化・販売開始によるCLT普及の取り組みに対し、同表彰を受けており、今回が2度目の選出となります。
当社は今後も、環境・社会課題の解決と利益創出を両立し、LCCM賃貸集合住宅を広く普及させることで、脱炭素社会の実現に貢献します。
※ 環境省が地球温暖化対策を推進するための一環として、「気候変動の緩和」および「気候変動への適応」に関して、顕著な功績のあった個人または団体を表彰するものです。平成10年度から「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」として実施されており、令和2年度より、「気候変動アクション環境大臣表彰」に名称変更しています。
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LCCM賃貸集合住宅とは
LCCM賃貸集合住宅は、建設時・居住時・解体時においてCO2の削減に取り組み、さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、建設から解体までの建物の一生(ライフサイクル)を通じてCO2排出量をマイナスにする脱炭素集合住宅です。
当社は、集合住宅における省エネルギーや創エネルギー性能向上に関する研究を重ね、本年2月に開発、同年6月には埼玉県草加市において1号棟を完成させました。
県立広島大学 生物資源化学部生命環境学科 小林謙介准教授との共同研究
当社は、2014年より県立広島大学生物資源化学部生命環境学科の小林謙介准教授と、建物の一生を通して発生する環境負荷量を評価するLCA(ライフサイクルアセスメント)の共同研究を行っています。研究の蓄積と、さまざまな省エネ・創エネの工夫の積み重ねにより、このたび、LCCM賃貸集合住宅の商品化を実現しました。
これらの研究内容は、小林謙介准教授により日本建築学会の論文誌に投稿いただき、「集合住宅におけるライフサイクルカーボンマイナス達成可能性に関する検討」として査読も完了し、2022年2月号に掲載される予定です。
<小林謙介准教授 経歴>
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2006年 産業技術総合研究所 LCA研究センター 特別研究員
2010年 東京理科大学 理工学部 助教
2014年 県立広島大学 生命環境学部/生物資源科学部 准教授
LCAと建築物にかかわる研究活動に取り組み、LCAに不可欠な
原単位データベース”IDEA”の開発に従事、また、日本建築学会地球環境委員会LCA小委員会主査などを歴任。
<関連ニュースリリース>
●日本初!脱炭素住宅「LCCM賃貸集合住宅」を開発(2021年3月25日)
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2021/lccm_0325.html
●「令和元年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞(2019年12月2日)
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2019/aqehc4000000d1sc-att/kankyoudaijinhyousyou_20191202.pdf
プレスリリース提供:PR TIMES