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出光興産株式会社

HIF Global社との合成燃料(e-fuel)分野における戦略的パートナーシップに関するMOU締結について

(PR TIMES) 2023年04月05日(水)13時45分配信 PR TIMES

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤俊一、以下「当社」)は、南米・北米・豪州などで合成燃料(e-fuel)の製造を行うHIF Global(以下「HIF」)と、合成燃料の生産や日本での実用化・普及を加速させるための戦略的パートナーシップに関するMOUをこのたび締結しました。
合成燃料(e-fuel)は、再生可能エネルギー由来の水素と大気中のCO2を合成することで生成される液体燃料です。原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体において、カーボンニュートラル(CO2排出量実質ゼロ)を達成するエネルギーとして注目されています。流通にあたり、貯蔵タンクやパイプラインなど既存のインフラを活用できることや、自動車、船舶、航空機のエンジンに手を加えることなく利用が可能であることから、脱炭素化の早期実現策として期待され、社会実装が求められています。

当社はこれまで、本年1月にHIFの実証試験設備であるチリ南部のHaru Oniプラントを視察訪問するなど、HIFと合成燃料の早期社会実装に向けた協議を進めてきました。さらに議論を加速させるため本MOUを締結し、今後は以下の項目についてHIFと共同で検討します。

・海外プロジェクトからの合成燃料調達および国内供給
・国内外における合成燃料製造設備への共同出資
・国内で回収したCO2の国際輸送と活用(原料化)
[画像1: https://prtimes.jp/i/23740/416/resize/d23740-416-f4e76fa345d3f5e1846a-0.png ]


併せて、HIFが製造した合成ガソリンのサンプルを入手し、環境影響や性能の確認を行い、国内での実用化・普及に向けた検討を進めます。また、当社グループ製油所・事業所における合成燃料の生産検討を進め、2020年代後半までに国内における合成燃料の生産・供給体制を確立することを目指します。

当社は2022年11月に発表した「中期経営計画(2023〜2025年度)」において、下記3つの事業領域の社会実装を通じ、事業ポートフォリオ転換を推進することを表明しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/23740/416/resize/d23740-416-75e11b58abb59d6174ca-1.jpg ]


本取り組みは当社が掲げる2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた3つの事業領域のうち「一歩先のエネルギー」「多様な省資源・資源循環ソリューション」の開発と社会実装に向けた取り組みと位置付けています。当社は合成燃料の実用化と普及の促進により、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。

■HIFについて
HIF Globalは、低コストの再生可能エネルギーをベースに、水素を既存のインフラで輸送・利用可能な液体合成燃料に変換するプロジェクトを推進する、世界有数の企業です。HIFという社名は「地球の脱炭素化を可能にするHighly Innovative Fuelsを提供する」という会社の理念を表しており、HIFチリ、HIF米国、HIFアジア太平洋、HIF EMEAなど、グローバルに事業を展開しています。2022年12月にチリのマガジャネスにあるHaru Oni実証プラントから初めての合成燃料の生産を成功させ、今後は米テキサス州での商業規模のHIF Matagordaプラントの建設、豪州タスマニア州でのプラント建設を予定しています。
URL:www.hifglobal.com

[画像3: https://prtimes.jp/i/23740/416/resize/d23740-416-42b833124e4642ff190b-2.png ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/23740/416/resize/d23740-416-72aab0b6549636954e7a-3.png ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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