プレスリリース

〜リスキリングについて地方自治体が本格的に議論を始めるのは全国初〜

広島県の湯崎英彦知事は、リスキリングを推進するとともに、そのあり方を行政・経済団体・労働団体・有識者などで議論していくための『広島県リスキリング推進検討協議会』を4月25日に立ち上げることを発表しました。
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リスキリングとは…デジタル化の進展や働き方の多様化などに伴い、新たに発生する業務に必要となるスキルや知識を、企業の経営戦略や人材戦略のもと従業員が学ぶこと。

ＤＸが浸透しはじめ、また新型コロナ禍で従業員の働き方が変わってきたことでリスキリングへの関心は高まっています。
こうしたことから、県は、地元企業の生産性の向上や新たな価値創造、成長分野での競争力強化に向けて、リスキリングを推進する企業の増加を図りたいと考えています。
4月19日に行われた記者発表で湯崎知事は「企業にとって『人』は重要な資本。リスキリングを通じて、あらゆる分野でＤＸが進む中、デジタル社会に対応した企業の成長と、成長分野への円滑な労働移動の実現に向けて取り組んでいく」とコメントしました。


協議会には2つの分科会を設置し、「スキル分科会」で、習得が必要なスキルの明確化を、「雇用環境分科会」で、働きながら学ぶ労働環境や雇用管理のあり方、労働市場の流動化に向けた社会システムなどの課題等について議論を行い、令和5（2023）年7月を目途にリスキリングの取組指針と円滑な労働移動が可能な社会の実現に向けたロードマップを策定することとしています。

また、今年度は、リスキリングを推進する企業を支援するため、企業が従業員にデジタル基礎知識を習得してもらうための費用を支援するための補助制度を開始するとともに、意識啓発のためのセミナーを6月に開催し、経営者向けの研修プログラムを7月から開始する予定としています。

このほか、リスキリングに取り組む県内企業が自由にその取組を宣言しＰＲする制度も4月から創設しており、広島県全体を挙げて、リスキリングの推進に取り組んでいきます。

１　第１回協議会の開催について
（１）日時　令和4年4月25日（月）15:00〜16:30
（２）場所　広島県庁第1会議室（広島県広島市中区基町10-52）
（３）議事
　　　・協議会設置について
　　　・これまでの県の取組，国の動向
　　　・論点と今後の進め方についての意見交換
　　　・有識者プレゼン

２　協議会メンバー
（１） 協議会
　議論のとりまとめ、取組の指針およびロードマップの策定
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（２）分科会
■スキル分科会
　DXの進展により生じる職種ごとの需給ギャップの整理、職種ごとの需給ギャップから習得が必要となるスキルの整理
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■雇用環境分科会
　働きながら学ぶために必要な労働環境・雇用管理のあり方の検討（企業内での労働移動の視点）、労働市場の流動化に向けた社会システム等の課題の整理（企業の枠を超えた労働移動の視点）
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プレスリリース提供：PR TIMES