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【国立映画アーカイブ】上映企画「フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡」開催のお知らせ

(PR TIMES) 2022年03月08日(火)17時15分配信 PR TIMES

フランスの女性映画監督の歴史をパイオニア、そして放浪というテーマで紹介する上映企画


[画像: https://prtimes.jp/i/47048/402/resize/d47048-402-49bdf74bd3fb52b80565-0.jpg ]

 国立映画アーカイブでは、3月15日(火)より企画上映「フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡」を開催いたします(特別協力/上映・企画パートナー:アンスティチュ・フランセ日本、シネマテーク・フランセーズ、特別協力:アンスティチュ・フランセ パリ本部)。映画最初期の監督であるアリス・ギイの『催眠術師の家で』(1898年)から、ソフィー・ルトゥルヌール監督『奥様は妊娠中』(2020年)まで、28作品(14プログラム)で120年以上にわたるフランス女性監督の歴史を辿ります。世界的に女性監督の活躍が注目されている今、改めてフランスにおけるその軌跡をご紹介できればと思います。皆様のご来場を心よりお待ちしています。


上映作品(14プログラム、28作品)

1《アリス・ギイ作品集》:『催眠術師の家で』(1898年)『世紀末の外科医』(1900年)他13作品
2『ドン・カルロスのために』(1921年、監督:ミュジドラ、ジャック・ラセーヌ)
3『スペインの祭』(1919年、監督:ジェルメーヌ・デュラック)/『太陽と影』(1922年、監督:ミュジドラ、ジャック・ラセーヌ)
4『微笑むブーデ夫人』(1923年、監督:ジェルメーヌ・デュラック)/『魔王』(1931年、監督:マリー=ルイズ・イリブ、ジャン・マルゲリット)
5『二重の愛』(1925年、監督:ジャン・エプシュタイン)
6『美しき青春』(1936年、監督:マリー・エプシュタイン、ジャン・ブノワ=レヴィ)
7『パリ1900年』(1947年、監督:ニコル・ヴェドレス)
8『オリヴィア』(1951年、監督:ジャクリーヌ・オードリー)
9『シメオン』(1992年、監督:ユーザン・パルシー)
10『ジャンヌ・モローの思春期』(1979年、監督:ジャンヌ・モロー)
11『冬の旅』(1985年、監督:アニエス・ヴァルダ)
12『グッバイ・ファーストラブ』(2011年、監督:ミア・ハンセン=ラヴ)
13『ガールフッド』(2014年、監督:セリーヌ・シアマ)
14『奥様は妊娠中』(2020年、監督:ソフィー・ルトゥルヌール)


見どころ

サイレント映画期から現在活躍中の監督まで幅広く上映!
想像力あふれる物語と演出で、いまもなお魅力的なアリス・ギイの作品集(1898年〜1907年)や、第二次世界大戦直後の撮影所で活躍した女性監督ジャクリーヌ・オードリーが、女性の同性愛を正面から描いた『オリヴィア』(1951年)、ヌーヴェルヴァーグの先駆となったアニエス・ヴァルダの代表作『冬の旅』(1985)、そして『燃ゆる女の肖像』(2019年)などで知られ、現在最も注目を集める監督のひとりであるセリーヌ・シアマ監督の『ガールフッド』(2014年)など、幅広く上映します。それぞれの時代を牽引したパイオニアや、現在第一線で活躍中の監督の作品をぜひスクリーンでご覧ください。

スターたちの監督作を上映
ルイ・フイヤード監督『レ・ヴァンピール 吸血ギャング団』で演じたイルマ・ヴェップ役などで知られ、フランス・サイレント映画期を代表するスターであるミュジドラが監督・主演した『ドン・カルロスのために』(1921年)、『太陽と影』(1922年)を上映します。また、フランソワ・トリュフォー作品など数多くの映画に主演したジャンヌ・モローの監督作『ジャンヌ・モローの思春期』(1979年)を、国立映画アーカイブ所蔵の35mmフィルムで上映。スターとしてのイメージに隠れがちな監督としての魅力を、ぜひスクリーンで(再)発見してください!

音楽にも注目の作品を上映
マリー=ルイズ・イリブ監督『魔王』(1931年)は、ゲーテの詩をもとにしたシューベルトの歌曲『魔王』の映画化作品。特殊撮影をふんだんにつかった大胆な演出と、魔王に襲われる子どもの名演も必見です。
また、『白く渇いた季節』(1989年)でハリウッド・メジャー初の黒人女性監督となったユーザン・パルシー監督が、故郷のフランス領アンティル諸島を舞台に描く音楽ファンタジー映画『シメオン』(1992年)も上映。世界的人気バンドであるKassav’(カッサヴ)のメンバーが俳優として出演し音楽も披露しています!貴重な35mmフィルムでの上映です。

サイレント映画の生伴奏付上映やトークも開催
シネマテーク・フランセーズが復元したサイレント映画『スペインの祭』(1919年)と『太陽と影』(1922年)の上映では、湯浅ジョウイチ氏と鈴木真紀子氏による生伴奏付上映も開催。よみがえった作品を、ライブ音楽とともにお楽しみください! また初日の3月15日の「アリス・ギイ作品集」上映後には坂本安美氏(アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム主任)のトークも行います。


開催概要

企画名:フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡
主催:国立映画アーカイブ
特別協力/企画・上映パートナー:アンスティチュ・フランセ日本、シネマテーク・フランセーズ
特別協力:アンスティチュ・フランセ パリ本部
会期:2022年3月15日[火]-27日[日]
会期中の休館日:月曜日
会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU[2階]
HP:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/france202202/
問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

【前売指定席券は絶賛発売中!】
3月8日(火)以降、毎週火曜日10:00amより、チケットぴあにて翌週(火〜日)上映回の前売指定席券(全席指定席)を販売します。[Pコード:551-949]
一般:520円/高校・大学生・65歳以上:310円/小・中学生:100円/障害者(付添者は原則1名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ・未就学児:無料
♪生伴奏付上映の回
一般:1,050円/高校・大学生・65歳以上:840円/小・中学生:600円/障害者(付添者は原則1名まで)・未就学児:無料(*手数料のみかかります)/キャンパスメンバーズ(教職員):500円/キャンパスメンバーズ(学生):400円

*前売指定席券のみ販売いたします。
*会場でのチケットの販売はございません。
*障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズの方も、前売指定席券をお求めください。
*その他詳細はホームページをご確認ください。

プレスリリース提供:PR TIMES

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