プレスリリース

　グローバル刃物メーカーの貝印株式会社（本社：東都千代田区、代表取締役社長兼COO：遠藤浩彰）は「オーバルリングヘアブラシ 濡れ髪用」、「異物混入対策フックナイフ」の2製品において、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2022年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。
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　貝印は、1973年よりグッドデザイン賞へ応募し、昨年2021年までにカミソリ、ビューティケア、調理、医療など幅広い分野において、これまで98製品がグッドデザイン賞を受賞、今年で累計100製品が受賞いたしました。
　今年受賞した、「オーバルリングヘアブラシ 濡れ髪用」においては、『心地よく感じられる造形である一方で、シンメトリーの幾何形体による使いにくさが懸念されたが、手のひらに収まった時の縁の丸みやブラシの太さへの設計が考え抜かれており、洗いあがりの濡れた髪を梳かすのに力を入れやすくよく考えられている製品である』などと評価されました。
　「異物混入対策フックナイフ」においては、『最小限の資材で合理的に設計されている事が分かり、丁寧な検討の積み重ねを感じる。「切る」という行為を目的に応じて分解・構築し最適化する取り組みに、刃物メーカーならではのプライドを感じるプロダクトである。』といった評価をいただきました。

　貝印デザイン部では、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナーともにコンセプトを共有したデザイン開発を行い、グローバルな商品開発を通して文化やニーズの多様性を把握し、企画しています。今後も皆様の生活に寄り添った商品を展開し、より豊かな生活の実現に寄与してまいります。

●これまでの受賞歴： https://www.kai-group.com/global/about/awards.html

受賞製品について
●オーバルリングヘアブラシ 濡れ髪用

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【商品概要】
水はけに優れ清潔に保管しやすく、濡れ髪を梳かすのに適した形状のヘアブラシ。
意匠登録第1724373号

税込価格　：660円
発売日　　：2022年3月8日（火）
色　　　　：ピンク、グレー
本体サイズ：142×56×35mm
本体重量　：64g
品番　　　：000KQ3166(ピンク)、000KQ3167(グレー)

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【評価コメント】
心地よく感じられる造形である一方で、シンメトリーの幾何形体による使いにくさが懸念されたが、手のひらに収まった時の縁の丸みやブラシの太さへの設計が考え抜かれており、洗いあがりの濡れた髪を梳かすのに力を入れやすくよく考えられている製品であると評価された。衛生面が強く求められる昨今、一体成型であることでブラシに絡まった髪や汚れも落としやすく、中央に設けられたスリットがフックとして使用できることや水抜きにも一役買うことが考えられる。

【デザイナーコメント】デザイン担当：大塚 淳
風呂場や洗面所での仕様を想定したシームレスな形状を1部品で構成した。本体に貫通させたスリット穴は、水はけの良さによるブラシ乾燥のし易さと、上下どちらでもフック掛け収納を両立させている。全体をオーバル形状にまとめることで上下どちらでも使用でき、眼鏡が無い状態や目を閉じている際の使いやすさに配慮している。

●異物混入対策フックナイフ

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【商品概要】
食品工場で、液状、粉状の食品原料の袋を縦置きにして開封する際に、一発でカットして異物の混入をなくすことを目的としたナイフ。
意匠登録第1721908号

税込価格　：オープン価格
発売日　　：2022年2月
色　　　　：青、緑、黄
本体サイズ：幅40mm×長さ138mm×厚み7mm
本体重量　：12g
品番　　　：750BH0854(ブルー)100本入、 750BH0855(イエロー)100本入、750BH0856(グリーン)100本入
※当製品は業務用品となりますので、一般のお客様への販売はしておりません

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【評価コメント】
2020年に受賞した異物混入対策スリットナイフに対し、本製品は袋を立てた状態で開封する必要のある容器に向けた提案である。握ってみるとしっくりと安定して把持でき、刃の侵入角や構造なども良く練られている。仔細に見ると最小限の資材で合理的に設計されている事が分かり、丁寧な検討の積み重ねを感じる。「切る」という行為を目的に応じて分解・構築し最適化する取り組みに、刃物メーカーならではのプライドを感じるプロダクトである。

【デザイナーコメント】デザイン担当：落合 章吾
ハサミ、ペティナイフでは二度切りのリスクが高く混入に繋がるが、異物混入対策フックナイフの使用により包材の開封をしやすくし、作業者の技量や熟練度に依存しない、二度切り不要な設計とし、誰もが縦置きフィリングを簡単にカットできるようにした。また、刃に触ることのできないセーフティ構造により、作業者の手や指をケガから守り、食品および工場の汚染防止に効果的である。さらに、青、緑、黄の3色のハンドルを用意することで、識別管理が容易となり、ナイフを定期交換で取り換える作業環境や、食材別での使い分けにおいて、間違った色のナイフが一目で分かる仕組みを実現した。

貝印デザイン部について
　クリエイティブディレクターのもと、プロダクトデザイナー6名、グラフィックデザイナー4名が在籍。全貝印商品に関与し、デザイン及びブランドクオリティの向上に向け活動しています。また、プロダクト、パッケージなどに留まらず、展示会などのクリエイティブにも関与し、企画提案含め幅広く活動中です。知的財産部とも連携し、新たなアイデアや造形による知的財産を生かした知財・デザイン経営を目指しています。

次長 大塚 淳
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2009年貝印入社。カミソリや包丁をはじめとするプロダクトデザイン及びコンセプト全般を担当。GOOD DESIGN AWARD BEST 100、German Design Award Special Mention、Red Dot Design Awardなど受賞多数。

●グッドデザイン賞 受賞歴
・紙カミソリ(R)（2021年度）
・DANDYCARE/ FEMINICARE（2020年度）
・SELECT100 ボウル（2018年度）
・理容カミソリ　火匠 Carbon-Folding／火匠 Carbon-Straight（2017年度）
・ピュアコマチグレーター（2016年度） など多数


マネージャー 落合 章吾
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2012年貝印入社。カミソリをはじめ、包丁、医療器などのプロダクトデザインを担当。

●グッドデザイン賞 受賞歴
・DANDYCARE/ FEMINICARE（2020年度）
・異物混入対策スリットナイフ（2020年度）
・プリティー　敏感肌用フェイスL（2018年度）・KAI BTBグラフトナイフ（2017年度）

【貝印株式会社】
1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っているグローバル刃物メーカー。
本社：東京都千代田区岩本町3-9-5　　代表取締役社長兼COO：遠藤浩彰　https://www.kai-group.com/

プレスリリース提供：PR TIMES