プレスリリース
〜組み立て工程や、部品の移動・配膳など工場全体の自動化を推進し、“スマート工場”を目指す〜
株式会社JVCケンウッドは、国内アフターマーケット向けのAVナビゲーションシステム“彩速ナビ”、および国内OEM向けのカーナビゲーションの生産について、2022年2月より当社海外工場から株式会社JVCケンウッド長野(以下、「JK長野」)への移管を開始し、自動化による生産を進めてきましたが(2021年10月29日報道発表)、このたび、移管開始後の生産台数が100万台を達成しました。
■JK長野への国内市場向けカーナビゲーションの生産移管の経緯
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新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、物流をはじめとするサプライチェーンの寸断や、半導体需給バランスの悪化による部品供給不足、米中貿易摩擦など、さまざまな地政学リスクが顕在化する中、当社は経営方針の一つに「ものづくりを通じた新たな価値の創造」を掲げ、拠点統合、生産の自動化推進、地産地消の促進、サプライヤエコシステムの構築などを軸に、総生産量・総工数に適した「生産グランドデザイン」に取り組んできました。
このような背景のもと、当社は2022年2月に“彩速ナビ”の生産を、インドネシア工場(PT. JVC Electronics Indonesia)からJK長野に移管。さらに、同年11月には国内OEM向けカーナビゲーションの生産を、上海工場(Shanghai Kenwood Electronics Co., Ltd.)から同社に移管し、生産工程の自動化を進めてきましたが、このたび、移管開始後の生産台数が100万台を達成しました。
■今後の取り組み
JK長野では今後、組み立て工程の自動化だけでなく、AGV※1(無人搬送車)やAMR※2(自律走行搬送ロボット)の導入による部品の移動・配膳の自動化など、生産工程にとどまらず、工場全体の自動化を推進し、“スマート工場”を目指していきます。また、カーナビゲーションのモニター部におけるアッセンブリ工程を部品サプライヤーに委託し、タイムリーに供給を得られるパネルASSYに取り組むなど、国内部品サプライヤーとの協業も進めていきます。
JK長野におけるカーナビゲーションの年間生産台数は、移管当初の10万台から、2023年度実績で43万台に至っていますが、今後のさらなる自動化への取り組みにより2025年度には50万台、2026年度には60万台へと生産規模の拡大を見込んでいます。
※1:Automatic Guided Vehicleの略。
※2:Autonomous Mobile Robotの略。磁気テープなどの物理的ガイドがなくても自律的に走行して目的地まで荷物を運ぶことが可能。
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[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45133/482/45133-482-f34a6c48053cb12d7508e49f4391d617-1508x469.png ]
当社は今後も、中期経営計画「VISION2025」の基本戦略である「変革と成長」のもと、さらなる「ものづくり改革」を進め、地産地消の促進や自動生産の推進、設計環境の標準化などにより、生産から販売までのリードタイムの短縮、コスト競争力の強化など製品供給効率の最大化を図るとともに、事業環境の変化に即応する安定的かつ持続可能なものづくりを目指します。
<商標について>
・「彩速ナビ」は株式会社JVCケンウッドの登録商標です。
・その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
本資料の内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。 www.jvckenwood.com
当社リリースURL:https://www.jvckenwood.com/jp/press/2024/1018-01.html
プレスリリース提供:PR TIMES