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TBM、知財活用ベンチャーとして「知財功労賞 経済産業大臣表彰」を受賞

(PR TIMES) 2022年04月11日(月)20時15分配信 PR TIMES

〜LIMEXのグローバル展開における知的財産活用の取り組みを評価〜

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山崎敦義、以下TBM)は、経済産業省 特許庁が表彰する令和4年度「知財功労賞」において、知財活用ベンチャーとして「経済産業大臣表彰」を受賞いたしました。
経済産業省 特許庁では、毎年、知的財産権制度の発展及び普及・啓発に貢献のあった個人に対して「知的財産権制度関係功労者表彰」、また、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業等に対して「知的財産権制度活用優良企業等表彰」として、経済産業大臣表彰及び特許庁長官表彰を行っています。両表彰を合わせて、「知財功労賞」と総称しています。

TBMは、「進みたい未来へ、橋を架ける」をミッションに、日本発の技術・価値観・仕組みによる「サステナビリティ革命の実現」に挑戦しています。石灰石を主原料とする新素材「LIMEX(ライメックス)」など環境配慮型の素材・製品の開発では、知財面と連携した体制を構築しています。また、世界40ヵ国以上で特許を取得し、技術輸出を通じたグローバルでの事業拡大に向けて、既存設備を活用したファブレスによる海外生産を開始しています。このような知的財産を活用した取り組みが評価され、この度の受賞に至りました。

今後もTBMは、持続可能な社会の実現に向けて、国内外での更なる事業成長に資する知財体制の強化に取り組んで参ります。
[画像: https://prtimes.jp/i/16815/241/resize/d16815-241-9670870c3658c3bbc32c-0.png ]


■ 受賞のポイント


経営管理部の一機能として知財機能を有しており、経営方針に沿った戦略的な知財対応を可能としている。さらに、週次で開催されるテクノロジーセンター全員が出席する技術討論会に知財担当が出席し、開発状況の進捗把握と共に、適宜、開発テーマに対する知財面でのアドバイス、サポート(発明発掘を含む)が出来る体制を構築している。
中期戦略として、海外事業の要となる技術輸出に対応すべく、市場(日本、米国、欧州、中国、インド)及びライセンス契約想定先を考慮の上、重点的に特許・商標出願&権利化を行う方針としている(なお、基本特許は40カ国で権利化している)。
メインブランド「LIMEX」のグローバルでのブランド力向上及びグローバルでの商標ライセンスビジネスによる収益確保の観点で、海外26か国に93件の商標権を保有するなど、ブランド戦略にも注力している。



■ LIMEX(ライメックス)とは 
LIMEXは、炭酸カルシウム等、無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。LIMEXは8,000以上の企業や自治体にて採用されており、世界40ヵ国以上で特許を取得、COPやG20の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源等枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。また、ライフサイクルアセスメント(LCA)という科学的分析手法を用いて、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでのライフサイクルにおける環境影響を算定し、素材開発に活用しています。

<石灰石について>
LIMEXの主原料である石灰石は地球上に豊富に存在し、資源輸入国である日本においても自給自足が可能な資源です。そのため原油価格の変動に左右される石油由来プラスチック等と比較して、安定した価格での原料調達が可能であり、その供給面においても安定性を有しています。さらに、石灰石は環境保全性において、石油由来プラスチックと比較して、原材料調達段階のCO2排出量を約50分の1に抑えることができ、焼却時のCO2排出量を約58%削減できます。

<リサイクルについて>
LIMEXは、無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアルのJSA規格(JSA-S1008)の対象素材であり、LIMEXの主要構成素材である無機物と熱可塑性樹脂を分離することなく再生利用が可能であるため、単一素材で設計された製品と同様、再資源化の可能性が担保されています。これまでに事業者や消費者、自治体と連携し、既存のリサイクル設備を活用したLIMEXのマテリアルリサイクルの取り組みを数多く実施しています。

■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山崎 敦義
本社 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011 年
資本金 : 234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/


2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40ヵ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
2015年 宮城県白石市に年産6,000トンのLIMEX を製造する第一プラントを建設
2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
2019年 軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
2019年 中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
2019年 代表取締役 CEOの山崎敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞
2020年 使用済みプラスチックなどの再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
2020年 実質100%再生可能エネルギーの電力を第一プラントに導入
2020年 BtoC 向けのEC事業「ZAIMA」を開始
2021年 宮城県多賀城市に年間23,000トンのLIMEXを製造する第二プラントを建設
2021年 韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
2021年 神奈川県横須賀市で国内最大級のリサイクルプラントのプロジェクトを始動
2021年 自社製造拠点(第一プラント、第二プラント)で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換

*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

プレスリリース提供:PR TIMES

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