プレスリリース
成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水雄一郎 以下、フォースタートアップス)は、継続的に国内スタートアップ動向に関する調査を行い、当社サービスである「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」に調査結果を公開しています。今回は、2023年1月1日〜3月31日までを対象とした「国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2023年3月)」を発表いたします。
2023年3月に発表された資金調達の金額ランキング
※3月に発表された調達を基にしているため、2023年2月以前に資金調達が実施されたものも含まれます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32589/240/resize/d32589-240-99da7724dc9bff06d387-0.png ]
1位のVPP Japanは新電力を手がけるアイ・グリッド・ソリューションズの子会社です。物流施設などの屋根上スペースを活用して太陽光発電設備を運用し、供給分の電気料金を受け取るモデルの事業を展開しています。施設の屋根に造られた発電設備は送電網につながっていない「オフグリッド」と呼ばれる形態で、電気は施設内で使用されます。調達はみずほ銀行をアレンジャーとする協調融資によるもの。地域金融機関も参加していて、調達をきっかけに全国各地へ太陽光発電設備を広めていくとのことです。
2位はシリーズDとして36億円を調達したファンズです。ANRIをリード投資家とする第三者割当増資の34億円と融資による2億円の合計額で、創業からの累計調達額は68億円となりました。同社が運営する「Funds」は個人がファンドを通じて企業に貸付投資ができるサービス。今後はIPO(新規株式公開)を目指すスタートアップを対象としたサポートを拡大する方針で、人材獲得やマーケティングなどを進めていくようです。
3位は30億円を調達したカミナシです。デスクワーク以外の業務に就く「ノンデスクワーカー」向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォームを手がけています。現場で使われていた紙の点検表などをデジタル化でき、発表によると店舗や工場、製造ラインなど7,000以上の現場で導入されています。今後は、従来の機能のアップグレードに加え、短期の時給労働者などを対象にした入退社手続きや給与情報通知などの機能も兼ね備えた「まるごと現場DX構想」を進めていくとのことです。
ユニラボが25億8,000万円の調達で4位に入りました。JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合をリード投資家とした第三者割当増資による調達と、デットファイナンスの組み合わせでの調達です。
5位となったOpen Streetは22億円を調達。こちらも、JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合がリード投資家となっています。
2023年 3月時点の年間資金調達ランキング
※3月までの資金調達額の合計。発表日ではなく、原則的に登記簿から取得した調達日を基にしています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/32589/240/resize/d32589-240-248ad4f0029d97419042-2.png ]
調達額が100億円を超えたのは2社となりました。1位は103億円を調達したVPP Japanで、スペースデブリ(宇宙ごみ)除去などに取り組むアストロスケールホールディングスが2位と続きます。
88億9,000万円で3位に入ったのはキャディです。板金や切削、製缶などの加工品の受発注プラットフォーム「CADDi MANUFACTURING 」などを展開しています。メーカーなどの要望に応じて、独自のテクノロジーを用いて品質・納期・価格が最も適合する加工会社を選んで委託できるようです。
新たにランク入りしたのは8社です。
九州大学発で、次世代有機EL材料の開発・製造を手掛けるKyuluxが17位、カメラと交換レンズのレンタル事業を展開するGOOPASSが19位に入りました。20位のOLTAは、期日前の債権を手数料を徴収して買い取る「ファクタリング」を手がけています。同社は入金待ちの請求書を買い取ります。手続きがオンラインで完結し、短期間で資金を供給することが出来ます。
ランクイン企業のピックアップニュース
テラドローン
テラドローン、新製品の3次元測量用ドローン「Terra Lidar X」のオンラインセミナーを開催のお知らせ
〜建設現場の人手不足や高齢化の課題解消を実現するための高精度レーザードローンの導入について〜
GOOPASS
2023年3月1日 こころに残る”トキ”のサブスク『GOOPASS株式会社』へ社名変更
新たなPurposeは「人生を彩ろう」
ゼロボード
ゼロボード、シンガポールのRIMM社とESGスコアリングソリューションで提携
〜 アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)官民投資フォーラムでMoUを締結 〜
OLTA
【クラウドファクタリング】OLTA、帯広信用金庫とクラウドファクタリング事業の共同提供を開始
〜金融機関との提携は全国に拡大!地域の中小企業・個人事業主様の資金繰りをサポート〜
パワーエックス
パワーエックス、アンカー・シップ・パートナーズ株式会社との包括的業務提携契約の締結を発表
『STARTUP DB ENTERPRISE』参画パートナー企業申し込み受付中
『STARTUP DB ENTERPRISE』とは?
スタートアップエコシステムにおける事業会社や投資家などのエコシステムビルダーの皆様と、国内スタートアップ、それぞれが信頼のできるパートナーとのアライアンス機会の創造をサポートする機能です。また、成長産業に特化した情報プラットフォーム『STARTUP DB』のさまざまな機能をアップグレードしてご利用いただけます。
https://is.gd/KV69Xw
【調査概要】
タイトル:「国内スタートアップ資金調達金額ランキング」
・調査期間:2023年1月1日〜3月31日まで(2023年4月6日時点)
・レポート記事:STARTUP DB(https://startup-db.com/magazine/category/research/funding-ranking-202303)
・調査機関(調査主体):フォースタートアップス株式会社(自社調査)
・調査対象 :当社サービス『STARTUP DB』が取得した登記簿謄本、プレスリリース、ニュース情報に記載している情報
・有効回答数(サンプル数) :17,000社
・調査方法(集計方法、算出方法) :期間内のデータを集計
※当社が取得した登記簿謄本に記載している情報を元に参考値として算出しておりますが、当社は、本情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではなく、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。
STARTUP DB(スタートアップデータベース)について
国内最大級の成長産業領域に特化した情報プラットフォームです。企業データベースは、17,000社以上の日本のベンチャー・スタートアップ企業の情報を保有するとともに、起業家・投資家、エコシステムビルダーの方々累計100名以上のインタビューコンテンツをリリースしています。2019年6月24日より、英語版リリース。また、世界最大級のベンチャー企業データベース「Crunchbase」とデータ連携し、日本企業の情報を海外のプロフェッショナルに届けることで、国内の成長産業領域市場の発展に貢献しています。
https://startup-db.com/
【フォースタートアップス株式会社 概要】
社名:フォースタートアップス株式会社
代表者:代表取締役社長 志水 雄一郎
設立:2016年9月1日
事業内容:成長産業支援事業
証券コード:7089(東証グロース市場上場)
所在地:東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー36F
https://forstartups.com/
フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ 」というミッションを掲げ、「for Startups」というビジョンのもと、インターネット/IoTセクターをはじめ、ディープテック等リアルビジネス領域も含めた起業支援と転職支援を中核とした成長産業支援事業を推進。国内有力ベンチャーキャピタルと連携したスタートアップ・ベンチャー企業への戦略的資金支援や、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」の運用、及び、大企業や行政との共創モデルによる産業エコシステム強化にも取り組んでいます。今後もミッション・ビジョンとともに、日本の成長・発展に貢献してまいります。
採用情報については、 当社の採用ページをご確認ください。
https://www.forstartups.com/careers
プレスリリース提供:PR TIMES