プレスリリース
IBM SkillsBuildで新しい生成AIのコースを提供開始*し、世界中の非政府組織(NGO)とのパートナーシップや大学と連携してAIに関する学習機会を提供
IBMは、世界的な人工知能(AI)のスキル・ギャップを解消するため、スキルアップの機会を必要とする人々に重点を置いて、2026年末までに200万人の学習者にAIに関する学習機会を提供するというコミットメントを発表しました。この目標を世界規模で達成するため、IBMはAIに関する教育において世界各地の大学との提携を拡大し、パートナーと協力して社会人学習者にAIに関する学習機会を提供し、IBM SkillsBuildを通じて新しい生成AIのコースを提供開始*します。これは、IBMの既存のプログラムやキャリア構築プラットフォームを拡張したもので、AIに関する教育や需要の高い技術職へのアクセスを強化します。
IBM Institute of Business Valueが最近実施した世界的な調査( https://www.ibm.com/thought-leadership/institute-business-value/en-us/report/augmented-workforce )によると、調査対象の経営幹部は、AIと自動化を導入することで、今後3年間で従業員の40%はリスキリングが必要になると考えています。このことは、生成AIが新たな役割とスキルの需要を生み出していることを裏付けています。
IBMのバイス・プレジデント兼チーフ・インパクト・オフィサーであるジャスティナ・ニクソン・サインティル(Justina Nixon-Saintil)は、次のように述べています。「AIスキルは、将来的な労働力に不可欠です。そのため、私たちは3年間で200万人の学習者に到達することを約束してAIに関する教育に投資し、世界中の学習者のための新しい生成AIに関する教育において大学や非営利団体と協力し、IBM SkillsBuildを拡大しているのです」
生成AIの新しい無料コースのロードマップ*
IBM SkillsBuildを通じて、世界中の学習者はIBMの専門家が開発したAIに関するトレーニングから恩恵を受け、最先端テクノロジーの開発に関する最新情報を得ることができます。IBM SkillsBuildはすでに、AIの基礎、チャットボット、AI倫理などの重要なトピックのオンライン学習プログラムを無料で提供しています。新しい生成AIのロードマップには、オンライン学習プログラムと機能強化が含まれています。
コースには、「プロンプトの書き方」、「機械学習を始める」、「AIでカスタマーサービスを改善する」、「生成AIの実践」などが含まれます。
IBM SkillsBuildラーニング・エクスペリエンス内のAI強化機能には、学習パス全体を通じて学習者をサポートするチャットボットの改善や、学習者の個人的な好みや経験に基づいてカスタマイズされた学習パスが含まれます。
これらのコースはすべて完全無料で、世界中の学習者が利用できます。コースを修了すると、受講者は、潜在的な雇用主が認めるIBMのデジタルバッジを取得できます。
世界各地のパートナーシップを通じたAIに関する教育の拡大
IBM SkillsBuild で提供されるコースのようなトレーニングは、地域社会の教育機関や非営利団体といったパートナー団体の専門知識を通じて、より効果的になります。パートナー団体は、プロジェクト・ベースの学習を通じてコースの内容を充実させ、学習者を実際のキャリアの機会と結びつけます。IBMは今後数ヶ月のうちに、AIをめぐる一連の新しいコラボレーションを世界レベルで発表する予定です。
日本では、一般財団法人大阪労働協会、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会とそれぞれパートナーシップを締結し、IBM SkillsBuild( https://skillsbuild.org/ja )の提供を通じて、就労や仕事の幅を広げるためのスキル習得支援をしており、AIに関する学習機会も拡大します。
大学向けAIトレーニング
IBMは、IBMの専門家ネットワークを活用してAIに関するスキルを構築するため、世界規模で大学と協力しています。大学の教員は、講義や没入型学習体験など、IBM主導のトレーニングを受けることができ、修了時には修了証書が発行されます。また、IBMは、AIによる自己学習パスを含め、教員が教室で使用できるオンライン学習プログラムを提供します。教員のトレーニングに加え、学生にも、生成AIやレッドハットのオープンソース・テクノロジーに関する無料のオンラインコースなど、柔軟で適応性の高いリソースを提供します。
この新たな取り組みは、2030年までに3,000万人にスキル習得支援を提供するというIBMの従来のコミットメントに基づいており、現在労働市場が直面している緊急のニーズに対処することを目的としています。2021年以降、700万人以上の学習者がIBMのコースに登録しています。スキル・ギャップは、世界中でAIとデジタル化の適用に成功するうえで、業界やテクノロジーの専門を超え、大きな障害となっています。そのため、包括的な世界の考え方を構築し、実施する必要があります。IBMは、無料のオンライン学習を広く利用できるようにすること、雇用への明確な道筋を示すこと、スキル・ギャップがより大きいテクノロジー分野で、スキルアップの機会を必要とする人々に重点を置くことなどを通じて、働き方の未来に投資します。
IBM SkillsBuildについて
IBM SkillsBuild は、テクノロジー分野でスキルアップの機会を必要とする人々に焦点を当てた無料の教育プログラムで、社会人学習者、高校生、大学生、教職員などが貴重な新しいスキルを身につけ、就労機会を得られるよう支援します。このプログラムでは、パートナーのグローバル・ネットワークと協力して、オンライン・プラットフォームを含む、実践的な学習体験を提供します。
IBM SkillsBuildのオンライン学習としては、サイバーセキュリティー、データ分析、クラウド・コンピューティング、その他多くのテクノロジー分野や、デザイン思考などの職場スキルに関する1,000以上のコースを19の言語で提供するオンライン・プラットフォームです。参加者は受講修了後、IBMのデジタルバッジを取得できます。
IBM SkillsBuild教育パートナーを通して実施する強化プログラムとしては、ワークショップ、IBMコーチやメンターとの専門的な会話、プロジェクトベースの学習、IBMソフトウェアへのアクセス、学習プロセスにおけるパートナーからの特別なサポート、および就労機会の紹介も含まれる場合があります。
*新たに提供開始するAIに関するコースは、現時点では英語のみです。
当報道資料は、2023年9月18日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳の一部をもとにしています。原文は以下のURLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2023-09-18-IBM-Commits-to-Train-2-Million-in-Artificial-Intelligence-in-Three-Years,-with-a-Focus-on-Underrepresented-Communities
IBM、IBM ロゴ、SkillsBuildは、 米国やその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademark をご覧ください。
プレスリリース提供:PR TIMES