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ヘラルボニー、MPower Partnersをリード投資家として資金調達を実施。社会の「DE&I」を促進するパートナーに

(PR TIMES) 2023年12月08日(金)22時40分配信 PR TIMES

〜新たな経営体制のもと、既存事業を強化・新たに2024年に海外展開〜

「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、福祉領域の拡張を進める株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市/代表取締役Co-CEO:松田 崇弥、松田 文登/以下、ヘラルボニー)は、ESG重要型グローバルベンチャーキャピタルファンドのMPower Partners Fund L.P.をリード投資家とし、鎌倉投信株式会社と合わせて資金調達を実施しました。「障害」のイメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会を目指し、さらなる事業拡大を目指します。
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過去2年で作家報酬は8.7倍に増加、確定申告をする作家が複数誕生


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ヘラルボニーは、障害のある作家と対等なパートナーとなり、互いに持続可能な事業を推進するため、得られた収益からライセンス使用料を支払う仕組みを構築しています。

事業成長に伴い、ライセンス使用料の年間支払額(作家報酬)は過去2年間で8.7倍にも増加しました。一般企業への就職が困難とされる重度の障害のある方が多く利用する就労支援B型の福祉施設の平均工賃が月額15,776円*といわれるなか、年収が数百万を超え、確定申告を行うアーティストが複数名誕生するなど、障害のある人がありのままに活躍できる世の中に向けて取り組みを推進してまいりました。

*就労継続支援B型の場合
出典元:厚生労働省 障害者の就労支援対策の状況(令和2年度)

既存事業の強化。本質的なDE&I推進を支援する企業のパートナーに


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ESG投資の広まりを背景に、企業経営において「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」※1 の考え方が広まりを見せています。人的資本経営のもと、多様性を尊重できる人材育成や一人ひとりが活躍できる組織づくりなど、積極的にDE&I推進に取り組む企業の動きが加速しています。

世界的には、DE&Iの潮流はもはやスタンダードになりつつあり、グローバルのDE&I関連市場は、2022年の94億ドルから2030年までに244億ドルへと拡大する見通しです。※2

これまで当社は、アートデータを軸としたコラボレーションや商品開発、空間プロデュース等を通じて、企業のDE&I推進に伴走してきました。さらに、11月には多様性の視点を養う企業向け研修プログラム「DIVERSESSION PROGRAM」の提供を開始するなど、より多角的に企業のDE&I推進を支援するパートナーとして、本質的な価値提供に努めてまいります。

※1 DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)とは:「多様性:Diversity」、「公正性:Equity」、「包含性:Inclusion」の頭文字から成る言葉。性別、年齢、国籍、障害の有無、価値観などが異なる多様な人たちが互いを尊重しあい、一人ひとりが活きる環境を実現するという考え方。
※2 Diversity and Inclusion (D&I) - Global Strategic Business Report(2023)

<DE&I推進を支援する企業向けソリューション>
このたび、当社が提供するソリューションや顧客事例を紹介するWEBサイトを新たに公開いたしました。
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・WEBサイト:https://solutions.heralbony.jp/

<組織のDE&Iを促進する体験型プログラム「DIVERSESSION PROGRAM」>
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・WEBサイト:https://diversession.heralbony.jp/

新たな事業として、2024年に海外進出へ


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世界における障害のある人の人口は13億人。およそ6人に1人が何かしらの障害を有する当事者※です。 ヘラルボニーは、新たな未来へのチャレンジとして、「アート」という世界での共通言語を入り口に、2024年以降は海外展開を予定しています。

2023年は、経済産業省が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラム「J-Startup」選定企業としてフランス・パリをはじめとした2週間の欧州施策やサンフランシスコ、ロサンゼルスでのアートギャラリーの訪問など、海外での新規事業展開について本格的な準備を進めてまいりました。また、香港のアートセンター「CHAT」のミュージアムショップで11月より「HERALBONY」のプロダクトの取り扱いが始まるなど、グローバル展開に向け一歩ずつ歩みを進めています。このたびのMPower Partners Fundの支援を受け、より本格的に海外事業を推進するための体制を強化いたします。

※World Health Organization,”Disability”.(2023)

80億人の異彩がありのままに生きる社会を実現する組織カルチャー


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ヘラルボニーは、創業時から掲げる「作家ファースト」の理念のもと、作家・福祉施設の方こそ最も大切なステークホルダーとして、共に社会を前進させていくことを大切に考えています。

また、自身が障害のある当事者、もしくは家族に障害のある方がいる社員も多く、多様な価値観やバックグラウンドを歓迎し、ちがいをリスペクトすることで、一人ひとりが公平に活躍する機会を持てるよう、社内のDE&I推進や課題解決にも積極的に取り組むカルチャーがあります。

こうした企業文化を土台に、「障害」のイメージを変え、 80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現に向けたアクションをより加速させてまいります。

新経営体制について


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双子の創業者として、これまで代表取締役副社長COOを努めていた松田文登が代表取締役Co-CEOに就任いたします。これにより、松田崇弥と松田文登の双子の創業者による2名の共同代表制をとることで、岩手と東京の両軸で事業推進をより加速できる体制を構築いたします。

そして、新たに最高執行責任者COOには、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て株式会社マネーフォワード社長室長、IR責任者に従事し、同社のESGやダイバーシティ推進を牽引した忍岡真理恵が就任し、既存事業の収益基盤の強化に加え、海外展開の本格始動を推進してまいります。

さらに、ESGを重視した経営体制の構築・ガバナンス体制強化、海外事業の立ち上げに向けて、MPower Partners創業パートナーの関美和氏が社外取締役に就任いたします。

株式会社ヘラルボニー 代表取締役 Co-CEO
松田崇弥、松田文登
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「MPower」という日本初のESG重視型グローバル・ベンチャーキャピタルファンドを株主として迎えることは「ヘラルボニー」が世界の共通言語を目指す意思表明です。私たちはこの世界を隔てる、先入観や常識という名のボーダーを超える。「異彩」を全世界に送り届け、福祉を起点に新たな文化をつくりだすのです。
そしてこの間、双子の兄弟は、岩手、東京、時には世界と連携しながら事業推進してきました。本リリースと共に、マネーフォワードIR責任者であった忍岡真理恵が「COO」に参画します。そして同時に、双子両者ともにヘラルボニーの代表に就任することを決定しました。元々「Co-CEO」のような存在ではありましたが、正式に「Co-CEO」として二人三脚でスピード感をもって事業成長を実現して参ります。血の通った一卵性の双子でさえ、意思決定や認識に感覚の違いが存在します、時には喧嘩することもあります。違いこそが多様性を支えるのです、違いこそが美しさなのです。
重度の知的障害を伴う自閉症の兄貴へ、ヘラルボニーを創業するチャンスをくれて、ありがとう!男三兄弟で、人生を賭けて証明していこう!

最高執行責任者COO 忍岡真理恵(Marie Oshioka)
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人が合わせなければいけない画一的な社会でなく、一人ひとりの個性や違いを受け入れる社会はきっと、賑やかで、豊かでパワーに溢れたものになるでしょう。私たちヘラルボニーは、まず事業として成長しより多くの方に新しい「障害」の捉え方を広げること、そして自分たち自身がパートナー企業の皆様と共に真にDE&Iのある企業のあり方を模索し発信していくことで、その社会の実現に貢献していきます。ヘラルボニーに寄せられる多くの応援、期待の声に精一杯お応えできるよう努めてまいります。

〈プロフィール〉
2009年経済産業省入省、同年司法試験合格。在任中は民法(契約法)等の改正に従事し、留学を経てマッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社で事業戦略などに携わる。その後、株式会社マネーフォワードにて事業開発、社長室長、IR責任者を務める傍ら同社のESGやダイバーシティ活動を推進。2023年秋より「異彩を、放て。」のミッションに惹かれ株式会社ヘラルボニーに入社、経営企画室長。米国ペンシルベニア大学ウォートン校MBA(経営学修士)修了。プライベートでは一児の男子の母。

社外取締役 関美和(Miwa Seki)
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ヘラルボニーの皆さんや作家の皆さんと共に世界中の異彩に宿る価値を最大化できる可能性にワクワクしています。チームヘラルボニーの一員としてこれまでにない社会のあり方を提示しながら同時に、持続的な事業成長を実現し、企業価値を拡大させていけるよう努力してまいります。


〈プロフィール〉
翻訳家/ エムパワー・パートナーズ・ファンド ゼネラル・パートナー 慶応義塾大学文学部、法学部卒業。電通、スミス・バーニーを経て米ハーバード・ビジネス・スクールでMBA(経営学修士)を取得。米モルガン・スタンレー投資銀行を経て、米クレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長。退職後『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』(日経BP)など数々のヒット書籍の翻訳を手がける。ESGを重視するベンチャーキャピタルファンド「MPower Partners Fund」を設立。

各投資家からのコメント


・MPower Partners Fund
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/39365/243/39365-243-8c242252aee15ab5b21f5e40686ecbc2-866x532.png ]

MPower Partners Fund は日本初のESG重視型ベンチャーキャピタルファンドとして、これまでにない斬新な手法で社会課題を解決するスタートアップに投資しています。このたび持続的な収益成長と社会課題解決の両立を目指すヘラルボニー社と共に、インクルーシブな社会の実現に向けてパートナーシップを組めることを大変光栄に思います。これからの海外展開とアカウント事業のさらなる拡大に伴走し、世界に通用するブランド構築の支援に努力してまいります。

・鎌倉投信
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「知的障害。その、ひとくくりの言葉の中にも、無数の個性がある。
『普通』じゃない、ということ。それは同時に、可能性。
僕らは、この世界を隔てる、先入観や常識という名のボーダーを超える。」

ヘラルボニーが語るミッションの実現に強く共感し、鎌倉投信全員で応援します。
ヘラルボニーの挑戦が、障害のある作家の個性的なアート作品を世の中に広げ、偏見や差別のない社会の実現に向けた意識の変容を生むだけではなく、新たなファッションブランド領域として世界へ広がることを期待しています。多種多様な異彩を放つ人達が、福祉に頼ることなく、経済のど真ん中で活躍する世界を実現させましょう!

■出資会社概要
・MPower Partners Fund
MPower Partners Fundは、ESG重視型のグローバル・ベンチャー・キャピタル・ファンドです。スタートアップがESG( 環境、社会、ガバナンス)の視点を戦略に取り入れれば持続的な成長と社会・環境への好影響が生まれるという信念のもと、豊富な経験と専門知識を有するメンバーが社会的課題の解決に挑む起業家を支援し、より多くのイノベーションが生まれる未来を実現します。

会社名:MPower Partners Fund
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
代表者:キャシー松井、村上 由美子、関 美和
ファンドHP:https://www.mpower-partners.com

・鎌倉投信株式会社
人が様々な出会いや多くの人々との関係の中で成長するように、スタートアップが多様な企業との関係を築きながら「いい会社」へと発展できるよう育む投資事業組合、それが「創発の莟」です。
会社名:鎌倉投信株式会社
所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下四丁目5-9
代表者:代表取締役社長 鎌田 恭幸
公式サイト:https://www.kamakuraim.jp

【株式会社ヘラルボニー概要】
ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニーです。国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開しています。支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながらプロジェクトを進行し、正当なロイヤリティを支払う仕組みを構築しています。ライフスタイルブランド「HERALBONY」のほか、商品や空間の企画プロデュース、取り組みを正しく届けるクリエイティブ制作や社員研修プログラムなどを通じて企業のDE&I推進に伴走するアカウント事業、あたらしい"常識"に挑戦する盛岡のアートギャラリー「HERALBONY GALLERY」の運営を行うアート事業など、多角的に事業を展開。さまざまな形で「異彩」を社会に送り届けることで、「障害」のイメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指しています。

会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
所在地:岩手県盛岡市開運橋通2-38
代表者:松田 崇弥、松田 文登

・コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp
・オンラインストア:https://store.heralbony.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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