プレスリリース
中途採用担当者88.2%が「直近1年で採用難度が高まった」と回答 ビズリーチ会員86.6%が「スカウトをきっかけに転職意欲が高まった経験あり」
「経営者」「事業部門責任者」から届くスカウトに魅力を感じる一方、企業の採用体制に課題あり
株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、コロナ禍以降に即戦力人材の採用を積極的に実施する企業の増加を受け、その実態と効果的な採用活動を解析することを目的に、企業の中途採用担当者とビズリーチ会員を対象に中途採用に関するアンケート※1を実施しました(有効回答数:中途採用担当者272件、ビズリーチ会員693件)。
その結果、88.2%の中途採用担当者が「直近1年で、即戦力人材の採用難度は高まった」と実感していることがわかりました。また、86.6%のビジネスパーソンが「スカウトを受け取ったことをきっかけに、その企業への興味・関心や転職意欲が高まった経験がある」と回答し、「経営者」や「事業部門責任者」から届くスカウトに魅力を感じることがわかりました。今回の調査結果より、採用難度が高まるなか、企業は従来のように人事のみで採用活動を行うのではなく、事業部門を巻き込んだ採用を進めていく必要があることがうかがえます。
■88.2%が直近1年で即戦力人材の採用難度は高まったと実感
2021年の調査より11.1ポイント増加
即戦力人材の採用の難度が高まったと感じている中途採用担当者は、88.2%にのぼりました。2021年に実施した同様の調査※2と比較すると11.1ポイント増加しており、とりわけ「全体的に難度が上がっていると感じる」の回答については13.4ポイントも増加していることから、優秀な人材の獲得競争がさらに激化していることがうかがえます。
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■「経営者」「事業部門責任者」から届くスカウトが効果的
採用ポジションの詳細をしっかりと伝えられるかがカギに
ビズリーチ会員にアンケートをとったところ、スカウトを受け取った経験のあるビジネスパーソンのうち86.6%がスカウトを受け取ったことをきっかけに、その企業への興味・関心や転職意欲が高まった経験があることがわかり、企業が直接送るスカウトが、潜在層に対するアプローチにおいて高い効果があることがうかがえます。
また、スカウトの送信者に関するアンケートでは、特に「経営者」「事業部門責任者」から届くと魅力的に感じるビジネスパーソンが多い傾向がありました。
企業がスカウトを送る場合には、自社をアピールし採用につなげる狙いから採用選考の前段階としてカジュアルな面談を実施することが一般的になってきていますが、カジュアルな面談でどのような情報を得ることを期待するか質問したところ、「業務内容や期待される役割」と回答した人が74.3%と最も多く、次いで「自身にスカウトを送った理由」が48.6%となりました。
これらの結果から、具体的にどのようなポジションで採用したいのか、なぜスカウトを送ったのかについて経営者や事業部門責任者が候補者にあわせてコミュニケーションを取りながら採用活動にコミットする必要があることがわかります。
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■「スカウトを送信する候補者の選定」をしている事業部門はまだ5割程度
事業部門が、選考前段階からどれだけ採用に時間を割けるかが課題に
事業部門が採用に関わることのメリットとして「選考時のミスマッチが防げること」や「採用したい人材要件が明確になる」などが挙げられ、既に人事部門と事業部門が連携して採用活動を行う企業が多くあります。しかし、現在の人事・採用部門と事業部門との役割分担について質問したところ、事業部門が実施している項目としては「1次・2次面接」「人材要件・応募要件の設計」など選考に関する内容が高い結果となり、「スカウトを送信する候補者の選定」は52.3%、「スカウト文の作成」は40.4%にとどまりました。また、事業部門が中途採用業務に関わるなかでの課題は、「採用業務を行う時間をとりにくい」が59.2%と最も高い結果となりました。 即戦力人材の採用難度が高まるなか、選考に入る前段階の採用活動であるスカウト送信候補の選定からスカウト文作成、カジュアルな面談までを事業部門が担当することで求める人材の採用成功につながるため、今後事業部門がより採用にコミットできる採用体制が求められます。
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■株式会社ビズリーチ 代表取締役社長 ビズリーチ事業部 事業部長 酒井 哲也 コメント
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今回の調査で、即戦力採用の難度が2021年の調査よりもさらに高まっていることがわかりました。人的資本経営などが重要視されるなか、採用は経営課題と直結したものになり、全社一丸となった採用活動に取り組む必要があります。
人事がプロジェクトマネジメントの役割を担い、事業部門が採用にコミットすることで採用成功を目指す「部門主導の採用」の推進が、これまで以上に求められるでしょう。
既に、多くの大手企業様において部門主導の採用体制が実践されていますが、これまで中途採用に関わってこなかった人事以外の社員に採用にコミットしていただくにはさまざまな課題があることがわかっています。今回の調査結果にもありましたように、採用業務を行う時間や、面接・面談における候補者の転職意欲向上に向けた働きかけや見極めが難しいといった課題です。ビズリーチでは事業部門を対象に、中途採用に関する市況感や、この時代における候補者との適切なコミュニケーションの取り方を理解していただくための「面接官トレーニング」などをご提供しており、日系大手企業を中心にご利用いただく機会が増えています。
今後もビズリーチは、企業の採用力向上を目指すとともに、企業成長につながる即戦力人材の採用をご支援してまいります。
※1 調査概要
調査内容:中途採用について
調査期間: 2023年2月13日〜2023年2月19日
対象:(1)「ビズリーチ」を導入している企業の中途採用担当者 (2)ビズリーチ会員
有効回答数:(1)272件 (2)693件
・回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
・本調査を引用される際には、「ビズリーチ調べ」と必ずご記載ください。
※2 調査概要
中途採用に関するアンケート(https://corporate.dev-inhouse.click/pressroom/pressrelease/2021/1028.html)
■即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について
ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。
URL:求職者向け https://www.bizreach.jp/
企業向け https://bizreach.biz/service/bizreach/
■株式会社ビズリーチについて
「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。
URL:https://www.bizreach.co.jp/
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