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日本オラクル株式会社

大和総研、大和証券のグローバルマーケット部門向け受発注分析基盤をOracle Autonomous Data Warehouseで刷新

(PR TIMES) 2023年12月11日(月)14時15分配信 PR TIMES

コスト最適化、運用負荷軽減を実現しながら、柔軟性、伸縮性、ユーザーの利便性を向上し、データ利活用をさらに促進

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は本日、株式会社大和総研(本社:東京都江東区、代表取締役社長:望月 篤)が、グループ企業である大和証券株式会社のグローバルマーケット部門向け受発注分析基盤を「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」で提供される「Oracle Autonomous Data Warehouse」で刷新したことを発表します。「Oracle Autonomous Data Warehouse」を導入することで、データやユーザーの増加に迅速かつ柔軟に対応し、多様な分析ツールの利用や自由度の高い分析などユーザーの利便性向上を目指し、データの利活用を促進していきます。
東京 - 2023年12月11日

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は本日、株式会社大和総研(本社:東京都江東区、代表取締役社長:望月 篤)が、グループ企業である大和証券株式会社のグローバルマーケット部門向け受発注分析基盤を「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」で提供される「Oracle Autonomous Data Warehouse」で刷新したことを発表します。「Oracle Autonomous Data Warehouse」を導入することで、データやユーザーの増加に迅速かつ柔軟に対応し、多様な分析ツールの利用や自由度の高い分析などユーザーの利便性向上を目指し、データの利活用を促進していきます。

大和総研は、大和証券グループ各社におけるシステムの先導役として、IT戦略を強力に支援する高品質で信頼性の高いシステムサービスを提供し、各社のビジネスの根幹を支えています。また、オンプレミスで長年に渡ってオラクルデータベースを活用、運用してきたことから、製品に関する知識、経験を豊富に有しています。大和総研では、パブリック・クラウド活用のトレンドを捉え、大和証券グループにおけるクラウド活用を積極的に推進しており、OCIを含むパブリック・クラウドを、業務の特性に応じて組み合わせて利用するマルチクラウドを実現するために「マルチクラウド共通基盤」を構築・運用しています。

その一環として、大和証券のグローバルマーケット部門向け受発注システム基盤更改に際し、分析用データウェアハウス基盤をクラウド上で刷新し、システムの最適化を図ることにしました。このデータウェアハウス基盤は、機関投資家の受発注データ、証券取引所からの時価情報などと組み合わせることで株価予測に活用されています。従来システムは、「Oracle Database」を利用し受発注基盤システムの一部として、物理サーバーと共有ストレージで冗長化した環境上で稼働していましたが、このシステムの更改にあたり、データ保存期間を3年から10年へ延長するというユーザーからの要望がありました。データ保存期間を10年間とした際に、徐々に増加する最大想定100TBのデータに対応するため、利用するデータ量に合わせて柔軟、迅速かつ容易に拡張し、安定した性能を確保できるデータウェアハウス基盤が求められていました。

大和総研では「Oracle Database」で稼働する受発注システムとの親和性に加え、アプリケーションの改修が不要かつ増加するデータ量にも安定した性能を低コストで利用できることから、「Oracle Autonomous Data Warehouse」を選定しました。「Oracle Autonomous Data Warehouse」は、「Oracle Exadata」ベースの高い性能を低コストで利用可能です。予めデータウェアハウス用途に設定・チューニング済みのため、導入期間を短縮化できます。また、定期的なセキュリティパッチの自動適用や処理負荷の急な増減に対応する自動スケーリングなど、サービスを止めずに自律的に行われる機能により、運用負荷の軽減や継続性の維持が可能になります。

大和総研は、日本オラクルのコンサルティング部門とも協力しながら、2023年11月に、「Oracle Autonomous Data Warehouse」を活用した分析用データウェアハウス基盤の構築、移行を完了させ、利用を開始しています。新しい基盤では、既存の分析ツールを利用できることから、データウェアハウス変更に伴うツールの移行コストや利用方法のトレーニングも不要で、ユーザーはシステム変更を意識することなく、より高い処理性能を享受できます。また、ストレージ容量を段階的に増加させながら、自動スケーリングを活用し利用していない時間はリソースを縮退させることで、コスト最適化も図っていきます。

本発表に向けたお客様からのコメント:
「受発注システム基盤の刷新にあたり、システムの特性、要件にあった運用環境を活用し、最適化しました。マルチクラウドやハイブリッド・クラウド環境は運用が複雑化し、負荷、コストが増加することもありますが、分析基盤に『Oracle Autonomous Data Warehouse』を選定したことで、低コストで高い性能を、また自律機能によりデータベース変更、パッチ適用、リソース変更などの運用負荷が軽減されました。また、ユーザーにとっても、使い勝手を維持しながら、常に安定した性能で利用可能になることで、作業効率の向上につながります。今後は、『Oracle Autonomous Data Warehouse』の強みであるAIや機械学習サービスを使った分析にも取り組み、大和証券グループにおけるデータの利活用を推進していきます。」
株式会社大和総研 ビジネスソリューション本部 証券システム第三部 次長 筧 明憲 氏


大和総研について
大和総研は、長年培ってきたIT分野における多くの実績とノウハウを基盤として、証券会社、銀行等の金融機関に加え、事業会社、官庁および地方自治体、健康保険組合といった公共団体等の幅広いお客様に向けて、戦略的かつ効率的な業務改革に資するコンサルティング、ならびに安全性の高い情報システムサービスを展開しています。大和総研の提供するソリューションは大和総研ウェブサイト(https://www.dir.co.jp/business/system/index.html)をご覧ください。

日本オラクルについて
私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。東証スタンダード市場上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloud として提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/ をご覧ください。

商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。

プレスリリース提供:PR TIMES

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