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フラー、藤田金屬の新サービス立ち上げを支援

(PR TIMES) 2023年05月15日(月)11時15分配信 PR TIMES

DXパートナーとして鋼材の“不要在庫”解消へマッチングサービスを構築。コンセプト策定からサイト設計までデジタルで伴走

藤田金屬株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長:今井 幹太、以下「藤田金屬」)は2023年5月15日、鋼材の“不要在庫”を業界全体で解消するための新たな可能性を図るBtoBマッチングサービス「tenteco(テンテコ)」のプロトタイプ版を公開しました。フラー株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役:渋谷 修太、山崎 将司、以下「フラー」)は、藤田金屬のDXパートナーとして、サービスのコンセプト策定からサイトの設計までデジタルにかかわる支援をさせていただきましたのでご報告いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/5362/351/resize/d5362-351-0dd0dbf2517f21097edb-3.jpg ]

業界全体の懸案をデジタルの力で解消へ

 鉄鋼流通業界では、鋼材の不要在庫(当面の販売予定がない、若しくは回転率の悪化している在庫)の扱いについて大きな課題意識があり、対応方法が業界全体にとって長年の懸案とされてきました。

 不要在庫の発生原因は需給環境の変化や品質仕様の微細な差異、工場加工要因など様々です。このような在庫が増加すると、在庫回転率の悪化によるキャッシュフローの低下、工場内物流の効率低下、在庫保管コストの増大、処分損による収益低下といった悪影響が生じます。

 不要在庫になる前にデジタルの力で必要とする企業とのマッチングができれば、売り手・買い手の双方にとって大きなメリットになる可能性が高いと見た藤田金屬は、デジタル領域に強みを持つフラーに相談。今回のプロジェクトが立ち上がりました。

倉庫に眠る在庫を発見、需要家とマッチング

藤田金屬とフラーの共創によって生まれた「tenteco(テンテコ)」は、当面の販売見込みが立たず倉庫に眠っている鋼材を発見し、オンラインサイトで購入できるBtoBのマッチングサービスです。需要家が通常の商取引では自力で探せない商品と出会うこともできます。

 サービス名には鉄鋼の音の響きや、商売繁盛で“てんてこ舞い”という願いを込めながら、「環境にも鉄鋼加工流通業界にも『プラス』になる」というコンセプトの「+」に見立てたアルファベットの「t」や環境配慮の「eco」の要素を取り入れました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/5362/351/resize/d5362-351-b5441f312a8b9023c2b0-0.png ]

 堅くなりがちなBtoBサイトの取っ付きにくさを解消するため、鉄鋼流通業界ならではの文脈をとらえた“遊び心”も取り入れました。例えば、ECサイトなどで見かける商品の「カート機能」。「tenteco(テンテコ)」では実際に現場で鋼材をトラックに積み込むシーンになぞらえ、「トラック機能」としました。

「tenteco(テンテコ)」の初期リリースは地域限定・購入者限定のプロトタイプ版として公開しました。今後、順次機能を追加しながら同業者向けに一般公開し、将来的には同業の流通業社を含め、不要在庫の解消に加え、マッチングサービスをあらたな販路の選択肢の一つとして活用することを目指します。

「tenteco(テンテコ)」公式サイト:
https://tenteco.jp/

フラーの支援について
[画像3: https://prtimes.jp/i/5362/351/resize/d5362-351-099bd6d05d854139ce08-3.jpg ]

 不要在庫の解消を図る「tenteco(テンテコ)」の立ち上げにあたって、フラーは藤田金屬の思いや目指したい姿を丁寧にヒアリングした上で、サービスコンセプトやサービス名のディスカッションといったプロジェクトの立ち上げ段階から伴走・支援させていただきました。

 ヒアリングやコンセプト策定と並行して、デザイナー・エンジニア・ディレクターで構成するフラーのプロジェクトチームのメンバーは鋼材そのものの知識や鉄鋼流通業界の構造を理解するところから開始。新潟県三条市にある藤田金屬の加工工場に何度も足を運び、サイトのデザインや仕様の検討につながる現場の情報や写真を収集・蓄積しました。

 現場で不要在庫が倉庫の決して少なくないスペースを占有している状況を目の当たりにしたり、工場での商品のピッキングや運搬の状況を見学したり、現場の担当者に不要在庫が与える影響をヒアリングしたりすることで、現場の肌感覚を大切にする当事者意識を強く持ちながらデジタルで解決すべき課題の明確化や課題の解決策となるマッチングサービスの仕様検討に取り組むことができました。

 また、プロジェクト期間の大半は新型コロナウイルスの何度目かの感染拡大タイミングと重なり、両社のプロジェクトメンバーによるディスカッションは全てオンラインで行うこととなりました。

 オフラインでの開催に比べ、ゼロからイチを生み出すような新規の取り組みでのワークショップやディスカッションをオンラインのみで行い、たしかな成果を得ることは非常に難易度が高いミッションとなります。

 藤田金屬とフラーは同じ新潟の企業として地域の産業が次のステップへと進むための挑戦にともに取り組みたいとの認識を全員で共有することで、オンラインコミュニケーションのみの取り組みをオフラインと同等に実りあるものとすることができました。

 今後もフラーは新潟の企業として、また地方に根ざす企業としてミッションである「ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に。」を実現するため、DXパートナーをはじめとするさまざまなステークホルダーと手を取り合い取り組む所存です。
[画像4: https://prtimes.jp/i/5362/351/resize/d5362-351-2721ddf85069c7423f7c-1.png ]

フラーについて

フラーは「ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に。」をミッションに掲げ、フラーが持ちうる全てのプロフェッショナル領域でアプリやウェブなどデジタルにかかわる支援を行う「デジタルパートナー事業」を積極的に展開しています。

新規・既存事業の戦略構築からプロダクト開発・グロースまで“ワンチーム”で伴走。「デジタル領域全般で頼られる存在」として顧客に寄り添い、課題解決や事業成長に貢献しています。

2020年11月には登記上の本店を新潟に移し、新たに「新潟本社」を設置。柏の葉本社と新潟本社の二本社体制で、それぞれの地方の特長を最大限に活かした経営により、中長期的な成長を目指しています。

ご参考:フラー公式サイト・デジタルパートナー事業について
https://www.fuller-inc.com/business

会社名:フラー株式会社
所在地:【柏の葉本社】千葉県柏市若柴178番地4 柏の葉キャンパス148街区2 KOIL
【新潟本社】新潟県新潟市中央区笹口1丁目2番地 PLAKA2 2階 NINNO
代表:代表取締役会長 渋谷 修太、代表取締役社長 山崎 将司
設立日:2011年11月15日
事業内容:デジタルパートナー事業
URL:https://www.fuller-inc.com
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本件お問い合わせ先:広報ユニット・下田 pr@fuller.co.jp



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