プレスリリース
データに基づく未来予測型経営の実現に向けた支援を強化
【東京発:2022年2月7日】
アクセンチュア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:江川 昌史、以下、アクセンチュア)は、データに基づく未来予測型経営への企業変革を支援すべく、AIによる経営判断支援ソリューション「AI Powered Management Cockpit(エーアイパワード マネジメント コックピット)」の本格展開を開始したことを発表します。
AI Powered Management Cockpitは、さまざまな経営指標を一元的に可視化し、AIによる目標達成予測と、それに基づく対策シミュレーションを提示することで、次に取るべき経営の意思決定を支援するアクセンチュアのソリューションです。経営目標に対する進捗状況を一覧表示し、未達になる見通しの場合にはアラートを出して、達成に向けた対応策を複数提示します。さらに、それぞれの対応策を講じた場合の効果シミュレーションも併せて提示することで、データに基づく未来予測型の経営判断を支援します。
例えば、欠品や過剰在庫といった指標でリスクを検知した場合、追加発注や倉庫間移動、売値変更などといった対応策をAIが提示します。さらに経営層に向けて、市場動向やサプライチェーンの情報など、まだ顕在化していない将来的なリスクも踏まえた効果のシミュレーションも併せて提示します。また、経営者がAIの提案と違うアクションを取る場合は、それによる売り上げや利益率、在庫状況などの各指標への影響をシミュレーションしながら意思決定することも可能です。さらに、決定された経営判断は、接続されている基幹システムを通して関係各所とリアルタイムに連携され、シームレスなアクションにつなげることが可能です。このように、意思決定の結果を蓄積していくことで、継続的な予測精度の向上と提案の高度化につながります。
アクセンチュアでは今後、AI Powered Management Cockpitを需給や顧客ロイヤリティ指標などの業績関連数値のシミュレーションのみならず、サステナビリティ関連などの非財務指標も含めた幅広い企業価値シミュレーションへとさらに機能拡張させ、幅広い業界に導入を進めていく予定です。
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なお、AI Powered Management Cockpitはすでに複数のお客様に活用されており、中でもメガネブランドJINSを運営する株式会社ジンズでは、経営状況の可視化とサプライチェーンの強化、業務負荷の削減を実現しています。経験則に基づいたリスク検知と需給対応から、AIと人との連携による未来予測型の経営判断へとシフトさせることで、試験期間において欠品による売り逃しを約65%削減し(粗利金額ベース2019年比)、廃棄ロスの約10%削減(除却・評価損含む2019年比)にもつながりました。これまでの試験運用の結果を踏まえ、本日よりJINSでの本格運用が開始されます。
アクセンチュア株式会社 ビジネスコンサルティング本部 AIグループ日本統括 AIセンター長 マネジング・ディレクターで博士(理学)の保科 学世は次のように述べています。「将来の不確実性がこれまで以上に増す中、データを基にした未来予測型経営への改革をAIで支援することで、ビジネス成長のみならず、現場社員の業務負担の軽減などの働き方改革や生産資源の効率化などのサステナビリティといった、幅広い価値の提供につなげられることを喜ばしく思います」
アクセンチュアについて
アクセンチュアは、デジタル、クラウドおよびセキュリティ領域において卓越した能力で世界をリードするプロフェッショナル サービス企業です。40を超える業界の比類のなき知見、経験と専門スキルを組み合わせ、ストラテジー&コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションズサービスを、世界最大の先端テクノロジーセンターとインテリジェントオペレーションセンターのネットワークを活用して提供しています。アクセンチュアは67万4,000人の社員が、世界120カ国以上のお客様に対してサービスを提供しています。アクセンチュアは、変化がもたらす力を受け入れ、お客様、社員、株主、パートナー企業や社会へのさらなる価値を創出します。
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プレスリリース提供:PR TIMES