• トップ
  • リリース
  • オラクル、高いスケーラビリティと可用性を提供し、データ主権要件対応を支援

プレスリリース

日本オラクル株式会社

オラクル、高いスケーラビリティと可用性を提供し、データ主権要件対応を支援

(PR TIMES) 2024年03月05日(火)15時15分配信 PR TIMES

AIと機械学習を搭載したOracle Globally Distributed Autonomous Databaseで、複雑な運用とコストを軽減

オラクルは本日、「Oracle Globally Distributed Autonomous Database」の提供を開始したことを発表しました。オラクルの実績あるシャーディング技術を基盤に構築され、「Oracle Autonomous Database」の利点を提供すると同時に、データ分散および配置ポリシーに沿ったお客様による制御を可能にします。これにより組織は、アプリケーションに対して透過的に、世界中の多くの物理的な場所にデータを自動的に分散して格納することができます。お客様は、高いレベルでのスケーラビリティと可用性の実現やデータ主権要件への対応が可能となり、自律型運用や大幅なコスト削減のメリットを享受できます。
テキサス州オースティン - 2024年3月5日

(本資料は2024年3月4日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルは本日、「Oracle Globally Distributed Autonomous Database」( https://www.oracle.com/autonomous-database/distributed-autonomous-database/ )の提供を開始したことを発表しました。オラクルの実績あるシャーディング技術を基盤に構築され、「Oracle Autonomous Database」( https://www.oracle.com/autonomous-database/ )の利点を提供すると同時に、データ分散および配置ポリシーに沿ったお客様による制御を可能にします。これにより組織は、アプリケーションに対して透過的に、世界中の多くの物理的な場所にデータを自動的に分散して格納することができます。お客様は、高いレベルでのスケーラビリティと可用性の実現やデータ主権要件への対応が可能となり、自律型運用や大幅なコスト削減のメリットを享受できます。

多数の機能を備えたコンバージド(統合型)データベースである「Globally Distributed Autonomous Database」は、ミッションクリティカルなアプリケーション向けの分散データベースの開発と利用を簡素化し、事実上あらゆるデータ型、ワークロード、プログラミング形式を大規模にサポートします。既存のSQLアプリケーションを書き換えることなく、分散データベースを使用することができます。「Oracle Globally Distributed Autonomous Database」は、他の分散データベースと比較し、各アプリケーションのニーズを満たすための多くのデータ分散、レプリケーション、およびデプロイの方法をサポートしています。

オラクルのミッションクリティカル・データベース・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるホアン・ロアイザ(Juan Loaiza)は次のように述べています。「グローバル展開をしている企業は、大陸や国によって異なるデータ主権、規模、および可用性に関し、個別のアプリケーション要件を抱えています。このような要件には、グローバル分散をサポートするミッションクリティカルな分散データベース・アーキテクチャによって対応することができます。新しい『Globally Distributed Autonomous Database』はこれらのニーズに対応し、お客様はサーバーレスで、弾力性に優れた自動スケーリングのアーキテクチャを活用することで、コストを劇的に削減することができます。コンバージド・データベース機能を備えた新しい『Globally Distributed Autonomous Database』は、世界で最もシンプルで機能的、かつミッションクリティカルな分散データベース・クラウド・サービスとなっています。」

分散データベースは、複数の拠点に多数のサーバーの導入を伴うため、導入と管理が困難になりがちです。「Globally Distributed Autonomous Database」は、「Autonomous Database」のAIと機械学習(ML)による自動化をデータ分散とシャード管理の自動化にまで拡げ、このような複雑さを解消します。管理者は、分散データベースをシンプルに1つの論理データベースとして管理し、自動化されたプロビジョニング、チューニング、スケーリング、パッチ適用、セキュリティ機能を活用することで、時間のかかる手作業や潜在的なエラーを回避することができます。さらに、個々のシャードごとにデータベースのスケーリングを自動化することで、需要に応じてリソースを増減し、消費量とコストを最小限に抑えることができます。

Oracle Databaseのその他の拡張機能
オラクルのテクノロジー・スタック全体にわたる生成AIの統合により、開発者は、「Autonomous Database Select AI」などの新しいツールを利用でき、アプリケーションにAIとMLを統合するのに役立ちます。「Select AI」は、大規模言語モデル(LLM)を使用して、会話スレッドの自然言語の質問をSQLクエリに変換します。「Globally Distributed Autonomous Database」では、SQLクエリが自動的に適切な国またはシャードにルーティングされ、回答が生成されます。さらに、Raftクォーラム・ベースのコンセンサス・レプリケーションを備えた「Oracle Database 23c」は、データ損失ゼロかつ3秒以下の自動アプリケーション・フェイルオーバーを提供します。この機能、検索拡張生成(RAG)を統合した「AI Vector Search」は、今後提供開始を予定しています。

お客様とアナリストの見解
Munich Re HealthTechのチーフ・デリバリー・オフィサーであるBilal Ramadan氏は次のように述べています。「『Oracle Globally Distributed Database』では、アプリケーション・ユーザーに対して透過的に、さまざまな国へのデータの分散が自動化されることで、非常に経済的な方法で、データ・レジデンシーの規制に準拠することができます。」

IDCのデータ管理ソフトウェア担当リサーチ・バイスプレジデントであるCarl Olofson氏は次のように述べています。「多くのデータベース・システムは、ユーザーが複数のデータベースにまたがるデータセットを管理し、場合によっては分散データベース機能を実現するために、1つまたはもう1つのシャーディング技術を備えています。これは通常、アプリケーション開発者に大きな負担を強いることになり、シャードの更新を、データの競合や非論理的なデータの組み合わせを避けるよう分離し、オーケストレーションするコードを記述する必要に迫られます。シャーディングに対するオラクルのアプローチでは、これらの問題がすべて回避でき、アプリケーションはデータベースと透過的かつ信頼性の高い方法でやり取りできます。さらに、オラクルの実績あるRACクラスタリング技術をこの分散データベース・アプローチに拡張することで、管理や開発が容易な豊富で多様なデータ分散モデル、レプリケーション方法、およびシャード導入オプションが提供可能になり、Oracle Databaseで顧客固有の要件に対応できるようになります。これらの機能を組み合わせることで、オラクルは分散データベースの分野においてキー・プレーヤーとなるでしょう。」

参考リンク
● 技術ブログ(英語)( https://blogs.oracle.com/database/post/general-availability-globally-distributed-autonomous-database )
● Autonomous DatabaseのAI機能( https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/ja-now-is-the-time-to-innovate-with-ai-ml )

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。

プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る