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「北九州空港エアポートバス(小倉〜北九州空港線)」において、脱炭素の取組みを推進する、純度100%の再生可能資源由来燃料のバスを実証運行します

(PR TIMES) 2023年08月02日(水)17時45分配信 PR TIMES

「第36回わっしょい百万夏まつり」にてラッピングバスをお披露目します

西鉄バス北九州株式会社、伊藤忠エネクス株式会社、北九州市は、再生可能資源由来の燃料(リニューアブル燃料)を製造・供給するメーカーである Neste OYJと協働で、北九州空港の脱炭素化を強力に推進するため、令和5年8月7日(月)より、「北九州空港エアポートバス(小倉〜北九州空港線)」において、従来の軽油に代わる燃料として、リニューアブルディーゼル(Renewable Diesel、以下「RD」)を100%使用するバスの実証運行を開始します。今回、実証運行するバスは、RDで高速道路を走行する日本初の乗合バスとなります。
1.実証運行の概要
 運行事業者  西鉄バス北九州株式会社
 運行路線   北九州空港エアポートバス(小倉〜北九州空港線)
        〔直行〕小倉駅・砂津〜(都市高速・九州道・東九州道)〜北九州空港
        〔中谷経由〕小倉駅・砂津〜中谷〜(九州道・東九州道)〜北九州空港
 運行期間   令和5年8月7日(月)〜令和6年3月31日(日)
 実証内容   上記路線を運行するバス車両のうち1台の燃料をRDに代替し、
        車両への影響や燃費、CO2削減効果等を検証
 使用燃料   Neste MY Renewable Diesel(供給元:Neste OYJ)

2.お披露目の概要
 イベント名  第36回 わっしょい百万夏まつり ※わっしょいパレード2023にて
 日時     令和5年8月6日(日) 17:00〜18:00
 内容     西鉄グループのパレード隊列内で走行

3.各社の役割
 西鉄バス北九州  バス車両の提供(ラッピングを施工)、RDを代替燃料とした実証運行
 伊藤忠エネクス  RDの供給
 北九州市     エアポートバスの運行支援

ラッピングイメージ


○デザインコンセプト
 海上空港である北九州空港をイメージした海と空の青色をベースに、北九州近海で見ることができるスナメリをモチーフにした北九州港のマスコットキャラクター「スナQ」と西鉄バス運転士の制帽を被ったスナメリをデザインしました。明るく清々しいベースカラーに、幅広い世代に可愛らしさを感じてもらえるデザインです。次世代バイオ燃料のRDで北九州の街を颯爽と駆けるクリーンなバス車両をイメージしました。
[画像: https://prtimes.jp/i/17692/492/resize/d17692-492-18a6d7467fbdf9b74848-0.jpg ]

西鉄バス北九州の取組み


 西鉄バス北九州では、脱炭素社会の実現に向け、バスの燃費向上と環境対応車両の活用によるCO2削減の取組みを推進しています。
 バスの燃費向上に関しては、エコドライブによるバスの燃料使用量の削減を目的に、アイドリングストップやデジタルタコグラフを活用した運行管理を行っています。
 環境対応車両の活用に関しては、新造車による車両代替を行う際に窒素酸化物や粒子状物質などの有害物質をほとんど排出しない最新の排ガス規制に適合した環境対応車両を導入しています。また、2022年にはディーゼルバスを電気バスへ改造した「レトロフィット電気バス」の導入を開始し、既存のハイブリッドバス(ディーゼルエンジンとモーターの両方を搭載し、減速時はバッテリーに充電し、加速時はモーターがエンジンをアシストする車両)と合わせて運用を行っています。
 西鉄グループと北九州市は、2022年5月に包括連携協定を締結し、脱炭素に関する取組みでも連携を図っています。今回のような再生可能エネルギーの導入により、地域と協力しながら、脱炭素社会の実現に向け、取り組んで参ります。

伊藤忠エネクスの取組み


 伊藤忠エネクスと伊藤忠商事は2020年から、RDをはじめとして、航空輸送分野でのCO2削減効果の高いSAF(Sustainable Aviation Fuel)等のリニューアブル燃料関連事業に積極的に取り組んでいます。これらの取組を通じて次世代燃料サプライチェーンの構築・拡充を加速し、脱炭素社会の実現を目指します。

リニューアブルディーゼルについて


 北九州空港エアポートバスに導入するRDであるNeste MY Renewable Dieselは、食料競合のない廃食油や廃動植物油等を原料として製造され、ライフサイクルアセスメントベースでのGHG(Greenhouse Gas:温室効果ガス)排出量で石油由来軽油比約 90%削減を実現します。
 RDは主に輸送用トラック・バス等での使用が期待され、いわゆる「ドロップイン」燃料として、既存の車両や給油関連施設をそのまま利用開始することが可能です。既に欧米を中心に、広く流通実績があります。

北九州空港における脱炭素の取組み


 北九州空港では、2050年の脱炭素社会等の実現に向けて、空港分野での脱炭素化を推進しています。
 今回のエアポートバスにおける100%のリニューアブルディーゼルを使用する実証運行により、将来的な再生可能燃料の実装にかかる課題を洗い出し、その解決に関係者で連携して取り組んで参ります。

プレスリリース提供:PR TIMES

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