プレスリリース
AI×IoTを活用してあらゆる「待つをなくす」スタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、待ち時間の得点化&特典化機能「Fun to Wait」(ファン トゥー ウェイト)のトライアル提供を開始します。
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■開発の背景
待ち時間は多くの場面で「未活用の時間」とされ、店舗や施設での利用者にとっても有効な活用が困難です。このような「待ち時間」は、しばしば単なる「時間の消費」とみなされがちです。コロナが落ち着いてきたことによる国内需要の回復により、観光地や施設が混雑したり、待ち時間が長くなる状況が増えています。これにより、利用者の体験の質が下がるといったリスクが課題となってきています。
そういった課題を解消すべく、弊社では「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる」をミッションに掲げ、商業施設や公共施設、空港、トイレなどあらゆる場所の混雑状況を可視化し、抑制する取り組みをおこなってきました。
一方で待ち時間が、次に提供されるサービスに対する期待を増幅するという有用性もあり、待ちをなくすだけでなく待機時間そのものを有効活用できる方法も求められていました。このようなニーズに対応するため、待機時間に新しい価値を付加し、全体の顧客体験を高める目的でこの度「Fun to Wait」を開発しました。この機能は、特に待機時間が長いとされる人気ラーメン店などの飲食店、カフェ、アミューズメント施設、物販での利用を想定しています。
本機能の主な特徴は、待機時間に応じて利用者にポイントを付与するというものです。これらのポイントは、その場ですぐに特典と交換可能であり、次回の店舗などの利用を促進するきっかけにもなります。待機時間そのものに新たな価値を生むことで、社会全体で待ち時間の有効活用と顧客満足度を向上させる新しい体験を提供することを目指しています。
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■待ち時間の得点化&特典化機能「Fun to Wait」について
バカンは混雑状況の可視化・管理・配信といった混雑に関する様々な機能を提供する、混雑抑制プラットフォーム「VACAN」(https://corp.vacan.com/service)を提供しています。今回新たに提供が開始される「Fun to Wait」も、このVACANプラットフォーム上で利用可能な機能の1つになります。
本機能は「待つことのエンタメ化」することにより顧客体験価値を向上を目指す、待ち時間の得点化&特典化機能です。ユーザーは、行列に並ぶ際に店舗や施設内の壁や立て札に掲示されているQRコード※1をスマートフォンでスキャンして「チェックイン」します。そして、自分の番が来た際には入り口に掲示されている別のQRコードで「チェックアウト」します。このようにして、システムが待った時間を正確に計測し、その時間に応じてポイントが付与されます。
※1 QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です
【顧客へのメリット】
貯めたポイントは無料ドリンク、次回使用可能な割引コード、特別な商品やサービスといった各種特典と交換できます。つまり、待ち時間が単なる「待つ」時間でなく、「得る」時間に変わります。
【施設オーナーへのメリット※2】
・顧客満足度・客単価向上:
ポイントで交換可能な特典の設計により、来訪客の囲い込みやリピート率の向上が期待できます。具体例として、スタンプカードのスタンプとの交換や、割引券との交換といった施策との組み合わせが可能です。
・正確な待ち時間の把握・予測:
店舗の待ち時間把握や、混雑予測に活用できる詳細な利用者の待ちに関するデータが得られます。
・混雑平準化・回遊促進:
店舗限定の特典を用意し、スタンプラリーのような回遊を促したり、混雑していない店舗のポイント効率を上げることで、店舗への顧客流入を促進します。
・マーケティング活用:
本機能を通して取得できる、「誰が、いつ、どの店舗で、どのくらいの時間並んだか」といったデータを活用して、ターゲット広告やコンテンツの配信が可能です。
※今後開発予定の機能も含まれます。
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■今後の展開
「Fun to Wait」をご利用くださるユーザー様からご意見やご要望を参考にさせていただき、追加機能を継続的に開発・実装する予定です。より良い機能へしていくために、現在トライアル企業様を募集しています。詳細は下記のURLからお問い合わせください。
トライアル申し込み:contact@vacancorp.com
■株式会社バカンについて
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目173 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理などもおこなっており、空き/混雑情報を起点とした「待つをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。
プレスリリース提供:PR TIMES