• トップ
  • リリース
  • 人気ミステリー作家 柚月裕子さんの初エッセイ集が発売。カバー装画はGLAYのTERUさんによる描き下ろし。

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3

株式会社文藝春秋

人気ミステリー作家 柚月裕子さんの初エッセイ集が発売。カバー装画はGLAYのTERUさんによる描き下ろし。

(PR TIMES) 2023年09月21日(木)18時40分配信 PR TIMES


株式会社文藝春秋(本社:千代田区紀尾井町 社長:飯窪成幸)は、『孤狼の血』『盤上の向日葵』などで話題のミステリー作家・柚月裕子さんによる初めてのエッセイ集『ふたつの時間、ふたりの自分』を2023年10月11日(水)、文春文庫より刊行いたします。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/289/43732-289-26d1b79eb63c4a96798de63e42ddaad6-1865x2700.jpg ]

◆デビューから15年の軌跡を追う一冊。
2008年の作家デビューから15年間、各紙誌にて書かれたエッセイを一冊にまとめた読み応えたっぷりのエッセイ集。
取材先での面白エピソードや失敗談。作家として書き続けることの喜びや苦悩。また、2011年3月11日に起きた東日本大震災での、大切な家族との哀別など。作家生活15年の軌跡が詰まった文庫オリジナルエッセイ集です。

◆刊行に際して(著者メッセージ)
「喜び、哀しみ、楽しさ、苦しさ――長いあいだ忘れていた、自分の原点がここにありました。」

◆【PROFILE】
柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/289/43732-289-193ecac77f933cbc677995ac4a6c2788-640x426.jpg ]

1968年岩手県生まれ。2008年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。18年『盤上の向日葵』で〈18年本屋大賞〉2位となる。他の作品に『あしたの君へ』『検事の信義』『暴虎の牙』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『教誨』など。

◆GLAY TERUさんによる描き下ろし装画
カバー装画は、日本を代表する大人気ロックバンドGLAYのTERUさんによる描き下ろし。本作を読んだイメージをもとに、困難にも負けず前を向いて咲く、優しく凛とした花を描いてくださいました。

◆【PROFILE】
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/289/43732-289-fbaa214e2860c9a239d57b29926a8a69-1800x2700.jpg ]

TERU 
北海道函館市出身。1994年にメジャーデビューしたロックバンドGLAYのヴォーカリスト。デビュー以降、CDセールス、ライブ動員数など日本の音楽シーンをリードし続け、数々の金字塔を打ち立ててきた。また、故郷・函館にて数度に渡り個展を開催したり、メンバーTAKUROのソロアルバム『The Sound Of Life』のジャケットのアートワークを手がけるなど、絵画の制作にも意欲的に取り組んでいる。


◆本書より抜粋
「ふたつの時間」
 
私のなかには、ふたつの時間が流れている。
震災の日で止まったままの時と、そこから流れている時だ。
ふたつは心で行ったり来たりを繰り返し、ときに自分のなかの時間軸を歪める。
曖昧な時間のなかで、震災で亡くなった両親は笑い、瓦礫が埋め尽くす土地には嗚咽が響き、仕事部屋の窓辺で猫が寝ている。
その歪んだふたつの時間が、自分のなかで結びつくときがある。
被災地を訪れたときだ。
地震に襲われた土地のなかでも、津波の被害を受けた場所は、いまだ震災の傷跡が深く残っている。古い建物と新しい建物、更地が混在し、かつて防風林があった砂浜は、海風にさらされている。
  
(「ふたつの時間」より抜粋)

◆書誌情報
書名:『ふたつの時間、ふたりの自分』
著者:柚月裕子
発売:2023年10月11日 文藝春秋 文春文庫より刊行
定価:902円(本体820円+税)
ISBN:978-4-16-792118-7
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167921187



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る