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カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC ART LAB)

【光村推古書院】クリエイター必携の一冊!レトロデザインがぎっしり詰まったデザイン集『開化図案 文明開化にはじまる商業デザイン』が発売。

(PR TIMES) 2022年01月20日(木)11時45分配信 PR TIMES

レトロデザインの大人気デザイン集『浪漫図案』『モダン図案』に続く第三弾

光村推古書院(京都府 京都市)は、デザイン集『開化図案 文明開化にはじまる商業デザイン』を発売します。江戸末期から昭和初期にかけて、西洋のデザインを参考にしながら手掛けられたパッケージやラベルなどのデザインをきっしり掲載。書体や飾り罫、色調など貴重なデザインソースになる、クリエイター必携の一冊。※光村推古書院はCCCアートラボグループの出版社ブランドです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/58854/234/resize/d58854-234-4de9806665d647456ba7-7.jpg ]



『開化図案──文明開化にはじまる商業デザイン』

文明開化の足音高く、西洋の文化を貪欲に吸収し、近代化を急いだ日本。
西洋のデザインを参考にしながら、日本らしさを伝える輸出品のパッケージやラベル、またビールやタバコなど「ハイカラ」な商品を彩るパッケージなどが、当時の日本の商業や生活を盛り上げました。
そうした江戸時代末期から昭和初期にかけてのパッケージやラベルの数々をおさめた、『開化図案 文明開化にはじまる商業デザイン』を発売いたします。人気のレトロデザイン集『浪漫図案』『モダン図案』に続くシリーズ第三弾です。

クリエイターにとっては書体や飾り罫、色調などすべてがデザインソースになる一冊。また、章ごとの解説文には、当時の時代背景なども記され、読み物としても楽しめます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/58854/234/resize/d58854-234-63bf27dde95f9dea99a1-4.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/58854/234/resize/d58854-234-3256c8b81ce8178e5102-2.jpg ]



[画像4: https://prtimes.jp/i/58854/234/resize/d58854-234-aea425a5bde4754b0319-1.jpg ]

目次
第1章 お茶と生糸
第2章 外国商館
第3章 麦酒
第4章 民営煙草
第5章 繊維類

※キービジュアル画像クレジット:左上から時計回りで、「反物ラベル/東京大濱商店」「ラベル/林屋須東辨次郎」「ラベル/イシカワ貿易商」「西陣改良ネールのラベル/浅井織製場」「ラベル/下野佐野 S.YINO」「舶来毛糸のポスター/吉川豊助」「正紺巾尺請合のラベル/瀬尾國太郎」「商館ラベル/コンス商会(英国)」「コットンフランネルのラベル/前田義夫」


編者プロフィール

佐野宏明(さの・ひろあき)

1960年兵庫県篠山市生まれ。1983年姫路工業大学卒業後、電機メーカー勤務。1990年頃から商業美術に興味を持ち、広告資料、ラベル、パッケージ等を蒐集。2014年「浪漫図案-明治・大正・昭和の商業デザイン-」展(大阪くらしの今昔館)を開催。編著に、2010年『浪漫図案』、2019年『モダン図案』(どちらも光村推古書院)。


各章解説

第1章 お茶と生糸
安政6 年(1859)に日本が開国されると、良質な「お茶」や「生糸」が日本で手に入ることが分かり、多くの外国商社が横浜に進出してきた。品物は主に外国商社(商館)を経由して輸出され、幕末から明治中期に掛けて輸出額の1 位は常に生糸で、2位はお茶であった。
この章では、お茶を入れた茶箱に貼られた「蘭字」と呼ばれる大型のラベルをはじめ、生糸の商標ラベルなどを紹介する。

第2章 外国商館
明治維新後、横浜と神戸が日本の東西の貿易の中心地として大いに発展し、港には「居留地」が造成された。「居留地」には外国商人たちの商館が立ち並び、商品とともに商館名をあしらったラベルが流通。この章で取り上げたラベルの図案は、日本の伝統的なものを題材としたものが多く、極東の地に赴いた外国商人のパワーを今に伝えている。

第3章 麦酒
明治の初めに横浜の山手居留地で始まったといわれる日本のビール醸造。当初は外国人向けものであったが、やがて新しいもの好きの日本人にも飲まれるようになった。日本人で初めてビールを醸造販売した「渋谷ビール」に始まり、現在にもその流れが続く「サッポロ」「ヱビス」「キリン」「アサヒ」といった大資本のビール会社にいたるまで、様々な醸造会社を取り上げ、ビールのラベルや、明治から昭和初めにかけてのビールのポスターや新聞広告などを掲載。

第4章 民営煙草
南蛮貿易により日本に伝わった「tabaco」。江戸時代には細かく刻んだ煙草をキセルで吸う文化が根付いたが、開国後は海外から紙巻煙草が伝わり、明治5年には最初の国産紙巻煙草も生まれた。以来煙草産業は民間主導で活況を呈していたが、明治37 年(1904)に専売法が施行され、国営化された。以降煙草の製造販売は「専売局」に引き継がれることとなる。
この章では、明治以降に普及し専売局になるまでの、紙巻煙草の包装デザインを中心に紹介する。

第5章 繊維類
開国以後、舶来品の攻勢により、国内の繊維産業や服飾文化は大きな影響を受け、特に国内の伝統的な産地は苦境に立たされた。しかしその後の様々な取り組みにより、明治30 年代には綿製品の輸出額がそれまで一位の生糸と肩を並べるまでに成長する。ここで紹介するラベルは主に反物に貼付されていたもの。人物や動物をメインモチーフとし、その周囲を花木で装飾した秀逸なデザインが多く、当時の商業デザインのトレンドをうかがい知ることができる。


書誌情報


[画像5: https://prtimes.jp/i/58854/234/resize/d58854-234-8949240037d8120d3338-0.jpg ]



開化図案──文明開化にはじまる商業デザイン
編|佐野宏明
体裁|B5変 並製本 172ページ
定価|2800円+税
ISBN|978-4-8381-0617-2


光村推古書院

明治20年、錦絵(木版多色刷絵)の版元として屋号・本田雲錦堂という名称で創業。美術を専門とする出版社として、画集・図案集などを手がけてきました。近年では、美術関連の書籍だけではなく、写真集、京都に関する出版物などを多く発行しています。
http://www.mitsumura-suiko.co.jp/



CCCアートラボ

私たちは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中でアートに関する事業を行う企画集団です。「アートがある生活の提案」を通じてアートを身近にし、誰かの人生をよりハッピーにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、専門的なアプローチで企画提案を行います。
https://www.ccc-artlab.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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