プレスリリース
〜アート鑑賞が新たなビジネス創出にどのような価値を発揮するかを検証〜
Visionalグループの株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也 以下、当社)は、当社のSDGsプログラム「みらい投資プロジェクト」の一環として、ベネッセアートサイト直島を展開する公益財団法人福武財団(以下、福武財団)と、ビジネスプロフェッショナルを対象としたアート鑑賞を活用した学びプログラムの共同研究に関する連携協定を締結したことをお知らせいたします。
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■ビジネスプロフェッショナルの7割以上がアート鑑賞に興味があると回答
ビジネス創出に生かすためのアート鑑賞が求められる
AIやロボティクスなど、複雑性・多様性が増すなかでビジネス創出をしていくためには、専門知識・スキルだけではなく、教養(リベラルアーツ)を身につけ、独自の視点や発想力で現状の価値を問い直し、未来を描く力が必要とされています。当社が運営する即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」の会員にアンケートを実施したところ、会員の7割以上がアート鑑賞に興味があると回答し、約6割が教養・美意識を磨くことを目的としていることが明らかになりました。
しかしながら、一般的なアート鑑賞では、ビジネス創出に生かすための変容プロセスを体系的に学ぶことは難しく、ビジネスプロフェッショナルにとって効果的なアート鑑賞や学びには至っていないと想定されます。
■公益財団法人福武財団と株式会社ビズリーチの連携協定について
そこでこのたび当社は、福武財団と連携し、アート鑑賞をビジネス創出に生かすための学びプログラムをビジネスプロフェッショナル向けに開発し、その効果検証を行います。ビジネスプロフェッショナル向けの「アート鑑賞のあり方と新たなビジネス創出への効果」を明らかにし、それに基づいたプログラムを創出することで、ビジネスプロフェッショナルの学びや、企業の人材育成等で、人材がアート鑑賞による学びができる体制を取り入れることを目指します。
■連携協定の概要
1. 締結日:2022年11月7日
2. 目的:アート鑑賞を活用したビジネスプロフェッショナルの学びの促進と、アート人材の確保
3. 概要:
(1)アート鑑賞を活用したビジネスプロフェッショナル向けの学びプログラム
福武財団と当社で共同研究を行い、本研究が、ビジネスプロフェッショナルの学びに「アート鑑賞」が有効であることを説明できる成果となることを目指す。
研究期間:2022年11月〜2023年10月予定
対象:即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」会員
内容:
・福武財団が保有するアートの対話型鑑賞プログラムをビジネスプロフェッショナルに体験してもらい、効果を分析
・ビジネスプロフェッショナル向け学びプログラムの開発と実証
・報告書作成・発表
(2)芸術文化を担うビジネス人材確保を支援
アート市場の成長や、芸術文化・アート活動の次世代への継承、ビジネス視点でアートを持続可能なものにし国際的に評価を上げるための戦略を考えられるプロフェッショナル人材の確保を支援する。
■ビジョナル株式会社 執行役員 CFO 末藤 梨紗子 コメント
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Visionalグループの株式会社ビズリーチでは、持続的な社会に貢献するための「事業を通じた課題解決」として「みらい投資プロジェクト」を推進しています。みらい投資プロジェクトでは、「新産業・技術の創出支援」や「未来のプロ人材育成」に取り組んでおり、本プロジェクトの第3弾として、福武財団と連携します。本連携により、ビジネスプロフェッショナルを対象とする、アート鑑賞を活用した学びプログラムの共同研究を福武財団と行い、新たなビジネス創出においてどのような有効性があるかを研究し、その研究成果を公開する予定です。
アートはいろいろな気づきをもたらしてくれる存在です。複雑性・多様性が増す社会のなかで、アートを通して、自身と仲間の感じ方や考え方の多様性を認識し、対話を促します。そしてその体験が、個人・組織の学びだけではなく、新たな視点や物事の捉え方への気づきのきっかけとなり、ビジネス創出の観点においても有効であると考えています。
企業は人的資本の情報開示が本格的に求められるようになり、これまで以上に、私たちVisionalグループも含めた社会全体で「競争力の源泉となる人材の強化」とその人材を支える学びの提供ニーズは拡大していくと考えています。「事業を通じた課題解決」として取り組む本研究を、ぜひ多くの企業の経営者の皆様にもご覧いただき、人材投資の一つの手段として、アートを通じた学びをご検討いただくことを目指していきたいと考えています。
■公益財団法人 福武財団 代表理事 福武 英明 氏 コメント
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福武財団やベネッセアートサイト直島では、これまでも「現代アート」「建築」「自然」「地域コミュニティー」を融合させ、新たな文化や価値観づくり、そして豊かな生き方の実践に取り組み続けてきました。それらの活動を深め、広げていくための重要な役割の一つとして教育プログラムの実施に現在注力しており、アート鑑賞における企業向けの研修プログラムを実施してきました。
すでに、中学・高校を対象とした「BASN対話型鑑賞プログラム」では、他者との意見の違いから自分の発想・見解などの理解が進み、体験を通じて「よく生きる・Well Being」の思考が深まっていく手応えを感じています。
本連携を通じ、ビジネスプロフェッショナルの方々を対象として、アートがどのような価値を個人、組織にもたらせるのかをビズリーチと実践を通して共同研究し、新たなビジネス創出や対話力の向上につなげていきたいと考えています。今までの教育の概念と全く異なる体験になると確信しておりますので、成果として発表できた際には、少しでも関心のある皆様にぜひ学びのプログラムにご参加いただけたらと考えています。一緒に楽しみながら世の中を良くしていきましょう。
【参考:アートに関する調査について】
Q. アートや芸術鑑賞に興味がありますか。
選択肢 回答
興味がある 37.3%
どちらかといえば、興味がある 36.2%
どちらかといえば、興味がない 19.7%
興味がない 6.8%
Q. 芸術鑑賞などアートに関わる場合、どのような目的をもちますか。当てはまるものを最大3つお選びください。
選択肢 回答
教養を身につける 65.7%
自身の美意識を磨く 57.0%
対話・コミュニケーション力を身につける 36.3%
新規ビジネスの創出 11.6%
投資 9.5%
その他 7.0%
特にない 6.2%
<調査概要>
調査内容:アートや芸術鑑賞について
対象:ビズリーチ会員
調査期間:2022年9月26日〜2022年10月2日
有効回答数:791
・回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
■株式会社ビズリーチが取り組むSDGsプログラム「みらい投資プロジェクト」について
「みらい投資プロジェクト」は、教育・官公庁・NPO・新産業など、プロ人材の力を必要とする社会貢献性の高い領域を対象に、当社がパートナーと共に、社会の課題解決を通じてより良い未来の実現を目指す、当社初のSDGsプログラムです。本プログラムを通じて、当社は「未来のプロ人材の育成」や「未来の新産業創出支援」等に取り組みます。
「みらい投資プロジェクト」を通じて、一人でも多く未来のプロ人材を育成し、新産業の創出を支援します。さらに、プロ人材にとっての活躍の場を数多く創出し、選択肢と可能性を広げられる社会、そして誰も置き去りにしない社会の実現に寄与してまいります。
■即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について
ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。
URL:求職者向け:https://www.bizreach.jp/
企業向け:https://bizreach.biz/service/bizreach/
■株式会社ビズリーチについて
「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。2020年2月、グループ経営体制への移行にともなって誕生したVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。
URL:https://www.bizreach.co.jp/
■Visionalについて
「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。
URL:https://www.visional.inc/
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