プレスリリース

〜2023年12月 視聴者が検索したテレビCMランキング〜

マーケティング情報の発信拠点となる「ノバセル オープンラボ」を運営するノバセル株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：田部正樹、以下ノバセル）は、テレビCM効果の分析サービス「ノバセル トレンド」を活用し、2023年12月に放映されたテレビCMの指名検索スコアランキングを発表いたします。
（ノバセル オープンラボ： https://openlab.novasell.com/）
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10550/383/10550-383-25ab9474004fe0d77d851327f92f48f2-1200x628.png ]

ノバセルにてマーケティングの効果として重要指標としている「指名検索」。CM放映の前後数分間に増えた指名検索数をCMの放映量で割ったスコアを「指名検索スコア」と設定し、理論上はこのスコアが高いほどCMによってブランド名がより効果的に検索されたと計測しています。

あらゆるテレビCMの指名検索スコアが可視化できる「ノバセルトレンド」にて、2023年12月の指名検索スコア順テレビランキングをご紹介します。

2023年12月 指名検索スコアの高いテレビCMランキング


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10550/383/10550-383-dd1bebf579ba71b231dbfcab64ad5b25-1284x676.png ]

■指名検索スコアについて

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10550/383/10550-383-7cb471463581fd3dbcc58dceee2ea4a5-328x89.jpg ]

ノバセルでは、テレビCMインプレッション100万回あたりの分間指名検索ポイントを「指名検索スコア」と命名。スコアが高いほど検索獲得効率が良い傾向にあるとして、クリエイティブや放映枠を相対比較する際に、この値を用います。

2023年12月1日〜12月31日の期間に放送されたテレビCMのうち、高い指名検索スコアを獲得したCM上位5件のランキングと、CM内容をご紹介します。

1位：amazonジャパン「Amazon」
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=oFrNeVDlJOQ ]

（出所 Amazon Japan Official 「【Amazon ブラックフライデー】12/1（金）23:59まで開催中」 2023/11/24　https://youtu.be/oFrNeVDlJOQ）
12月1日 23:59までブラックフライデーが開催していることを告知したCM。
セール期にお馴染みのベルトコンベアから商品が流れてくるクリエイティブですが、「今年最後のビッグセール」、「最高のご褒美を」というナレーションにあわせて、家電・ゲーム機・リュックサック・ヘッドフォン・ビール・腕時計などがベルトコンベアに流れていく様子に、開催終了前ギリギリでの駆け込みが多かったのか、指名検索スコアが伸びた結果に。

2位：かつや「かつや」
「いいことあった日、やなことあった日、がんばった日、明日からがんばる日、ぜんぶカツ丼！」とすべての人をカツ丼で応援する「かつや」のCM。ナレーションにあわせて、「いいこと」や「やなこと」などの間にカツが揚がり、カツ丼がおいしそうにできていくクリエイティブに目を奪われます。

3位：オープンワーク「オープンワーク」
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=BozT3BPnOWI ]

（出所 OpenWork 「オープンワーク TVCM 「よし決めた」編 30秒」 2023/12/18　https://youtu.be/BozT3BPnOWI）

「くそー、どうして会社は俺を評価してくれないんだー」と終業後に走り叫ぶ若手ビジネスマンが、家に帰って自社の評判、様々な会社の評判をオープンワークで確認するCMです。悩みを抱えるビジネスマンが前向きに転職活動をしていく印象に、同じような悩みを抱えた方が背中を押されたのではないでしょうか。

4位：大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ「大江戸温泉物語」
全国35ヶ所という多さと会員割引による行きやすさ、バイキングやかに食べ放題などの魅力を伝えています。

5位：レゴジャパン「レゴ」
大型探検船のレゴから「やあみんな、水中探検に出発」の声にあわせ海の中でレゴが冒険する様子が楽しい「レゴシティ」のCM。12月ということもあり、クリスマスプレゼントのリサーチとして指名検索スコアが増えたのではないでしょうか。

今月のランキングでは、数ある飲食店の中から唯一5位以内にランクインした「かつや」がなぜ指名検索数を伸ばしたのかを分析します。

「かつや」の分析


「かつや」はとんかつ専門店として1998年からサービス展開し、国内外に525店舗（2022年12月時点）展開する外食チェーンで、「サクサクやわらか、ボリューム満点！」をこだわりとしています。
・公式HP：https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/

12月に放映があったTVCMでは、「いいことあった日」「やなことあった日」「がんばった日」「明日からがんばる日」を「ぜんぶカツ丼の日！」と締めくくっています。サッカーをしている少年、働く青年、夜に落ち込む女性と様々な日常生活がある中で、おいしそうなカツ丼の映像はご褒美という形でかつやに足を運ぶきっかけになるのではないでしょうか。
特に興味深い点は、CM内でメニューの案内が一切無いというところです。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10550/383/10550-383-424baff677f5ce2fb9b46cbc4398f9ab-765x909.png ]

上記は12月全国のかつやに関連する検索キーワードランキングです。2位のかつやを抑えて「かつや　メニュー」の検索が1位となっています。
CMを見て実際どんなメニューが食べられるかの確認をする方が多かったのではないでしょうか。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10550/383/10550-383-3ad138478c2076d825295267e8c0f89f-3900x1951.png ]

※出所：ヤフー・データソリューション　DS.INSIGHT
※エリア：全国
※期間は2022/6/1〜2023/12/31
※指名検索数は推計値であり、Yahoo!検索での検索実数ではない
※imp(単位：100万)：「インテージ Media Gauge TV」

上記は関東の月別放映量とかつやに関連するキーワードの指名検索推移です。
放映があったタイミングに合わせて検索がされていることがわかりますね。「かつや　店舗」よりもメニューに興味を持たれていることがわかります。

続いて、全国の年代別の検索層の割合です。
男女とも年代別の検索比率は近しいですが、特に女性の30〜40代の割合が高くなっており、働く層や家族連れ等、放映の訴求と年代が合っているといえます。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10550/383/10550-383-0f07d4436e63a06ff6db07a32776a618-3900x1952.png ]

※出所：ヤフー・データソリューション　DS.INSIGHT
※エリア：全国
※期間は2023/12/1〜2023/12/31
※指名検索数は推計値であり、Yahoo!検索での検索実数ではない

最後に検索の日時と時間帯です。
放映は平日が多いですが、土日の午前からプライム帯を中心に検索されています。主な検索層である30〜50代の方々は平日は仕事に家事など、やることが多いことから、実際に食べに行けるタイミングや、少し余裕のある土日に検索しているのではないでしょうか。平日でもランチよりも晩ご飯としての需要が高そうです。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10550/383/10550-383-2a3d0db3ee1b5b3090094e2bd2a57728-595x439.png ]

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10550/383/10550-383-0a7040e09e8c19e834e9fbe63364ea9f-595x449.png ]

[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10550/383/10550-383-622998d1191f1bf080b9efb61862dac9-1103x90.png ]

※出所：ノバセルトレンド
※imp(単位：100万)：「インテージ Media Gauge TV」

総括


2023年12月放映のテレビCMは、「かつや」を取り上げて解説しました。
テレビを”ながら視聴”するユーザーが増えている近年では、CM放映前後に商品やサービスが検索された数・割合を知ることで、世の中のトレンドや関心度が伺えます。

「ノバセル オープンラボ」では、今後も視聴者が実際に行動（指名検索）したテレビCMにスポットを当て、より詳しいクリエイティブ分析・業種ごとのランキングといったマーケティング情報を公開してまいります。
下記URLより、ぜひ詳細をご確認ください。
URL：https://openlab.novasell.com/

プレスリリース提供：PR TIMES