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集英社マンガアートヘリテージ、麻布台ヒルズに常設ギャラリーをオープン

(PR TIMES) 2023年11月16日(木)18時15分配信 PR TIMES

2023年11月24日、東京・麻布台ヒルズに、「茶室」を持つギャラリーを開廊。尾田栄一郎『ONE PIECE』、久保帯人『BLEACH』のマンガアートから展示〜販売を開始。


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-a1dcde21e915a3c1fdcc92cfbfe9fddc-1500x842.jpg ]

2023年11月24日。我々は東京・麻布台ヒルズに、はじめてのリアルギャラリーをオープンします。印刷機のなかを紙が通る様子をイメージした、曲面を多用した空間。掛軸作品などを展示するための3畳の「茶室」と、購入する作品を選んでいただくためのラウンジを持ちます。
https://vimeo.com/882942628?

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-a7198290c5d1902865f30a9fa76e1bd7-1400x788.jpg ]


新たな船出は、マンガの始まりと未来を考えるふたつの展示でスタートします。

尾田栄一郎「ONE PIECE / Regenesis」


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-9ffe3bcd7837dd4a7e7c85cdb8444834-2000x1125.jpg ]

「Regenesis」=復活の名を冠した展示の中心となるのは、金属板に活字を埋め込んだ版でプリントした作品です。

マンガ展などでよく見られる原稿は、作家が描いた絵に、写植(写真植字)の印画紙が貼り込まれたものです。多くの人が持つマンガ原画のイメージは、ふきだし部分に文字が貼られた、このイメージでしょう。

しかし写植が発明されて普及する前、マンガの組版と印刷は違う方法で行われていました。
戦後〜1970年頃には、マンガの絵の部分を金属板(亜鉛版)に腐食製版し、ふきだし部分を糸ノコでくり抜いて、そこに活字を埋め込む、という方法がとられていたのです。

1976年に「週刊少年ジャンプ」に連載を開始した秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の第一話も、活字で組版されていました。ただ、こうした話は伝わっているものの、印刷の現場では亜鉛版も活字も溶かされて再利用されたため、我々が探す限り実物は現存しておらず、写真すら見つけられない状態でした。

2022年。嘉瑞工房(東京・新宿)の協力により、マンガ原稿の亜鉛版を現在でも制作できる会社が見つかり、我々は金属版×活字によるマンガの印刷を再現するプロジェクトをスタート。腐食亜鉛版の制作〜活字鋳造〜活字組版の組込〜活版印刷にわたる工程を動画に収めました。
https://vimeo.com/879834377

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-6f0e0bf4437f50327a6b81f7e231a71f-1200x1200.jpg ]

再現にあたり選んだのは尾田栄一郎『ONE PIECE』第一話の、1ページです。
いわばオーパーツ(OOPARTS;Out Of Place ARTifactS=場所や時代にそぐわない発見物)であるこのアートプリントを、版を撮影した写真とともに展示、販売します。

撮影は木村伊兵衛写真賞受賞の本城直季。写真は、19世紀後半に発明されたプラチナ・パラジウム・プリント。印画紙は一枚ずつ手作りしています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-511ac5f8fc7aea9b8174bbb6491edfe9-1200x1200.jpg ]

斜めに傾いた「!!」の活字を同梱。佐々木活字店(東京・早稲田)で鋳造。

本展では、あわせて活版平台印刷作品「The Press」シリーズと、アーカイバル・インクジェット・プリント作品「Real Color Collection」シリーズも展示します。

久保帯人「BLEACH / The Millennium」


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-651edfca041e2a269b1c63c56ffded04-1340x753.jpg ]

「Millennium」=千年。
千年先にマンガを伝えるにはどうすればよいのか? 
紙と印刷、収納まで、考えうる最良の技法と材質にこだわった作品です。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-86a9820315ea8153553576e1849c32fb-1340x753.jpg ]

正倉院にも保存されている美濃(岐阜)の紙。大宝二年(702年)の戸籍に使われている紙は、実存する最古の紙といわれます。この美濃で、可能な限り伝統的な手法を用いて、手すきの和紙を制作。テラダ和紙工房で1ヶ月に生産できるのは、わずか五十数枚です。

この紙に、約150年の歴史を持ち、100年以上色が保たれることが唯一「歴史的に」実証されているといわれるコロタイプ印刷を行いました。19世紀半ばに生まれたこの印刷をカラーで行えるのは、現在では世界に一社のみ。便利堂コロタイプ工房(京都)による、特色9版のプリント。深い黒を表現するために、18回印刷機のなかを通しています。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-f48e5e2b7f1f02697fcfc11ab13dcb2a-1340x753.jpg ]

プリントに作家・久保帯人のサインと押印。作品は桐箱におさめ、蓋裏に筆で墨書。NFTブロックチェーンサービス連携販売証明書と繋がるNFCタグシールを添付しています。

[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-7883ce8d28c6306c2a3d525fb3de65e9-1400x758.jpg ]

この作品のため、深大寺(東京・調布)の書院において、友吉鶴心による薩摩琵琶演奏とのコラボレーションを実現。あわせて全作品を深大寺・元三大師堂にて護摩祈祷を行っていただきました。
https://vimeo.com/858399839

今回、麻布台ヒルズの集英社マンガアートヘリテージ ギャラリーの茶室「阿庵(A-an)」に作品を展示します。

[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11454/504/11454-504-f6ac1e1d3e712c92a948e71795636aac-1400x787.jpg ]

ギャラリーではTIMBER CREWと共同制作したオリジナルの木製フレームも、受注制作販売予定です。

集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー
住所:105-0001 東京都港区虎ノ門581 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1
アクセス:地下鉄日比谷線「神谷町駅」5出口より、徒歩約1分
営業時間:11:00~20:00(予約制)
休廊日:月曜日および2023年12月28日〜2024年1月3日

*麻布台ヒルズオープンにあたり、大変大勢のお客様がご来場される予定です。
 下記よりご予約ください。
https://mangaart.jp/ja



プレスリリース提供:PR TIMES

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