プレスリリース
〜国内外でニーズ高まる社会インフラの点検事業を強化〜
Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表者:代表取締役 徳重 徹、以下 Terra Drone)は、このたびグループ会社Terra Inspectioneering(本社:オランダ)の株式を100%取得し、完全子会社化いたしました。
Terra Inspectioneeringは、UTドローン(非破壊検査向けの超音波検査機能を搭載したドローン)の開発および、石油、ガス系貯蔵タンクの点検サービスを提供する会社です。同社はTerra Droneが2019年7月にオランダのドローン点検サービスを提供するRoNik Inspectioneering B.Vに出資した後、社名変更しています。
[画像: https://prtimes.jp/i/20194/238/resize/d20194-238-58aebcb49935512c4a84-0.png ]
Terra Inspectioneeringは欧州の大手石油、ガス会社を中心に累計500件以上のプロジェクトを実施しており、日本国内でも煙突、焼却炉、ボイラー等の内部点検の実績を重ねてきました。同社の板厚検査で使用する機体は特許を取得しております。機体には接触触媒(カプラントジェル)のディスペンサーが搭載されており、飛行中でも探触子にカプラントジェルの供給が可能なため、従来の手法よりも効率的に検査を進められるのが特徴です。
非破壊で測定できる超音波による板厚検査は、従来、高所作業に必要とされていた仮設足場の組み立てや撤去にかかる時間を削減できるのがメリットです。これにより検査期間が40〜60%短縮されることから、点検コストカット、検査中の施設稼働停止による機会損失の削減も実現できます。点検作業でのドローン活用は、点検にかかる時間やコストの削減、作業員の安全性を確保できることから、近年、国内外で注目を集めています。特に人口減少と高齢化が進む日本では、橋梁やダムなどの社会インフラの点検作業員の不足やノウハウの継承が懸念されていることから、ドローンによる板厚検査のニーズが高まりを見せています。点検事業での先端技術の活用は、点検作業の効率化と安全性の向上に貢献できる成長分野と言えます。
TerraDroneは、世界で活躍できる技術力と実績を兼ね備えたTerra Inspectioneeringの完全子会社化を機に、国内外の点検事業における社会的課題の解決と、ドローン市場での競合優位性の向上を進めてまいります。
■Terra Drone株式会社について
2016年に創業。東京本社含め、全国に拠点を構え、海外においても欧州・東南アジアを中心に事業展開する、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。 世界的なドローン市場調査機関のDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世 界ランキング2021」において、産業用ドローンサービス企業として世界2位に選ばれ、2021年2月にシリーズAで15.1億円を調達した。
測量分野では大手ゼネコン・建設コンサルからの案件を中心に、世界でもトップクラスとなる2,000件以上のドローン測量/点検実績がある。現在、国内導入実績No.1の「Terra Lidar (特許取得済)」の新型モデル「Terra Lidar One」を発売。
点検分野ではINPEXと事業構想「INPEX‐Terra Drone Intelligent Drone構想」を立ち上げ、DXを推進している。また、同業界向けに特許取得済みのUT(超音波探傷検査)ドローンを用いた検査技術も導入している。
運航管理分野では、大阪・関西万博の公募に対し、三井物産株式会社、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、朝日航洋株式会社と共同で「エアモビリティ統合運航管理プラットフォーム事業」に事業採択。 また、ドローン・空飛ぶクルマ社会の実現において必須の運航管理プラットフォームである「Terra UTM」の開発を行っている。
■本件に関する問い合わせ
Terra Drone株式会社 広報 宮本
電話 : 03-6419-7193
メール: pr@terra-drone.co.jp
HP : http://www.terra-drone.net
プレスリリース提供:PR TIMES