プレスリリース
〜災害多発時代・ウィズコロナ時代の地域防災に求められる「新たな備え」の啓発と支援が必要な世帯への訪問を通じて「誰ひとり取り残さない災害対応」をめざす〜
愛媛県松山市で事業展開する企業等18 団体で構成する「新たな備えサポート隊in 松山」実行委員会(実行委員長DCM株式会社 難波健一)は、2023 年10 月に松山市南部で高齢者等支援が必要な世帯を訪問し、家具の転倒防止や防災について助言を行うボランティア活動を行います。
「新たな備えサポート隊in 松山」実行委員会は、民間が中心となって組織を立ち上げ、産官学民協働で地域の防災強化に臨む取り組みは全国でも初めての試みとして2022 年7 月に発足しました。昨年度はコロナ禍での活動ではありましたが、松山市内の56世帯を訪問し、「新たな備え」の普及に努めました。今年度は南海トラフ地震で大きな揺れが想定される松山市南部10 地区、100世帯へ「誰ひとり取り残されない災害対応」をめざした活動を展開いたします。
1.発足の背景
近年、自然災害が多発化する中、新型コロナウイルスも感染拡大し、地域防災には「新たな備え」が求められて
います。具体的には、避難所での密を避ける「新しい避難」として、1.在宅避難、2.屋外避難(車中泊・テン泊
等)、3.疎開避難(親戚・知人宅等への避難)が求められ、避難所が中心であったこれまでの防災支援から、自宅で身を守り安心して過ごすための取り組みへ、防災の軸を変える必要に迫られています。また、これまでの支援は、イベント等での啓発活動や防災器具の購入代金等に関する補助が中心で、防災対策が自力では困難な高齢者等支援を必要とする世帯での具体的な備えに向けたサポートは不十分でした。
このよう課題を受けて、愛媛県松山市で事業展開する企業等の有志12 社が社会貢献の一環として「新たな備えサポート隊in 松山」実行委員会を発足させ、産官学民協働による地域防災に取り組むこととなりました。今回の取り組みは、自力では備えが難しい高齢者等支援が必要な世帯を対象に、構成団体の職員や学生、市民がボランティアとして直接訪問し、安全な「在宅避難」に向けた家具転倒防止器具等の取り付けや備蓄支援、「屋外避難」「疎開避難」のための備えを提案するもので、きめ細かい支援活動を通じた具体的な備えを実現することをめざしています。今年度は新たに6 つの組織が構成団体に加わるなど、さらに体制を強化して「新たな備え」の一層の充実を図る予定です。
2.活動概要
(1)目的
1.災害の多発化やコロナ禍で求められる「新たな備え」の必要性を広めます。
2.「新たな備え」について知識と技術を持った人材「新たな備えサポート隊」を育成します。
3.高齢者など、自身で「新しい避難」ができない世帯に「新たな備えサポート隊」を派遣し、自宅での備えを
サポートします。
(2)内容
高齢者等支援が必要な100世帯の防災に対する備えをサポートします。
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4.新たな備えサポート隊in松山 実行委員会について
愛媛県松山市で事業展開する企業等の有志12 団体による任意団体として、2022 年6 月に発足。今年度は新
たに6団体が参加しました。現在の構成団体は下記の18団体です。
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5.昨年度の活動の様子
2022年度も100世帯への支援を目標に活動に臨み、56世帯への支援を提供しました。コロナ禍でスケジュールや
内容の変更を余儀なくされましたが、事前に研修を受けた46 人の「サポート隊」がボランティアとして世帯を訪問しました。訪問先では「危ないと思っていたけど何をすれば良いのかわからなかった、具体的な備えができて安心した」といった声を多く頂きました。またボランティアとして参加したサポート隊からも「地域で暮らす人々の防災意識の向上に貢献することができた、有意義な時間だった」といった評価をいただきました。
6.詳細・お問い合わせについて
昨年度の活動及び今年度の取り組みの詳細は下記ウエブサイトに掲載しております。
お問い合わせ先は下記の通りです。
新たな備えサポート隊in松山 ホームページ URL:https://sonaetai.net
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