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アスクル株式会社

BigQuery(TM) を活用したビッグデータプラットフォーム「ASKUL EARTH」が完成、データ活用が加速

(PR TIMES) 2021年12月21日(火)19時45分配信 PR TIMES

〜Google Cloud(TM) への一元化で最新の分析データにより早くアクセス可能に〜

 アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉岡晃、以下「アスクル」)はこのたび、Google Cloud の BigQuery を活用し、「ASKUL EARTH」としてビッグデータプラットフォームの一元化を完了しました。
 「ASKUL EARTH」とはアスクル独自のビッグデータ分析環境のことで、今回の一元化により全社のビジネスデータが全集約され、キャパシティ・処理スピード・データ精度の改善が実現しました。
 アスクルでは2013年よりオンプレミス(※1)でビッグデータ環境を稼働していましたが、設備依存環境での課題であった「キャパシティ不足」「スピード不足」「データ鮮度の低下」がスムーズな分析業務の大きな妨げとなっていました。社内各所でさまざまな部門が独自に分析環境を導入することで状況の改善を試みましたが、それが従来の課題をさらに加速する結果を招いていました。そのため、2019年2月より全社のビジネスデータを全て Google Cloud 上に集約、問題解消に向けた取り組みを開始し、今回社内の分析ツールのリプレイスをもって「ASKUL EARTH」としてビッグデータプラットフォームの一元化が完了しました。この導入により、優れたデータ分析環境を実現しました。
(※1)オンプレミス:サーバーやソフトウェアなどの情報システムを企業が管理する設備内に設置し、運用すること

【(上)ASKUL EARTH ビフォー】 赤枠:変更箇所
[画像1: https://prtimes.jp/i/21550/267/resize/d21550-267-bede8804b0e2e1788b14-0.png ]


【(下)ASKUL EARTH アフター】
[画像2: https://prtimes.jp/i/21550/267/resize/d21550-267-4532e9af87b0c680156e-1.png ]


■ビッグデータプラットフォーム「ASKUL EARTH」へ一元化の背景
 アスクルでは2013年より、ビッグデータ環境をオンプレミスで稼働し、抽出した分析データを売上分析や販売促進施策等に役立ててきました。しかし、「データが年々膨大化していきキャパシティ(容量)が足りない」「大人数で同時に分析ツールを使うとスピードが遅い」「2〜3営業日前のデータまでしか見られない」といった課題がありました。これらの解決のため社内各所で異なる分析環境の導入が進められた結果、キャパシティ不足だけでなく、データの経由地点が増えたことによるデータ処理スピード・データ鮮度の低下にさらに拍車がかかり障害となっていました。
 そこで2019年2月より、 Google Cloud の BigQuery を活用したビッグデータプラットフォームの構築を開始し、データ網の整備等を行ってきました。そして今回、社内の分析ツールを統一したことで、「ASKUL EARTH」への一元化が完了し、これまで課題であった「キャパシティの不足」「分析処理スピードの低下」「データ鮮度の低下」を解決し、より優れた分析環境を実現しました。
(※2)データプロビジョニング:データを分析に利用できるよう事前に加工する工程

■「ASKUL EARTH」導入による効果
 社内各所で分析環境が散在したことによる課題は大きく3つありましたが、ASKUL EARTHへの一元化により、これらを解決しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21550/267/resize/d21550-267-c825a0c61c884efd0c16-2.png ]

1. キャパシティの課題:ディスク使用率が約90%と残量がほぼないにも関わらず、オンプレミスのため拡張ができない(例:物流データをマーケティングに活用するため連携したいが、キャパシティが足りずできなかった)
⇒ASKUL EARTH移行後:十分なキャパシティがあるため、新しいビジネスデータを追加できる

2. 分析処理スピードの課題:分析ツール等の普及でユーザー数が増加し、多重実行に耐えらず分析処理スピードが劣化(例:従来3分で処理完了すべき内容が1時間かかっていた)
⇒ASKUL EARTH移行後:大人数で同時に分析ツールを使用しても、スピードの低下がみられない

3. データ鮮度の課題:データ処理数の増加により、鮮度の高いデータをマーケティング施策やデータ分析に活用できない(例:2〜3日前の実績で各種施策や分析を実施していた)
⇒ASKUL EARTH移行後:9時に前日までの実績を参照できる

 アスクルはこれからも、データやテクノロジーを活用したビジネストランスフォーメーションを実現してまいります。

■Google Cloud について
詳細は公式サイトをご参照ください
https://cloud.google.com/
Google Cloud および BigQuery は、Google LLC の商標です

【関連プレスリリース】
 ●2021年6月30日 「独自のデータプラットフォーム「アスクル・シミュレータ」を構築
  https://pdf.irpocket.com/C0032/ZhsL/lOYr/kJmV.pdf

※本リリースに掲載の情報は発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますのでご了承ください。



プレスリリース提供:PR TIMES

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