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公益財団法人東京都歴史文化財団

【東京都庭園美術館】「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」展 開催のご案内

(PR TIMES) 2021年08月11日(水)18時15分配信 PR TIMES

東京都庭園美術館では、2021年9月18日(土)〜11月28日(日)の会期で「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」展を開催いたします。旧朝香宮邸の空間に美しい植物画の数々を展示し、緑豊かな庭園の中に佇む当館ならではのロケーションで特別な時間をお過ごしいただける機会となります。ぜひ貴媒体にて本展をご紹介いただければ幸いです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/38211/268/resize/d38211-268-4eec4026b169e2870f40-0.jpg ]

●展覧会概要
精緻なる科学的視点と美しさを併せ持つ、ボタニカルアートの世界
英国王立植物園「キューガーデン」は、ユネスコ世界遺産に登録されている世界最大級の植物園です。22万点を超えるボタニカルアートを所蔵し、植物と菌類における科学的分野で世界をリードし続ける研究機関としても知られています。
はじまりは、1759年にジョージ3世の母であるオーガスタ皇太子妃が造った小さな庭園でした。ジョージ3世とシャーロット王妃の時代にその規模は飛躍的に広がり、当時ヨーロッパを席巻していた啓蒙思想などを背景に、研究機関としての整備も進みました。
本展では18〜19世紀に制作されたキューガーデン所蔵の貴重なボタニカルアートコレクション約100点のほか、シャーロット王妃が愛し、王室御用達となったウェッジウッド社のクイーンズウェアなどを展示します。作品を通して、英国における自然科学や植物画の発展をたどり、大きく変革していく時代の背景や歴史の一端を展観します。
精密な描写による科学的視点と、目を奪われるような美しさが共存するボタニカルアート。世界中から集められた色とりどりの花々に囲まれるこの機会をどうぞご堪能ください。



ユネスコ世界遺産 キュー王立植物園
キュー王立植物園は、キューガーデンの愛称で親しまれ、ロンドンの南西部テムズ河畔にある世界を代表する植物園です。広さ132ヘクタールにおよぶ園内には、3万種以上の植物および約1万4000本の樹木が植えられています。
同園の歴史は古く、ジョージ3世の母親であるオーガスタ皇太子妃によって1759年に設立されました。その後、面積を拡張するとともに世界各地から様々な植物を収集していきました。また、ジョージ3世とシャーロット王妃が過ごしたキュー・パレスや、ジョージ3世が結婚の記念としてシャーロット王妃のために建てたクイーン・シャーロット・コテージ、そして世界最大の規模を誇る温室テンペレート・ハウスなど、特徴的な建造物が次々と建設されました。現在のキューガーデンは世界的な観光地である一方、植物と菌類の科学的分野で世界をリードしている研究機関でもあります。
2003年には、多様な植物コレクションのみならず、造園技術の歴史と発展における多大な貢献が評価され、ユネスコ世界遺産の指定を受けました。



[画像2: https://prtimes.jp/i/38211/268/resize/d38211-268-424a845b5eafa6e91149-1.jpg ]

●基本情報 
展覧会名: キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート
会  期: 2021年9月18日(土)–11月28日(日)
開館時間:10:00–18:00 *入館は閉館の30分前まで
休 館 日:毎週月曜日 ただし9月20日(月・祝)は開館、9月21日(火)は休館
会  場:東京都庭園美術館 本館+新館
入 館 料: 一般=1,400(1,120)円/大学生(専修・各種専門学校含む)=1,120(890)円 /中・高校生=700(560)円/65歳以上=700(560)円
※( )内は20名以上の団体料金
主  催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
特別協力:英国キュー王立植物園
後  援:ブリティッシュ・カウンシル
協  力:日本航空
企画協力:株式会社ブレーントラスト
年間協賛:戸田建設株式会社、ブルームバーグL.P.
※本展ではオンラインによる予約を推奨しております。

●展示構成
プロローグ
植物画は、元々は科学上の出版物である薬物誌や植物誌に付随するものとして発達しました。18世紀の飛躍的な発展を目前に、植物画の夜明けとも言うべき時代の17世紀に制作された作品を紹介します。

英国王室と共に歩んだ植物画
医療のための薬草園から始まったヨーロッパの植物園の歴史は、ルネサンス期に植物学が発達したことにより多様な植物を扱う植物園へと変化しました。17〜18世紀にフランス、イギリス、神聖ローマ帝国などの強大な権力を持つ君主により植物学を含む博物学が重視され、1759年キュー王立植物園が誕生しました。その後も英国王室と植物園は深い繋がりを持ち続け、優れたボタニカルアートが多く生まれました。

シャーロット王妃がつないだ文化の開花
17〜18世紀における「啓蒙時代」と呼ばれる時代を背景とし、哲学・医学・植物学などの科学全般、経済学や商業などが隆盛して、産業革命が起こります。こうしたイギリスの科学と産業の時代に発展の一翼を担ったのが王室でした。とりわけ、ジョージ3世の妃であるシャーロット王妃は芸術と科学を保護し、自国の産業発展を支える力となりました。王妃の愛したウェッジウッドの陶器などを展示します。

カンパニー・スクール
「カンパニー」とはイギリス東インド会社のことで、18世紀後半〜19世紀にかけてのインドでイギリス人のために制作したインド人画家をカンパニー・スクール、カンパニー派と言います。植物学者が調査の記録としてインド人画家に依頼した作品をはじめ、東インド会社が影響力を持った東南アジア・東アジアで同様に生まれた作品も含む呼称となっています。エキゾチックな題材による作品の数々です。

女性画家たち
植物学や水彩画を学ぶことは、18世紀のイギリスの女性たちの教養のひとつとされていました。そうした中で女性の優れた植物画家が登場し、当時ごく限られていた女性の職業選択に新たな選択肢が生まれました。ここでは、ボタニカルアートの分野で活躍した女性画家たちの作品を紹介します。

カーティス・ボタニカル・マガジン
1787年にロンドンで創刊された『カーティス・ボタニカル・マガジン』は、幅広い読者層を持つ学術誌で、2世紀以上を経た今もキュー王立植物園が刊行を続けています。専属の画家が描いた水彩画を元にして輪郭の線描を銅版画で複製し、1点ずつ手彩色が施された図版が用いられるという豪華な作りでした。本展では、原画と手彩色銅版画を対でご覧いただきます。

[画像3: https://prtimes.jp/i/38211/268/resize/d38211-268-823d0091d5c226126f2f-4.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/38211/268/resize/d38211-268-0576a279b8d50985c315-5.jpg ]

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[画像7: https://prtimes.jp/i/38211/268/resize/d38211-268-708d6c78d6a84dec4b5b-7.jpg ]




会場情報
東京都庭園美術館|東京都港区白金台5–21–9
[目黒駅]JR 山手線東口/東急目黒線正面口より徒歩7 分
[白金台駅]都営三田線/東京メトロ南北線1 番出口より徒歩6 分
TEL. 050-5541-8600(ハローダイヤル)
Website www.teien-art-museum.ne.jp Follow us on Facebook, Twitter, Instagram @teienartmuseum



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